【DELL Vostro 15 3000 レビュー】両親用に購入後のファーストインプレッション

今回は、DELL(デル)のノートPC『Vostro 15 3000(3591)』のレビューです。

両親が使うためのPCとして購入しました。

この記事では、簡単なセットアップをした際に感じたファーストインプレッションを書きたいと思います。

購入日:2020年7月4日

買ったページ↓

DELL Vostro 15 3000(3591)

※以下、Vostro 15 3000(3591)を適宜略して記載。

DELL Vostro 15 3000の購入動機

まずはこのノートPCを買うに至った経緯から書きたいと思います。

個人的な購入動機はどうでもいいという方は読み飛ばしてもOKです。

ライトユーザー向けのPC選び

すぐ前に書いたように、このPCは自分用ではなく両親のために購入しました。

両親はネットでの調べものやYouTube鑑賞、年賀状作成といったライトな使い方しかしません。

よって、そこまでハイスペックなPCは不要です。

「低負荷の作業をサクサクこなせること」が製品選びの要件でした。

ノートPC選びで重視するポイントは人によって違うでしょうが、ライトユーザー向けでも個人的には

  • CPUはIntel i3シリーズ以上
  • ストレージはSSD

この2つだけはマストだと考えています。

もちろん他にも考えるポイントはありますが、今回はこの2つを軸としました。

 

まずサクサク動くにはある程度処理性能の高いCPUが必須。

最近ではCeleronでも動作は軽いのかもしれませんが、個人的な経験上i3以上のCPUを選んでおくのが無難かなと思います。

高負荷な作業をしないのであればi5、i7は持て余すので、i3シリーズで十分。

AMDは使った経験も知識もないため見送ることにしました。

 

SSDの価格は年々下がっていて、今の時代にストレージがHDDしかないPCを選ぶ理由はありません。
(家電量販店でHDDのノートPCが10万円以上で売られているのには驚きです)

大量にデータを溜め込む予定もないので、256GB程度のSSDが搭載されていればOK。

DELL Vostro 15を発見

上記の要件を満たすノートPCを価格.comで探していたところ、値段が手頃で他の条件も良い製品を見つけました。

それが今回レビューする『DELL Vostro 15 3000(3591)』です。

価格.comの限定価格で、税込みの値段は北海道への送料も含めて58,280円でした。

Vostro 15 3000はメーカー直販モデルなのもあって、価格が抑えられているのかもしれません。

詳しいスペックは後ほど紹介しますが、これほどの性能で6万を切るのは破格だと思います。

ここ数年パソコンを新しく買っていない身としては信じられない価格設定です。

もちろん犠牲になっている面もあるのでしょうが、コストパフォーマンスはとても優れている印象でした。

製品選びをしていた2020年7月初めの時点でVostro 15 3000を上回る選択肢はなかったため購入を決定。

以上がVostro 15 3000を選んだ経緯です。

DELL Vostro 15 3000のスペック紹介

ここからは、DELL Vostro 15について詳しく写真付きで紹介していきます。

まず主なスペック面は以下のとおりです。

  • OS:Windows 10 Home 64bit
  • CPU:第10世代 Intel Core i3-1005G1
  • RAM:DDR4 8GB
  • ストレージ:SSD 256GB

これだけ見てもライトユースには十分すぎる性能と言えるでしょう。

次に、その他の機能や仕様について。

  • ディスプレイ:15.6インチ ノングレア
  • テンキー付きキーボード
  • タッチパッド
  • DVDドライブ
  • USB 2.0×1、USB 3.1×2
  • Micro SDカードスロット
  • 有線・無線LAN接続
  • Bluetooth接続
  • Webカメラ
  • HDMI出力×1

 

こちらがディスプレイを閉じた状態。

DELL Vostro 15 ディスプレイを閉じた状態

表面は格子状の模様がついており安っぽさを感じさせません。

上手い言葉が見つけられないのですが、財布に見られるようなデザインです。

PCの表面全体がこの質感になっています。

DELL Vostro 15 表面の質感

 

ディスプレイは15.6インチと、ノートPCにしては大きめの部類。

DELL Vostro 15のディスプレイ

画質は1920 x 1080のフルHDなので、動画や写真などもキレイに表示できます。

画面が広々としていて、一度に表示できる情報の量は十分。

僕は普段デスクトップPCで24インチのディスプレイを使っているのですが、このノートPCでもストレスなくWebブラウジングができました。

個人的に地味こだわったのが「ノングレア(非光沢)」仕様。

画面が反射しないため、電源を切ったときに自分の顔が写りません。

僕自身が使うわけではないのですが、この仕様だけは譲れませんでした。

 

キーボードはテンキー付き。

DELL Vostro 15のキーボード

DELL Vostro 15のテンキー

ノートPCなので打ち心地はまずまず。

テンキーは不要かなと思いましたが、ここは選択の余地がありませんでした。

「ESC」や「F1」が並ぶ最上段のキーが小さめなのがややデメリット。

 

ノートPCをなのでタッチパッドがついています。

DELL Vostro 15のタッチパッド

使用感は普通。

パッドだと操作性に限界があるため、基本的にはマウスを用意した方がいいでしょう。

今回はLogicool M171というワイヤレスマウスを別途買い揃えました。

別に購入したマウス

 

