ネット上のレビューを参考にするときに僕が重要視するのは、その人がその商品を身銭を切って買ったのかどうかです。
給料でもお小遣いでも、自分のお金を使って買った人の意見でないと耳を傾けようとはどうしても思えません。
紋切り型のスペックについての情報なら公式サイトを見れば十分。
公式の情報以外にレビューをチェックするのは、実際に使った人の(できれば忖度なしの)声が聞きたいからです。
どんな商品にも良いところと悪いところはありますし、それを買うのが最適な人もいれば合わない人もいるでしょう。そういう判断に必要な情報は、身銭を切ったレビューの中にこそあると思っています。
僕はこうしてブログを運営している身であり、アフィリエイトやPRについての事情に多少は通じているつもりです。だからこそ、身銭を切った切らないへのこだわりが生まれるのかもしれません。
このブログにもAmazonアソシエイトをはじめとする、各種物販アフィリエイトリンクを貼らせてもらっています。そのリンクを通じて購入してもらえると、僕にキックバックが入る仕組みになっており、その収益がこのブログの原動力にもなっています。
通販サイトではなく、こういった個人ブログのレビュー記事というものは基本的に、(言ってしまえば)アフィリエイト収益のために存在するといっても過言ではないでしょう。(もちろん例外もあります)
当ブログでも多数のレビュー記事を書いていて、物販リンクが入れられる場合は、大体入れさせてもらっています。
もちろん、読者の不利益になるようなリンク紹介はしません。例えば「本当は買う価値がないと思っているけど、良い商品だということにして収益のためにリンク貼っちゃおう」みたいなことはしていません。
ちなみに、たまに「この商品を買ったんだけど、ダメだったから買わないほうがいい」という前置きのもとリンクを張っているケースはあります。
当ブログの記事を見てもらえば分かるのですが、実物の写真を掲載しています。つまりエアレビューではありません。
エアレビューというのは、手元にはないけどネット上で集めた情報だけで書かれたレビューのことです。
(まあそれが全て悪いとは言いませんが、そういうレビューの中のリンクを踏んで買おうとは僕は思いませんね)
読者のことを思うと、「僕は買ってないけど、僕の収益のためにみんなはアフィリンクを踏んで買ってね」ということはできません。これはちょっと都合が良すぎるなと。
それで月に数百万円儲かるならやるでしょう。でも実際には僕はそこまでのセンスがないので、小銭稼ぎのために不誠実にアフィリンクを踏ませることはしたくありません。
以前、お問合せフォームからレビューの依頼を受けたことが何回かあります。
ありがたい話ではあるのですが、全てお断りしました。今ではレビュー依頼自体受け付けていません。
というのも、依頼された商品(モノやソフト)って、僕の生活に全く必要ないものだからです。
レビューを書くとその商品がもらえたりレビュー料がもらえたりするのかもしれませんが、その行為ってなんだかちぐはぐな感じがしてしまいます。
そもそも僕にとっては必要ではない商品、しかも身銭を切って買ったわけでもないその商品を読者に紹介して僕は報酬を受け取る…。これは変でしょう。
依頼によって書かれたレビューにはその旨を記述する必要があり、「PR」や「提供してもらっています」みたいな文言が入ります。
ある程度リテラシーがある人でないと、レビュー記事がいわゆるPR記事がどうかなんて気にしないでしょうし、PR記事というものが存在すること自体知らない人も多いと思います。
確かに読者のほとんどは気にしないかもしれませんが、だとしてもやっぱり僕には何か違うなと。
かっこよさそうなことを書きましたが、所詮は弱小ブロガーのつぶやきにすぎません。頑張って書いているつもりではありますが、突出して有益な記事が書けているとも思いませんし。
上にも書いたように、もしも月に数十万、あるいは数百万もの利益になるなら、多少不誠実だとしても何でもやるでしょうね。
いずれにせよ、現実はそうではないので良心に従って、身銭を切って得た経験をもとにブログを書いていきたいと思います。