Googleスライドで縦書きする方法【標準では不可でも代替案あり】

Googleのスライド作成ソフト「Googleスライド」で縦書きする方法についてのメモ。

両親の年賀状作りを手伝っていて、文字を縦書きできなくて困りました。

2020年11月現在、Googleスライドで文字を縦書きする機能はありません。(これは縦書きする言語が少ないからだと思われます)

しかし以下の工夫をすれば縦書きは可能です。

  1. 1文字ずつ改行する
  2. 中央寄せにする(ずれ防止)

縦書きする手順

Googleスライドで縦書きするには、まず下のアイコンから普通にテキストボックスを追加します。

テキストの追加

 

ここに文字を書くと、当然横書きになります。

テキストの横書き

 

ここで文字1つごとに改行(Enter)すると見た目上縦書きになります。

全て改行する

ガタガタになる場合の対策

漢字やひらがな、カタカナが混在する場合や、フォントによっては見た目がガタガタになることがあります。

この場合、文字を中央寄せにすると文字の軸が一致し、縦書きでも揃って表示されます。

文字を中央寄せ
(この例ではきちんと揃って見えますが、場合によってはガタガタになって違和感が出ることもあります)

 

中央寄せにすると、テキストボックスの中で文字が真ん中に来ます。ボックスは適当にサイズを調整してください。

中央寄せになった文字

【補足】文字を離して表示したい場合は行間を調整する

年賀状などで、名前の行間を広く取りたい場合があります。(横書きになりますが、田中太郎→田 中 太 郎のように)

この場合、スペース(Spaceキー)で文字を離そうとすると印刷時にずれてしまう問題が僕の環境では起きました。

そこで行間を広くしたいなら、標準でついている間隔の調整機能を使うのが無難です。

例えば「田中太郎」の行間を取るなら、テキストを選択して、下のアイコンから間隔を指定します。

行間の調整

 

間隔を「2行」としてみたところ下のようになりました。スペースは使っていません。

行間の空いた文字

長文には全く向かない

上記の方法で、Googleスライドでも見かけ上は縦書きをすることができます。

問題点としては、この方法だと1行ごとにテキストボックスが必要です。

ただ、この手のソフトで長文を書くことは基本的になく、数行の配置であれば手間にはなりません。Googleスライドにはテキストボックスどうしの位置を合わせる(サジェストする)機能もあります。

この記事の想定読者とは一致しませんが、もし縦書きの長文を作りたいのであれば、MicrosoftのWordなど標準で縦書きできるテキストエディタソフトを使ってください。