この記事はUpdate4に対応しています。
この記事では、産業キャプテンのイージー難易度クリア、つまりロケット打ち上げ達成のために役立つ知識をまとめます。他プレイヤーにとっても有用かは分かりませんが、少なくとも挫折と再開を繰り返していたときの自分に役立つ内容であることは確信しています。「とりあえずイージー難易度でもいいから一度ロケットを打ち上げてみたい」という方に向けた内容となっています。
しかしこの記事では、具体的な工場のレイアウトを紹介したり、どの施設を何基用意するか、といった内容は紹介しません。それを試行錯誤するのがこのゲームの醍醐味だと思っており、答えみたいなものをそのまま提示するのは、これからクリアを目指すプレイヤーの楽しみを毀損する結果にも繋がりかねないからです。
今回のTipsではどちらかというと、抽象的な概念や、超ミクロな配置例といった内容を扱います。これらを先に見たからといって、実際にプレイする楽しみが失われることはないと思います。
最重要項目はグランドデザイン
このゲームをプレイしていく上でも最も大事なことは、「グライドデザイン」だと個人的には考えています。日本語では「全体構想」や「全体像」という概念に相当します。つまり、工場全体のざっくりとしたレイアウトが重要だということです。
その理由としては、細部がどれだけ丁寧に作ってあっても、グランドデザインが悪いとどうやってもプレイが苦しくなってくるからです。
Oxygen Not Includedというゲームをやったことがあるプレイヤーなら、グランドデザインの重要性はよく分かると思います。各部屋がどれだけ効率よく作ってあったとしても、部屋どうしの位置関係が悪いと無駄が多くなり、ゲームが進むにつれて無理が生じてきます。例えば一日の終りはトイレ→食料庫→食堂→寝室となりますが、これらが離れていると休憩時間に食事を取れなくなったりします。これはグランドデザインが悪いからです。
ここでやりがちなのは、グランドデザインレベルのミスを、小~中規模の修正でどうにかしようとすることです。しかしやってみると分かると思いますが、こういった局所的な手直しでは問題は解決しません。配管やコンベアは長く、ぐちゃぐちゃになり、トラックの移動距離も無駄に長くなります。するとリソース(材料や燃料)の消費量も多くなり、どんどん苦しさが大きくなってきます。そしてどこかのタイミングで脳のキャパオーバーを起こし、プレイを断念するという自体になってしまう…というのが僕の陥ったパターンでした。
ではどうするか。何がなんだか分からなくなったら、最初からやり直すのが実は最も近道となる場合が多いと思います。前回のプレイではどこが苦しかったのか。拡張先で困ったのはなぜか、コンベアが長くなりすぎたのはなぜか。リソースが詰まったのはなぜか。こういった失敗の経験を生かして、グランドデザインを1から練り直すことを強くおすすめします。
とはいっても別に正解は1つではありません。最適解を打たないとクリアできないようなものでは決してなく、それぞれのプレイヤーが工場設計の思想を反映させながら楽しめるようなゲームになっていると思います。
倉庫を逐一設置し、センサー代わりにする
生産や消費を行う各ポイントで、しつこいくらいストレージ施設を噛ませて通知をセットしまくると、下記のような利点があります。
- 特定の資源の在庫切れによる大規模な生産停止を予防できる
- 生産バランスをチェックしやすくなる
- 絶対に止まってほしくないポイントを確実にチェックし続けられる
このゲームには、他の工場ゲームのような「回路」がありません。あるのは、ストレージ系施設の内容量に応じて通知を設定できる機能と、コンベアやパイプの入出力優先くらいです。
工場がある程度の規模になってくると、施設がちゃんと動いているかどうかとか、パイプの中で資源が詰まっていないか、といったことを全て把握し続けることは事実上不可能です。一応デフォルトでも保守点検が足りないとか、トラックが燃料補給できないみたいな通知は出ますが、それだけだと正直苦しいと思います。
発電用のリソースやトラック用の燃料のような基本的なリソースは、一度底をつくと復旧がかなり大変になることも珍しくありません。そういう事態はなるべく避けたい。
そこで、要所要所にストレージをバッファとして噛ませつつ、役割に応じて通知をセットしまくるととても便利です。
僕が挫折を繰り返していたときの問題として、工場全体の管理が大変になりすぎたという点がありました。思わぬライン停止が頻発し、そこからの復旧に手間取ることも多くありました。工場全体にセンサーを張り巡らせれば、目視によるチェックの手間が大幅に省け、問題が起きても軽微なうちに対処できるようになります。つまりラクができます。
例えば、住宅にきれいな水を送ることは単純な入力でしかありませんが「絶対に止めたくないライン」の1つです。そのため、水を供給する施設にただパイプを繋ぐだけではなく、その前に貯蔵施設を噛ませて「水が少なくなったときに通知する」ようにセットすることで、「そこに水が来ているかどうか」を(プレイヤーがいちいち確認しなくても)常にチェックし続けられるというわけです。
(ただし、これだけだと貯蔵施設の出力側のパイプ容量が小さすぎるみたいなミスは直接は気づけなかったりするので注意)
こういう「チェック機構」を工場のあちこちに配置していくことで、「そこ動いてなかったのか・・・」みたいなミスが減らせて、工場稼働の安定感が格段に高まります。
