今回は無印良品のシステムデスクのレビューです。
公式では「デスク(システムタイプ)」と呼ばれていますが、ここでは簡単に「システムデスク」と呼ぶことにします。
無印のシステムデスクには幅120cmと150cmの2種類ありますが、今回レビューするのは120cmの方です。
自然な雰囲気のデスクを探していたところ、この商品に行き着きました。
オーク材の木目がキレイで、マットな質感のスチール製の脚も清潔感があって気に入っています。
一方、梱包材の量が多くその処分は大変でした。
無印のシステムデスクが気になっている方はぜひご覧ください。
レビューするデスクの基本情報
まずは今回レビューするシステムデスクの基本的な情報について、簡単にまとめておきます。
システムデスクは天板と脚が別々に売られていて、僕が購入した2019年9月11日時点の値段は次のとおりでした。
天板(120cm用) | 14,900円 |
脚(120cm用) | 7,490円 |
配送料 | 3,980円 |
計 | 26,370円 |
価格は税込みです。消費税が8%から10%に上がる直前のタイミングでした。
【商品リンク】システムデスク 天板 120cm
【商品リンク】システムデスク 脚 120cm
120cm用の天板と脚はそれぞれ11.2kgと7.65kg。
あわせると18.85kgになります。
組み立て後の寸法は次のとおり。
幅 | 120cm |
高さ | 72cm |
奥行き | 60cm |
無印のシステムデスクを選んだ理由
僕が無印のシステムデスク(120cm)を選んだ理由は、ざっくり書くと次の2つです。
- 見た目が好みだった
- ネットのレビューを見る限り、問題なく使えそうだった
- 25000円前後の値段は許容範囲
オーク材の美しさに惹かれた
このデスクを選んだ一番の理由は見た目でした。
天板がオーク材でてきており、木目がはっきりと見えます。
僕は実物を見ることはなくネットで画像を見ただけですが、とても好みな感じでした。
実物の写真は後ほど掲載します。
作りはしっかりしてそう
もう1つ求めていたのが、漠然としてはいますが、ある程度はしっかりした作りであること。
そこまで値段が高い机はいらないとしても、ガタつかず、長く満足して使えるものがほしいと思いました。
このシステムデスクをレビューしているブログは多く、それらを拝見する限り使用上問題はなさそうだと判断。
無印良品という有名なブランド製品なので、まさかとんでもない製品ではないだろうと思ったのも、選んだ理由の1つです。
一部グラつきや縁の処理に関するネガティブな声もありましたが、詳しくは後で書くとおり、実際に使ってみると問題はありませんでした。
値段はちょうどいい
値段が送料込みでも26370円だったので、僕にとって無理のない範囲でした。
10年以上使う家具と考えれば、決して高い買い物でもないと思います。
反対に、あまりにも安くて逆に怪しいとも思いませんでした。
良いところ
実際にシステムデスクを使ってみて感じた良いところは、大きく分けると次の4つです。
- オーク材は生で見てもやっぱり良かった
- グラつきなし
- 組み立てに場所は取るが、作業そのものは簡単
- 120cmタイプでもスペースは十分
オーク材はやっぱり良かった
システムデスクの購入理由の1つだったオーク材の天板は、実際に目にしてもやっぱり美しいと感じました。
自然な質感が写真でもよく分かると思います。
僕は落ち着いた雰囲気のデスクが良かったので、まず見た目の点では大正解でした。
表面は薄く塗装されているので、スベスベしていて気持ちいいです。
薄い紙を直接置いて書きものをするのも、もちろん問題なし。
見た目についてもう1つ書くと、スチール製の脚も落ち着いた質感でした。
金属製なのですが、表面がマット(サラサラ)な感じに塗装されています。
こちらも主張しすぎない自然な雰囲気なので、オーク材の天板との相性は良好です。
また、一部のレビューにあった「縁が尖りすぎている問題」についても、僕はそうは感じませんでした。
