誰か他の人、特に1日前の自分と同じような人の役に立てばと思い投稿。
JCOM物件のマンションでTV回線の点検訪問の予約を入れてしまい、それを翌日電話でキャンセルしたって話です。
今はそのキャンセルをし終わったところで、ほっとした状態でブログに書くことにしました。
少し前に「JCOMの回線メンテナンス」うんたらかんたらというチラシがポストに入っていました。ただその存在をすぐに忘れてしまい、1週間くらいが経過。
完全に忘れた頃にインターホンが鳴り、JCOM(実際には下請け業者の方)の人が来ました。
彼曰く、
- このマンションはJCOM物件で、定期的にTV回線のチェックをしている(TVの有無に関わらず)
- 任意ではあるが、皆さんにお願いしている
- 各部屋の回線に問題があると、他の部屋にも波及する可能性がある
とのことなんですね。
マンションですから、年に数回、色んな点検が入ります。ガスや防災、排水設備など、中には部屋の中に入って行う点検もあります。なのでJCOMのこれも同じようなものかなと思って、油断していました。
上記の説明を聞いて、「まあ住まわせてもらっているわけだし協力しておくか…」ということで、1週間後に訪問点検の予定を入れたわけです。
こちらの電話番号と氏名を教えたのですが、この時点で何か変かもという一抹の不安がよぎって一応名刺だけもらっておきました。
業者の方が帰り一息ついて、一応ネットで検索してみて浮かんだのは「ああ…そういう感じか…」の一言。
要は、点検という(100%嘘というわけでもない)口実で部屋に入り、それに乗じて色々なセールスが始まるわけですね。僕は訪問前にキャンセルできたわけですが、もし訪問させていたらそういうことになったと思います。
いやいやネットで検索してよかった。インターネットは偉大なり。この時点で、漠然としていた違和感がすとんと腑に落ちました。
例えばなんですが、点検訪問のお願いと言いつつも、向こうはこちらの名前も電話番号も知りませんでしたよね。
ガス点検など義務化された点検の場合は、マンションの管理会社を通じて通知が来るので、こちらの情報は事前に伝わっています。それに、それが絶対に必要な義務であるともしっかり書かれています。
確かに、JCOMの最初のお知らせはそれとはぜんぜん違うなあと、今なら分かります。当時はその区別が今ほどはついていなかった。
にしても、「各部屋の回線に問題があると、他の部屋にも波及する可能性がある」はずるいなあとちょっと思いましたね。「外を歩いていたら雷に打たれて死ぬかもしれない」のと同じで、嘘ではないけど、現実問題として考慮しなきゃいけないほど本当でもない。あたかもその点検をしないと他の人に迷惑がかかるみたいに言われると、断りづらくなっちゃいます。
そういえば、今何のネット回線を使っているかもさりげなく聞かれました。全ての糸が一点で絡み合うとはまさにこのことですね。
そんなわけで、点検の予約はすぐにキャンセルしようと判断しました。任意ですからキャンセルすればもうそれっきりです。
最初に業者の方が来た日は、連絡先(カスタマーサポート)の営業時間が過ぎていたので、翌日連絡することに。一晩もやもやしながら過ごしました。
それで、翌日の朝イチに電話したのですが、思ったよりずっとあっさりとキャンセル出来ました。
電話をかけると、自動案内ではなく最初からオペレーターが出てきたので、
「昨日JCOMの業者の方が来て点検の予約を取っていったのですが、それをキャンセルしたいです」
という旨を伝えました。
あとは氏名、電話番号、住所を伝えてキャンセル完了。
(もう何の情報も言いたくありませんでしたけど、最低限これは伝えないとキャンセルしようがない)
この電話では、キャンセルを引き止められるだとか、そういうことは一切ありませんでした。最初に訪問してきた人と同じく、それぞれがそれぞれの仕事をしているだけなんですね。
そういうわけで、JCOMの点検訪問の予約を無事キャンセルすることが出来ました。
思い返せば、そもそも予約を取る必要すらなかったのですが、その時の僕はまだ無知でした。他のインフラ点検と同じようなものなのかなと思ってしまいました。
また同じチラシや業者の方が来ても、「任意なので断ります」だけで十分です。
以下は蛇足なのですが、この一件で自分はまだまだ契約リテラシー的なものが足りないなと実感しました。
最初の訪問で電話番号を聞かれてすぐに教えてしまったあたり、特に反省しています。前述の通り、本当に必要な点検なら僕の氏名は管理会社を通じて知っているはず。
今回はまだリカバリーが効く問題でしたけど、場合によってはもっと面倒くさいことにもなりかねないなと。
この手のアクションで一番危ないのは「サインすること」かなと思います。今回はそういうのはありませんでしたが、訪問まで進んでいたら書類サインみたいなアクションを求められても不思議ではありません。
人生、まだまだ知らないことだらけです。