今回は、ブラジルのメタルバンドANGRA(アングラ)のおすすめ曲を、アルバムごとに紹介します。
ANGRAはメタルの中でもメロディックスピードメタル(メロスピ)に分類されます。
Helloween、Dragonforce、Sonata Arcticaあたりが好きな人はANGRAもきっと気に入るでしょう。
この記事は特に、これからANGRAを聴き始める方の参考になると思います。
目次
Angels Cry
「Angels Cry」はANGRAの1stアルバム。
本作にはANGRAのアンセムと言っても過言ではない不朽の名曲Carry Onが収録されています。
ANGRAを聴くなら、まずはCarry Onから入りましょう。これが全ての始まりです。
これはメロディックスピードメタルのお手本のような曲で、美しいメロディーと気持ちいい疾走感が絶妙にミックスされています。
歌詞も勇気を奮い起こす内容で、個人的にとても気に入っています。
TimeはCarry Onとは毛色が違うのですが、こちらも良い曲なのでぜひ聴いてください。
- Carry On(必聴)
- Time
Holy Land
「Holy Land」はANGRAの2ndアルバム。
全体的に民族音楽的な雰囲気が濃厚で、それがメタルサウンドとうまく融合している面白いコンセプトアルバムです。
Nothing to Sayは前作でいうところのCarry Onのようなリード曲です。本作ではまずこれをチェック。
Z.I.T.Oも疾走感があってカッコいいです。
本作に関しては他にも、Slience And Distance、Carolina IV、Make Believeといった曲も気に入っているのですが、まず初めに聴く曲としては上の2曲を挙げるだけに留めておきます。
ANGRAが気に入ったらこれらの曲も是非聴いてみてください。
- Nothing to Say
- Z.I.T.O
Fireworks
「Fireworks」はANGRAの3rdアルバム。
Carry OnやNothing to Sayのようなリード曲がないのが残念ですが、個人的にGentle Changeはかなり気に入っており、おすすめです。
疾走曲ではなく落ち着いた感じの曲で、哀愁を含んだメロディーと緩急があって好きです。
- Gentle Change
REBIRTH
「REBIRTH」はANGRAの4thアルバム。
このアルバムから、ヴォーカルがアンドレ・マトスからエドゥ・ファラスキに変わりました。
エドゥは僕が最も好きなメタルヴォーカリストです。他にもマイケル・キスクやファビオ・リオーネも好きですが、それでもやっぱりエドゥが一番です。
Nova Eraはまさに第二のCarry Onと呼ぶに相応しい、メロディックスピードメタルの王道を行く名曲です。
ただただカッコいいです。絶対に聴いてほしいです。
本作REBIRTHは捨て曲なしの名盤で、正直全部聴いてほしいところです。
しかしそれではおすすめにならないので、Millennium SunとRunning Aloneを挙げておきます。
どちらもNova Eraとは違った良さのある曲です。
- Nova Era
- Millennium Sun
- Running Alone
Hunters and Pray
「Hunters and Pray」はANGRAのミニアルバムです。
ミニアルバムだからといって侮るなかれ。
ANGRAの中でも特にお気に入りの曲が二曲も入っています。
Live and LearnはCarry OnやNova Eraに並ぶメロスピ全開の疾走曲です。聴くたびにテンション爆上がりします。
Bleeding Heartは逆にじっくり聴かせるバラードです。ANGRAのバラードの中では一、二位を争うくらい好きです。
疾走曲だけでなく、こういう曲も作れてしまうのがANGRAのすごいところです。
- Live and Learn
- Bleeding Heart
Temple of Shadows
「Temple of Shadows」はANGRAの5thアルバム。
このアルバムがとんでもない作品で、ジャンル関係なく一番好きなアルバムを挙げろと言われたら僕はこれを挙げます。それくらいすごいです。
まずCarry OnやNova Eraに並ぶ、最高の疾走感を持ったリード曲Spread Your Fireは、メロスピ好きにはたまらない名曲。
このアルバムは十字軍をテーマとしたコンセプト・アルバムで、全体的に暗く悲しい雰囲気が漂っています。
そして、Spread your Fireはそのダークな世界観とメロスピの妙味が絶妙に絡みあい、とにかくもう素晴らしいの一言に尽きます。
捨て曲なし
本作も捨て曲がないので正直全部聞いてほしいのですが、Spread your Fireに次いで、Angels and DemonsとThe Shadow Hunter、Sprouts of Timeの3曲を聴くことをおすすめします。
Angels and DemonsもSpread your Fire同様、とてもカッコいい疾走曲で、これをリード曲にアルバムを作ってもいいくらいです。
The Shadow Hunterは疾走曲でもバラードでもないのですが、全体に漂う不思議な雰囲気が好きです。
Sprouts of Timeの開幕の部分は鳥肌が立つほど独特な世界観があり、コーラス(サビ)の壮大なメロディーも大好きです。
- Spread your Fire(最高の疾走曲)
- Angels and Demons
- The Shadow Hunter
- Sprouts of Time
Aurora Consurgens
「Aurora Consurgens」はANGRAの6thアルバム。
アルバム全体としてはやや印象が薄いのですが、The Voice Commanding Youは疾走感があって普通にカッコいいです。
- The Voice Commanding You
AQUA
「AQUA」はANGRAの7thアルバム。
だんだん音楽性が変わっていき、Carry Onのような曲はありません。
それでも、Spirit of The Airは5thアルバムのSprouts of Timeを彷彿させるような良曲です。
疾走曲ではないのですが、ぜひ聞いてほしいです。
- Spirits of The Air
SECRET GARDEN
「SECRET GARDEN」はANGRAの8thアルバム。
本作から再びヴォーカルが変わり、なんとRhapsody of Fireでヴォーカルを務めていたファビオ・リオーネが加入しました。
曲はというと、Black Hearted Soulが疾走曲としておすすめです。
ヴォーカルがファビオに変わったので、雰囲気はかなり違って新鮮です。
- Black Hearted Soul
OMNI
「OMNI」はANGRAの9thアルバム。
ヴォーカルは前作に引き続きファビオ・リオーネです。
リード曲であるLight of Transcendenceは待ってましたと言わんばかりの疾走曲。
珍しくちゃんとしたMVもあります。
ANGRA節×ファビオが好きなら間違いなく琴線に触れるはずの一曲です。
- Light of Transcendence
おわりに
以上、ANGRAをこれから聞き始める人にまずチェックしてほしい曲をアルバムごとに紹介しました。
長くなってしまったので、さらに厳選して疾走曲を4曲だけ挙げておきます。ここをスタート地点にすることで、ANGRAの一番美味しいところを味わえます。
- Carry On
- Nova Era
- Live and Learn
- Spread your Fire