Kindle Paperwhite「バッテリー残量が低下しています」の対処法と考察(備忘録)

2024年2月に購入した「Kindle Paperwhite(11世代)」で使用開始から数日のうちに起きたトラブルについての記録、兼備忘録。後から自分で思い出す用と、同じような症状の方の参考になれば幸いに思います。

この記事の概要↓

  • ある日突然「バッテリー残量が…」と表示されて、再起動も出来ず、充電しても使えなくなった
  • (ざっくり書くと)コンセントではなくPCに接続することで解決
  • 一応問題は解決するものの、疑問な点は残った(記事後半で考察)

問題発生時の状況

問題発生時の状況としては、下記の通り。

  • 2024年2月16日に到着。使用開始。その日のうちにアップデート適用。
  • 2月19日の夜までは普通に使えており、電池残量の表示は80%以上あった。
  • 翌日2月20日に使おうとしたところ、スリープではなく電源が完全に切れた状態だった。そして「バッテリー残量が低下しています。・・・」の表示から変わらず使えなかった。

補足情報↓

  • 問題が起きる前の晩は充電はしていなかった
  • その晩は機内モードをONにしていた(通信できない)
  • それまでの充電にはAnker製のUSBケーブルとUSBハブを使っていた
  • サードパーティー製の手帳型カバーを使用

 

問題の状況に話を戻すと、「バッテリー残量が…」と表示されていたのでUSBケーブルを挿して充電して電源ボタンを長押しするも、同じ画面が繰り返されるだけで使えるようにはなりませんでした。

そこでネットで検索して得た情報を元に、USBケーブルをコンセントではなくPC(Windows10)に接続してみたところ、そこから問題が解決していきました。

まず、kindleが再起動されているであろう画面になり、

 

その後、下記のような画面になりました。

 

画面の内容を参考にファイルエクスプローラー上で「取り出す」操作をしたところ、元の使える状態に戻りました。

この時点でのバッテリー残量は9%しかなく、確かにバッテリーがほぼない状態ではありました。

ここまで進展してからは、前のようにUSBハブからでも充電できるようになり、充電の%も通常のペースで増えていきました。また、この問題が起きた翌日は全く同じ使い方をしていたにも関わらず、バッテリーは自然な量(1~2%)しか減っていませんでした。

この状態をもって、「バッテリー残量が…」と表示される問題は一応解決ということになります。

問題についての考察

ここからは考察なのですが、一応の解決を見たとはいえ未だに腑に落ちない点があります。

  • USBハブからだと充電できなくなることがある?
  • なぜ一晩で80%もバッテリー残量が減ったのか?

低残量時はコンセントから充電できない?

今回の問題において「バッテリーの残量が著しく低いときにコンセントから充電できなかった」という認識が正しいとすれば、実はこの現象はかつて他のデバイスで経験したことがあります。

2010年代にASUS製のAndroidタブレットを使っていたことがありました。バッテリーが劣化してくるといつの間にか残量が一気に減ることがあって、そういうときはコンセントからではなくPCからしか充電できず、やや不便だったのを覚えています。ある程度充電してしまえばコンセントから充電できるようになるのも同じ。

これは充電元のデバイスというよりは(確証はないですが、他の記事から得た知見も総合すると)電圧に関係しているのではないかと思います。今使っているスマホだとバッテリーが空でもコンセントから充電できるのですが、kindleだと上記タブレットと同じような制約が生まれるのではないか、と推測しています。

全然知識がない僕の予想でしかないのですが、もしかするとバッテリーの性能というよりは、むしろバッテリーを守るために意図された仕様なのかもしれません。

そもそもバッテリーを空にしなければ起きない問題なので、問題の原因と対処法さえ分かっていれば大した害はないように思います。ただ、購入前は全く予想していなかった問題はありました。

バッテリーが一晩でいきなり減った原因は?

これで終わりなら話はまだシンプルなのですが、僕のケースだとそうはいきません。

というのも、前述のとおり、バッテリーが80%以上ある状態から、一晩にしてほぼゼロまで減ったのは上記の問題と直接は関係なく、全く別な問題だからです。

kindleを購入してすぐにネットに接続し、本体のファームウェアはたしかにアップデートしていました。なのでそういったアップデート処理が夜間に行われた結果としてバッテリー残量が減ったとは考えにくいです。仮にそういう処理があったとしても、80%も減るのは不自然に思います。

機内モードをONにしていたので無線通信は出来ず、通信を行う処理が原因でバッテリー消費につながることはありません。

ちなみに北海道の2月だったので気温は低いですが、それでも朝起きた時点で室温は16度でした。雪山に放置したならまだしも、この程度の室温が影響してバッテリーが急速に減るというのも考えられません。

サードパーティー製のカバーを使っていたことで、スリープ解除→スリープが意図せず繰り返された、という可能性も浮かびましたがそんなこと果たしてあるのか…。

残る可能性はあまり考えたくはありませんが、バッテリーの初期不良か何かなのかなと。延長保証には入っていないので、もし本格的に使えなくなることがあるとしても、1年以内であることを願います。

 

もしこの問題について別な知見(問題の再発や事態の悪化など)があれば、この記事に追記していく予定です。特に追記がない場合、その後はこの記事に書いた以上の問題は起きていないと考えてください。