確かに超丁寧に処理されているかというと、そうとは言えません。
しかし普通に使っていて怪我をしたり、腕が痛かったりということはまずないです。
グラつきなし
当初懸念していたグラつきは、結局問題ありませんでした。
まず、脚の先にはアジャスターがついていて、これで高さを微妙に調整できます。
さらにデスクの上に重いものをいくつか置けば、それが重しになってぐらつきを押さえてくれます。
例えば僕はディスプレイ、2台のスピーカーなどを置いていることもあってグラつきは全くありません。
もちろんアジャスターだけでもぐらつきはほとんど無くなります。
なので、机がグラついて使い物にならないということはまずないと考えて差し支えないと思います。
組み立ては簡単
このシステムデスクは自分で組み立てるタイプですが、作業は簡単でした。
作業にはある程度広い場所が必要になりますが、そこをクリアすれば誰でも難なく組み立てられると思います。
最後に机をひっくり返すステップがあるのですが、よほど力の弱い人でない限り大丈夫です。
組み立ての様子については、記事の後半で詳しくご紹介します。
120cmタイプでもスペースは十分
システムデスクの幅が120cm、150cmの2種類あるということですが、僕は120cmでも十分でした。
もともと使っていた机が120cmよりも狭く、それでも特に問題はなかったからです。
幅に関わらず奥行きは60cmですが、これも思ったより狭くはありません。
僕は机上台と呼ばれる、キーボードを収納できる台を使っているので省スペースできています。
これならディスプレイもキーボードも置きつつ、ときにはノートを広げて書きものも可能。
ただ、普通にディスプレイ+キーボード+ノート等を直列で並べるのは60cmだと厳しいです。
奥行きに関しては、無印のシステムデスクを選ぶ際のポイントになると思います。
僕は60cmでも十分でしたが、人によっては狭すぎると感じるかもしれません。
奥行きが致命的なネックになる場合は、他の製品も検討した方がいいでしょう。
システムデスクの悪いところ
一方、悪いところというか、気になった点についても正直に書きたいと思います。
実際に組み立てて使ってみる中で気になったのは次の2点でした。
- 梱包材の量が尋常ではない
- 配線が目立つ
梱包材の量が多い
組み立ててから後片付けをして驚いたのは、廃棄することになる梱包材の量が凄まじいことです。
梱包にはダンボール、ビニールシート、発泡スチロールが大量に使われています。
デスクを組み立てるよりも、梱包材の処分の方が大変だとさえ感じました。
とはいっても、梱包材がふんだんに使われているおかげでデスク自体が傷つかないという大きなメリットがあります。
実際僕は天板も脚も傷一つない状態で使い始められました。
なので梱包材の量に関しては一概に悪いこととは言えません。
配線が目立つ
このデスクは脚4本で支えるタイプなので、どうしても配線は見えてしまいます。
僕はデスクの上に、
- ディスプレイ
- スピーカー2台
- キーボード
- マウス
- オーディオインタフェース
を置いているため、それらのケーブルが何本もぶら下がっているのが見えます。
このデメリットは事前にチェックしていたレビューでも目にしていました。
しかしこれにしても机で作業している分にはケーブルは見えないですし、配線そのものが何かの邪魔になるわけでもありません。
部屋の景観によほどこだわる人以外はそこまで気にしなくてもいいと思います。
組み立ての様子
ここからはシステムデスクの開封~組み立ての様子をご紹介します。
これから買う方には、組み立てのイメージを掴んでいただけると思います。
組立自体は30分くらいで終わりました。写真を撮りながらの作業だったので、テキパキ無駄なくやればもっと短い時間でもできると思います。
上に書いたとおり梱包材の量が尋常ではなく、その処分や掃除にも時間がかかります。
なので全体の時間として1時間はかかると考えた方がいいです。
手順1.脚から開封しておく
