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Ibanez S420 レビュー【薄くて軽い。弾きやすさが際立つエレキギター】

Ibanez S420

 

今回は、私が使っているIbanezのギターS420をレビューします。

S420は、Ibanezのラインナップの中でも「Sシリーズ」に分類されるギターです。

 

S420自体は既に生産終了していますが、Sシリーズの雰囲気は伝わると思います。

IbanezのSシリーズが気になっている方はぜひご覧ください。

 

ボディが薄くて軽い

Ibanez S420の薄いボディ

 

S420のボディはとても薄くて軽いように感じます。これによって、弾いているときの疲労感が少ないです。

S420以降にもっと値の張るギターを購入した後も、疲れにくいという理由からS420もよく使っています。

その点でいえば、実は女性や子供に向いているギターと言えるかもしれません。

 

マットな質感

S420のボディは木のぬくもりが感じられるほとんど光沢のないマットな手触りになっています。

これはSシリーズだからというわけではなく、S420に固有の特徴です。

実はS420を選んだ理由の一つはこの質感でした。

 

私はこのギターを2012年から使っており、体に当たる部分が服との摩擦でつやつやして自然な光沢を放つようになりました。

それがこれまでギターとともに過ごしてきた時間を感じさせて、そういった変化もまた個人的に楽しめているポイントの一つです。

 

フロイドローズタイプのブリッジ

Ibanez S420に搭載されたフロイドローズタイプのブリッジ

 

S420のブリッジはフロイドローズタイプになっています。

MEMO

この手のユニットは一般にフロイドローズと呼ばれることがありますが、フロイドローズというのは厳密には商標登録されたある特定のトレモロユニットを指します。
しかしここでは簡単のために、S420に用いられているフロイドローズ式のユニットを簡単にフロイドローズと呼ぶことにします。

ここで、フロイドローズのメリットとデメリットを僕なりに簡単に挙げてみます。

長所

  • 見た目がカッコいい
  • 深いアーミングによって独特な演奏が出来る
  • 一度チューニングしてしまえばチューニングがズレにくい

短所

  • 一般的なタイプのブリッジに比べて一番初めのチューニングが面倒くさい
  • そのことと他のいくつかの理由によって弦交換も非常に面倒くさい

 

S420は私の一本目のギターでした。初心者の私にとってフロイドローズの扱いはとても難しく、当初はチューニングや弦交換の際に非常に困りました。

扱いに慣れた今でも面倒なのは変わりません。

S420のレビューとして一つ言えることは、フロイドローズが採用されているので使用に際しては当然そのメリット・デメリットが伴うということです。

フロイドローズでしか出来ないようなアーミングをしないなら、フロイドローズが搭載されているギターをわざわざ選ぶ必要はないと思います。

 

ピックアップとコントロール

Ibanez S420のボディ面

 

S420のハードウェア関係の仕様は次の通りです。

  • ピックアップ配列はHH
  • ヴォリューム×1
  • トーン×1
  • ピックアップセレクタ5段階

 

Ibanezのピックアップ配列と言えばHSHが多いイメージがありますが、S420の配列はHHです。

搭載されているピックアップは、フロントが「INF1」、リアが「INF2」というモデルです。

ヴォリュームとトーンのツマミが一つずつついています。ツマミの回転はやや重い感じがしました。

 

現在はリアピックアップの「INF2」をDimarzioの「TONE ZONE」に交換しています。

Ibanezの上位機種に使われていたというのが、TONE ZONEを選んだ理由です。

DimarzioのピックアップTone Zone

リアピックアップの配線IbaenzのピックアップをDimarzio製に交換する手順

 

シールド挿入口が狭い

S420はシールドを挿す部分が一般的にギターに比べて狭いです。

私が持っているRELAY G10というワイヤレスシステムのトランスミッターが奥まで挿せませんでした。

ただし、シールドは普通に挿せるのでご安心ください。

LINE6 RELAY G10LINE6 RELAY G10 レビュー【音質劣化・遅延なしのワイヤレスシステム】

 

薄いネック

Ibanez S420の薄いネック

 

S420のネックは他のギターに比べて明らかに薄いです。これは、Ibanezのギター全体に言える特長でもあります。

私にとってはこのギターが最初の一本なせいか、この薄いネックが弾きにくいとは特に思いません。

 

ネックの質・握りやすさについては、素人が扱う分には十分なクオリティだと思います。

以前友人が所有する1万円程度の格安ギターを弾かせてもらったことがあるのですが、そのギターのネックは全体的な仕上がりがあまりにも雑で驚いたことがあります。

まるで円柱状の木材を半分にカットしたような感じでした。

いくら安いとはいっても流石にひどすぎて、とても長くは使えないシロモノだと思いました。

その点、S420のネックは十分実用に耐えるもので、長く使い続けられるレベルです。

 

ナットとヘッド

Ibanez S420のヘッド

 

ナット部分はフロイドローズに合わせて、3本のロックナットで固定するタイプになっています。

これを六角レンチでしっかり締めると、チューニングがすこぶる安定します。

ただしチューニングの際にロックナットをいちいち緩めなければならないのが面倒で、なくす心配もあります。

 

ヘッドの形状はIbanezの一般的なものになっており、ロゴのデザインも含めてカッコいいシェイプだと思います。

トラスロッドの調整はヘッドの付け根から行うタイプです。ネックを外す必要はありません。

写真ではトラスロッドへアクセスする穴のカバーは外してあります。
(調整の度に外すのが面倒なので)

 

音質面

Ibanezのギターはメタル系のアーティストによく使われているので当然と言えば当然ですが、メタル系のサウンドとの相性はバッチリです。

僕はもともとメタルに興味を持ってギターを始めたので、サウンドの点でもS420には満足しています。

深いディストーションサウンドでパワーコードをジャーンと鳴らすと、歪の粒の集団にタイトな締まりを感じます。

ミュートでザクザク刻んだときの音もとても好みです。

 

おわりに

以上、私が使っているIbanezのS420のレビューでした。

 

S420の大きな特徴をまとめると次の通りです。

  1. 軽いため弾いていて疲れにくい
  2. メタル系のサウンドとの相性がよい
  3. フロイドローズの扱いがとても面倒くさい

 

フロイドローズの面倒な点を除けば、このギターは6年間使い続けてもまだまだ実用に耐えるもので、上の価格帯のギターも所有するようになった今でも現役でバリバリ使っています。

「6万円でこれだけ使えるギターが買えるんだ」という発見は私にとってちょっとした発見でした。

 

IbanezのSシリーズが気になっている方の参考になれば幸いです。

 

S420 メンテナンスまとめ

以下の記事では、Ibanez S420のメンテナンス方法をまとめています。

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下記の記事ではフロイドローズ特有の問題と対策についてまとめています。

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