生活費として毎月確実にかかってくるものの一つが冷暖房費。
僕が住んでいる北海道の場合は特に寒さが厳しく、冷房よりも暖房の方がネックになってきます。
人間健康が一番ですから、暖房費をケチって体調を崩すのは本末転倒。我慢はしないで暖房はしっかり使うべきです。
一方で、工夫しだいでは健康的に暖房費は節約できます。この記事では、北海道札幌市に住む僕が実践している暖房費節約術をまとめたいと思います。
北海道のエアコンなしの賃貸マンションを想定していますが、ノウハウの多くは本州でも参考にしていただけます。
【1】電気毛布・電気ストーブを活用する
季節によってストーブ以外の暖房器具を使い分けるのも節約に効果的です。
もちろん北海道の本当に寒い時期であれば、火力の高いガス・灯油ストーブで部屋全体を暖めなければいけません。
一方で冬の前後の涼しいくらいの季節であれば、足元だけ、それも短い時間だけ暖めれば充分ということも少なくありません。不思議なもので、体の一部が温まるとそれだけで寒さが和らぐものです。
この場合、電気毛布や電気ストーブといったアイテムが便利です。寒中でさえも、ストーブを低めの温度に設定し、電気毛布をひざ掛けとして使うと割と過ごせてしまいます。
電気毛布・ストーブは、短時間使うだけならそこまで電気代に影響しません。少なくともガスストーブをつけっぱなしにするよりはずっと安上がりです。
電気毛布の電気代は特に安く、製品にもよりますが最大出力でも1時間につき1円もかかりません。
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【2】筋トレをする
これは僕自身の経験に基づいたノウハウなのですが、筋トレを習慣にすると寒さに強くなります。
僕は健康維持のために2017年頃から自宅で筋トレを始めました。とはいっても週6回、1日10分程度のちょっとしたダンベルトレーニングです。
すると、このシーズンからは真冬でも寒くてたまらないと思うことも少なくなりました。真冬は湯船なしで風呂に入れない人間だったのですが、今ではシャワーだけでも余裕です。
また、この頃から風邪という風邪を引かなくなり、定期的に悩まされていた副鼻腔炎も起きなくなりました。もちろん体型も引き締まり、166cm/72kgから食事は変えずに62kgまで減量に成功。
筋トレは本当にメリットしかないので、人類は皆やった方がいいと思います。ダンベルを家に置いておけばジムに行かなくて済むので続けやすいです。
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【3】部屋選びで暖房費を節約する
どういった生活をするか以前に、どういう条件の部屋に済むかで暖房費の節約のしやすさが大体決まってしまいます。
既に住んでいる部屋ではどうしようもないですが、これから引っ越すときはぜひ考慮に入れてほしいポイントがあります。
小さな部屋に住む
そもそも小さな部屋に住むことが暖房費の節約に直結します。
これは至極当たりまえの話で、部屋の容積が小さい方が、同じ温度に暖めるにしても必要なエネルギーが少なくて済むからです。
僕の部屋はワンルームで広さは7.5畳、面積でいうとおよそ18平米(平方メートル)です。これは人間一人が暮らすのに最低限の広さだと思います。
(実家からここに引っ越してきたときは窒息でもするのではないかと不安でしたが、住めば都。今ではむしろ気に入っています)
備えつきの暖房は、都市ガスのストーブがあります。築30年の部屋なので、このストーブも相当前からある旧型のものと思われます。
部屋の温度はだいたい20度くらいに設定しているのですが、真冬に起きて12~14度から20度までは爆速で暖まります。これはストーブの性能というよりは、むしろ部屋の小ささによるものでしょう。
部屋が小さいのにはもちろんデメリットもありますが、暖房費が節約できることの経済的・精神的なメリットはとても大きく感じます。
都市ガスの物件を選ぶ
部屋探しでは、プロパンではなく都市ガスの部屋を積極的に選ぶべきです。
理由は単純で都市ガスの方が圧倒的に安いから。料金の差は無視できるものでも、工夫で埋められるものでもありません。
仮に家賃が安いとしても、プロパンによってガス代が高くついてしまうとあまり意味がなくなってしまいます。なぜなら生活費は最終的にはトータルで節約していくのが目的だからです。
かくいう僕の部屋はもちろん都市ガス(13A)。部屋選びにはかなりこだわりましたが、都市ガスという条件はマストで決めました。個人的にはウォシュレットは妥協しても、都市ガスだけは外せません。
我が家ではストーブと給湯器、コンロにガスが使われているのですが、プロパンに比べて節約できているというのは、やはり毎月の精神的な余裕につながってきます。
鉄筋コンクリートを選ぶ
部屋の造りは大きく分けて、木造、鉄骨、鉄筋コンクリートの3つがあります。
中でも防音と断熱に優れるのが鉄筋コンクリートです。騒音対策はもちろんのこと、暖房費の節約も考えるとやはり鉄筋コンクリートが断然おすすめです。
僕の実家は木造の一軒家だったのですが、それと比べて今住んでいる鉄筋コンクリートの賃貸住宅は明らかに温かいです。外からの冷気がシャットアウトされている感覚が全く違います。
【4】シャワーヘッドを交換する
シャワーのお湯を暖めるのにかかる費用も暖房費と見なすことができます。
例えば僕の部屋であればお湯はガスで沸かしていますから、たくさんのお湯を使えばガス代が増えますし、その逆もまた然り。
勢いの弱いシャワーヘッドを使っていると使用時間が長くなり、その分暖房費がかかってしまいます。
そこでシャワーヘッドを勢いが良い製品に交換すると、シャワーの使用時間を減らし、暖房費だけでなく水道代も節約可能。
もとから付いているシャワーヘッドに不満がなければそれでもいいのですが、勢いが弱いと感じるなら交換をおすすめします。
もちろんシャワーヘッドの代金は初期投資としてかかりはしますが、長い目で見れば数年で回収できます。