組立作業は天板を裏返して進めていくのですが、まずは脚のパーツを出して身軽にしておいた方がスムーズに進みます。
天板と脚は別な商品なので、当然ダンボールも分かれています。
まずは小さい方である脚から開封。
脚のダンボールには次の4つが入っています。
- 天板に固定するフレーム
- 脚×4
- ボルトなど、固定用パーツ一式
- 書類一式
ボルトなどの工具はこちら。
手順2.天板を裏返しにして置く
開封した脚は一度脇に避けておき、天板を裏返しに配置します。
やってみて気づいたのですが、開封する際は普通に真ん中のラインをカッターで開けるとラクに天板を取り出せます。
(僕は最初、側面から抜き出そうとして苦労しました)
裏返しに置いたら、脚を取り付ける準備は完了です。
ボルトとシールが見える方が裏です。
説明書では敷物を敷くようにと書かれていますが、梱包材の発泡スチロールを敷くだけで傷一つなく組み立てられました。
心配な方は別途柔らかくて広い布を敷くのもいいと思います。間違っても天板を床に直置きするのはやめましょう。
手順3.フレームを固定する
続いて、天板の裏面にフレームを固定します。
フレームには青いマークがついていて、こちら側を天板(つまり下)に向けます。
フレームを置きます。
手前のボルトの穴が3つ余っていますが、これはパーティション固定用の穴です。
今回はパーティションはないので、この穴は使いません。
付属するボルトのうち、長い方でフレームを固定します。
フレームを固定できるボルトは一種類しかないので迷うことはありません。
ここで注意なのが、全てのボルトを軽く締めたあとで、それぞれしっかり締めていくことです。
1つずつ最初から完全に締めてしまうと、歪み(ゆがみ)の原因になります。
これは組み立て一般に言える原則なので、初めて聞いたという方はぜひ覚えておいてください。
手順4.フレームに脚を取り付ける
続いて、フレームに4本の脚を取り付けていきます。
このとき使うパーツの順番は次の通り。
ボルト→スプリングワッシャー→普通のワッシャーの順番で使います。
付属の六角レンチは角度をつけて回せるタイプなので、天板側のボルトを締めるのも難しくありません。
2本といえども、一応「すべて軽く締めたあと、それぞれしっかり締める原則」で固定しました。
大した手間でもないので丁寧にやった方がいいと思います。
これを4本やれば組み立ては完了です。
手順5.デスクをひっくり返す
最後にデスクをひっくり返します。
説明書には必ず2人でやるようにと書いていますが、僕は1人でも十分ひっくり返せました。
重さが合計で18.85kgなので、よほど力が弱い人でない限り1人でもできると思います。
ただし、ひっくり返すときに脚や天板が何かにぶつかって傷まないように注意してください。
できるだけ広いスペースを確保して、安全にひっくり返すのをおすすめします。
手順6.グラつくならアジャスターを調整
ひっくり返して明らかにグラつく(ガタつく)ようなら、アジャスターで対処できます。
4本の脚の先にアジャスターがついていて、これを回すと高さを微妙に変えられます。
僕の場合は特に調整しなくてもほとんどガタつきはありませんでした。
あくまでガタつくときにはじめて調整すればOKです。
上に書いたように、デスクの上にモノを置くとそれが重しの役割を果たし、グラつきにくくなります。
無印良品のシステムデスクまとめ
以上、無印良品のシステムデスク(120cm)のレビューでした。
僕が感じた良いところと悪いところをもう一度確認すると、次のとおりです。
- オーク材を使った見た目が美しい
- グラつきはない
- 組み立ては場所を取るものの、作業そのものは簡単
- 120cmでも狭くは感じない(人にもよりますが)
- 処分する梱包材の量が尋常ではない
- 配線が目立つ
一言で書くと、この見た目が気に入れば買いだと思います。
僕は落ち着ける自然な見た目を求めていたので、無印のシステムデスクで正解でした。
使い続ける中で気づいたことがあれば追記していく予定です。
このレビューがデスク選びの参考になれば幸いです。