2020年9月某日、札幌市内のライブハウスにてライブを観てきました。
具体的なライブハウスやイベント名は伏せますが、どういった状況だったかをレポートしたいと思います。
未だにコロナウイルス収束の気配は見えません。
ウイルスが全くなくなることはないので、数年は今のようなマスク生活が続くでしょう。
コロナ禍において真っ先に影響を受けたライブハウスですが、今では営業を再開しているところもあります。
入場者の制限とソーシャルディスタンス
客どうしの間隔、いわゆるソーシャルディスタンスを保つために、入場者の制限を行っています。
例えばキャパ200人であれば、半分の100人に制限するといった具合。
キャパ一杯まで入ると、ギュウギュウ詰めになってしまうので、こういった「間引き」が必要になっています。
客の一人としては、自分の周りに十分なスペースがある事自体は快適でした。ソールドアウトしたライブよりも、気持ちの面でゆっくり鑑賞できます。
ただ、アーティストとライブハウスの運営側から見ると、入場制限は厳しいものがあるでしょう。
当たり前に考えて、客を入れてなんぼですから、制限をすると売上がダイレクトに下がってしまいます。これは厳しいですね。
手のひらの消毒
入場前には手の消毒を徹底していました。
入場の際に、スタッフが客の一人ひとりに対してアルコールのスプレーを使います。
除菌用のアイテムにも費用がかかるので、今の状況だからこそ発生する運営の負担になっています。
非接触タイプの検温
消毒とセットで、客の検温を行います。基準値を超える体温だと入場できない仕組みです。
直接肌に触れない、非接触タイプの検温器を使っていました。
おでこや額に照準を合わせると体温が表示されるようです。
同じ時期に、ユニクロやGUでも同じ対策が行われていました。
声出し用のフェイスシールド
ライブを盛り上げるのには客の声出しが重要。
ただ、今の状況ではたとえマスクをしていたとしても、声出しは感染のリスクを高めます。
そこで、ライブハウス側(あるいはアーティスト?)でフェイスシールドを用意し、それを着用することで声出しOKというルールになっていました。
声出しをしないのであればシールドは必須ではありません。
今回参加したライブでは、無償でシールドが用意されていました。
やはり声を出してアーティストと一体となることが楽しみなので、僕は着用。
顔全体を覆うタイプではなく、口周りだけを覆う小さなタイプでした。こういうのもあるんですね。
対策を徹底しつつ営業している
コロナ禍が本格化してからライブに参加するのは、個人的には今回が初めてでした。
思ったのは、感染対策は徹底した上で営業しているなということです。
上記のように、あらゆるポイントに焦点を当てて、追加の費用をかけながらも対策を施しています。
ライブハウスやアーティストへの感謝
ライブが行われないと、ライブハウスやアーティストの活動が成り立ちませんし、僕たち客の方も楽しむことができません。
苦しい状況の中でもこういった形で営業・活動してくれているライブハウスやアーティストには感謝の気持ちでいっぱいです。
今回レポートするにあたって参加したライブは本当に久しぶりでした。
コロナ禍が本格化する直前に行ったきりなので、およそ半年ぶりです。
オンラインを利用したイベントも行われていますが、やはりリアルな体験には及ばないというのが正直なところ。なんと言っても生のライブが一番です。
コロナ禍が過ぎ去っていくにはまだまだ時間がかかるでしょう。それこそ、マスク無しの生活が当たり前になるのは数年後かもしれません。
また以前のようにライブを観られる日が来るのを心待ちにしています。