家庭用浄水器のカードリッジを1年9ヶ月使った結果と、新品に交換した後の変化についての体験談です。
今の部屋に引っ越してからというもの、家庭用浄水器のカートリッジを交換せずにずっと使っていました。
浄水器のモデルは「トレビーノ SX904」、カートリッジは「STC.TJ」です。
住んでいる地域の水道水はそのまま飲めないことはありません。ただ化学薬品的な風味がどうしても気になり、浄水器を導入することにしました。
セールストーク抜きに、浄水器を使うのと使わないのとでは水の味が明らかに違います。食にこだわりのない僕ですらそう思うのですから間違いありません。
浄化した水をそのまま飲んだり、ココアを作ったり炊飯のときに使ったりもします。
そのため1日に少なくとも1.5Lは使っていたはずです。この生活を1年9ヶ月続けたので、浄化した水の総量は900L以上になります。
これだけ長い間使っても、実は風味にはそこまで変化はありませんでした。
(交換後に実際に飲んでみて確認)
一方、浄化水の出が著しく悪くなっていて、チョロチョロと少ないペースでしか出てきません。
実際のところそこまで困ってもいなかったのですが、流石に1年9ヶ月は使いすぎたと思い、この度新品に交換することにしました。
ちなみに、メーカーによる交換の目安は1個600Lとされています。
交換前後のカートリッジ
こちらが900L分を浄化したであろうカートリッジ(品番:STC.TJ)です。
そしてこちらが今回購入した新品のカートリッジ。
交換前のカートリッジだけ見ると、そこまで汚れているようには見えません。このことも長い間交換しなかった理由の1つです。
しかし新品のものと見比べてみるとその差は一目瞭然です。気づかないうちに着色していたことがよく分かります。
この交換用カートリッジは3個入りのものを3,000円くらいで購入しました。
単純計算で1個1,000円です。900Lのペットボトル詰めミネラルウォーターを買うよりはずっと節約になりました。
交換後の変化
カートリッジの交換は、古いものを引き出して新品を差し込むだけなので簡単です。
ではカートリッジを1年9ヶ月ぶりに新調して得られた変化が下記。
- 水の出が明らかに良くなった
- 水の味はそこまで変わらず
まず最初に驚いたのは、水の出が3倍くらい良くなったことでした。
前述のとおり、交換前はチョロチョロとしか出てこず必要な量を貯めるのに時間がかかっていました。
それが今では勢いよくジャブジャブと出てくるのでコップ一杯くらいの水ならあっという間に貯まります。
水の出が悪いとは思っていたものの、カートリッジを新品に変えるだけでこんなに変わるとは思っていませんでした。今となってはもう交換前の状態で使おうとは思えません。
一方、飲用水として飲んだときの風味、舌触りには分かるほどの変化はありませんでした。これはこれで意外。
仮説としては、カートリッジの劣化で水の出こそ悪くなっても、浄化機能自体はそこまで衰えていなかったのかもしれません。
いずれにせよ水道水そのままより美味しく飲めることには変わりないので、今後も飲んでいこうと思います。