側面にDVDやCDを読み込むスロットがあります。

DELL Vostro 15のDVDドライブ

別に外付けDVDドライブを用意する必要はありません。

ただしBlu-rayには非対応。

 

このノートPCにはUSB端子が合計3つついています。

まず向かって左側にUSB3.1のスロットが2つ。

DELL Vostro 15のUSB 3.1端子

 

右側にもUSB2.0が1つ。

DELL Vostro 15のUSB2.0端子

ライトな使い方をする分には、USB端子はこれだけあれば十分でしょう。

両親が使うにあたっては、ワイヤレスマウスのレシーバーやプリンターを接続することになります。

 

ディスプレイの上にはWebカメラがついていて、スカイプやZOOMといったテレビ電話に使用できます。

DELL Vostro 15のウェブカメラ

DELL Vostro 15 3000の使い心地

ここまではDELL Vostro 15のスペック・仕様について紹介しました。

次にそれらを踏まえた上での使い心地について書きたいと思います。

サクサク動作

まず第一に、動作は期待したとおりサクサクでした。

起動まではおよそ10数秒。

爆速ではないもののストレスには全くならないレベルです。
(昔両親が使っていたPCは起動までに5分もかかっていました)

Webでの調べもの、YouTube鑑賞といったライトな使い方では動作は大満足。

動画のエンコードや本来GPUが必要となるゲームなどをしない限り、超快適に使えます。

両親のようなユーザーにとっては十分すぎる性能でした。

スピーカーの音質も良好

Vostro 15のスピーカーは底面の左右に2つついています。

DELL Vostro 15のスピーカー片方

これがなかなかよく出来ていて、音にかなりの臨場感があったのが驚きでした。

スピーカーが左右にあるおかげで、画面の真ん中から音が出ているような聞こえ方になります。

おまけ程度のスピーカーなどではなく、音質にこだわる場面でなければ満足して使えるクオリティです。

DELL Vostro 15の不満点、気になったところ

ここまでは主に良い点について書いてきましたが、公平を期すために気になった点についても正直に書いておくことにします。

ただどれも致命的なものではないのと、メリットの裏返しである点がほとんどです。

横のベゼルがやや太め

まず気になったのは左右のベゼル(画面のふち)が太いことです。

DELL Vostro 15のベゼル

DELL Vostro 15のディスプレイ

Webカメラがある上側の厚みは仕方ありません。

PC・スマホともにベゼルは細くなっている傾向があるため、こうしてみると画面周りはやや古臭い印象を受けます。

非常にぜいたくなポイントですが、まずこれが1つ目。

持ち運びにはあまり向かない

重さの公表値は2.15kgで、持ってみるとサイズの大きさもあいまって、ずっしりした印象を受けました。

この重さをどう見るかは人それぞれですが、かつて軽量なPanasonicのレッツノートを使っていた身としては、どうしても重く感じてしまいます。

ただ、僕の両親はこのノートPCを据え置きでしか使わないため、重さは実際デメリットにはなりません。

持ち運びはしないと最初から決まっていたため、重さは全く考慮せずに選びました。

到着まで19日かかった

このモデルは海外の工場から発送されるのですが、僕の場合は注文から到着まで19日かかりました。

商品を注文したのが2020年7月4日。

それから北海道の実家に到着したのが7月23日です。

急ぎでPCが必要なわけではなかったのですが、普通にPCを買うより待ち時間は長いです。

ここはコストカットモデルを買う上で犠牲になる部分なのかなと思います。

パーツ増設・交換はしにくい

地味なポイントとして、パーツの交換や増設がしにくいというデメリットがあります。

底面の写真をもう一度見てみましょう。

DELL Vostro 15の底面

パーツに個別にアクセスできる部分はなく、底面のカバーを取り外すことしかできません。

ノートPCによってはパーツが簡単に交換できるものもあります。

例えばかつて僕が使っていたレッツノートは、バッテリー・ストレージの交換や、メモリ(RAM)の増設が簡単にできました。

レッツノートの底面

よって、Vostro 15はパーツの交換やカスタマイズを積極的にやりたい方には向きません。

コスパが良すぎて逆に不安

技術の進歩に伴って、PCパーツは性能の良いものがますます安く手に入るようになっています。

それでも6万円でこのスペックというのは破格としか言いようがありません。
(2020年現在)

ここまでコスパが高いと逆に、「何か気づいていないポイントでよほど手を抜いているのでは」と不安にもなってしまいます。

ファーストインプレッションの時点では大きな不満は全くありませんでした。

これから使っていく上で何か問題が浮かび上がってきたら、この記事に追記していく予定です。

DELL Vostro 15 レビューまとめ

以上、DELLのノートPC『Vostro 15 3000(3591)』のレビューでした。

このPCは価格.com限定の値段で購入した、メーカー直販のモデルです。

なので家電量販店には存在せず、ネットでも特定のサイト経由でしか注文できません。

ややニッチな製品かと思いますが、このモデルが気になっている方の参考になればと思います。

DELL Vostro 15 3000(3591)

繰り返しになりますが、i3、SSD256GB、RAM8GBなどのスペックを送料込み6万円以下で実現しているのは圧巻の一言に尽きます。

ライトユースには十分過ぎる性能ですし、Webカメラをはじめとするその他の機能面も申し分ありません。

今回は両親のために購入したわけですが、このモデルを選んでよかったと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。