トラックでの入出力を適宜OFFにする
常にコンベアやパイプで入出力することが決定している施設の場合、トラックによる入出力を意図的にOFFにするのは個人的に有用だと思います。
(もちろん、意図的にトラックでの輸送をするつもりの箇所では話は別)
というのも、「生産施設を配置したがコンベアが繋がっておらず、長い間ずっとトラックが手動輸送し続けていた」みたいなことがたまにあるからです。この問題のやっかいなポイントは、単にトラックの負荷が大きくなるだけでなく、そのミス自体に永遠に気づけない可能性があるという点です。ミスに気づかない限り、トラックが無駄な輸送を延々と繰り返すことになります。これが工場運営にとって確実にマイナスなのは言うまでもありません。
人間は神のような全知全能の存在ではないため、こういうミスが起きてしまいます。それならばいっそのこと、最初からトラックによる輸送をOFFにして、少しでも気づきやすくした方が個人的にはいいと思うのです。そうすれば、仮にコンベアが繋がっていなかったときにもトラックの負荷は増えず、「なんか生産量が足りなくない?」「一つだけ施設の動作止まってない?」と思ってミス気づきやすくもなります。
これはあくまで好みの問題という感じもしますが、個人的にこのゲームにおいてトラックの負荷はかなり重要な要素だと考えています。燃料の無駄という点でも悪影響ですし、無駄なことをし続けるという事自体が精神的にとても不快に思います。なので僕は生産型施設を設置してコンベアやパイプまで繋げ終わったら、トラックによる入出力はOFFにしています。
輸送船の利用を最小限にしてユニティを節約する
島外資源の採取と輸送はユニティと人員をバカ食いします。よって、島外資源にどの程度依存すべきかはその都度よく検討すべきだと思います。
例えば、原油を入手する場合を考えます。初期マップのデフォルト位置で開始するなら、2番目に近い原油の採取ポイントはそんなに遠くありません。
原油の調達に必要なリソースを考えると、島内と島外では次のような違いがあります。
- 島外から原油を運ぶ場合:採取地点のレベルごとにそれなりのユニティと人員。レベル上げのための建材。輸送船の人員と燃料。海洋汚染発生。輸送施設とそのための海岸線。
- 島内で採取する場合:遠隔地へアクセスするための整地の手間。一度きりの施設のセットアップ。少数の人員。ユニティ消費なし。
こうしてみると、島外から資源を引っ張ってくるのがどれ程大変かが分かると思います。
特にイージー難易度でロケット発射を目指すことを目標とするなら、島内の資源だけでもかなりやっていけます。(もちろん、高難易度で別のマップだとそうも言っていられないことはあり得る)
つまり、よほどの必要がなければ島外への依存度を下げてユニティを節約しようという話です。ユニティを節約すると、それだけ強力な布告をたくさん利用できるようになります。個人的に特に有用だと思うのは研究効率アップ系の布告です。常時稼働する研究室の数を増やすことは難しいですが布告発動のためのユニティを稼ぐことはそれほど大変ではないと思います。終盤になればなるほど研究にかかるリソースはどんどん増えていくので、研究効率の布告の恩恵も増えていきます。
個体3入力のコンパクトなレイアウト
組み立て機に3つの個体を入力する場合のレイアウト例を紹介します。昇降機を使わずにコンベアの自然な交差だけで3入力を実現しようとすると、とんでもなくスペースを食うので非効率です。
まず前提として、コンベアやパイプは交差させるだけでなく、同じXY座標に並行して重ねることが出来ます。ただしそのままだと勝手に接続されて配置しにくいため、一時的にスナップを解除するとこの形にしやすいです。
3つの個体を入力したい組立機に対して、2マス開けてコンベアを重ねて並べます。2マス空けるのは昇降機を挟みたいからです。それぞれの高さは0~5のどれでも構いません。
あとは、高さ0のコンベアからはコンベアで、高さ1以上のコンベアからは昇降機でコンパクトに入力できます。
昇降機の設置にはコツがあるのですが、上記のような下記のような容量で設置できます。
- 昇降機の入出力方向を合わせる(デフォルトだとFキーだったはず)。
- その状態でまず、設置したいXY座標に合わせて1度左クリックする。すると、XY座標が確定する。
- 次に、高さ調節キー(EかQ)で対応するコンベアに高さを合わせて、もう一度左クリックする。すると片方のZ座標も確定して配置完了となる。
3入力の組立機以外にも、昇降機を使ったレイアウトでラインをコンパクトに出来ます。すると整地を急ぐ必要も少なくなり、工場運営が一段と楽になります。
その他
上記以外の細かいこと。
早めの整地:ちょっとでももっこりした地面には施設を置けません。なので、近々拡張する予定の土地には1台でもいいので早めにショベルカーを割り当てて、余裕を持って整地しておくのがいいでしょう。
廃棄するリソースの丁寧なコンベア輸送:採掘して出てきた岩や土、炉から出てくるスラッグは大量に余るので、どこか遠隔地に輸送してからトラックで廃棄することになると思います。個人的には沿岸部の埋め立てに積極的に用いて、海岸線を形成したり、スペースを増やしたりするのがいいと思います。ゲームを通じて輸送するこれらの廃棄物はとんでもない量になります。なので、それらを採掘地点から沿岸部まで輸送するコンベア網はスループットを十分に確保し、丁寧に作るといいと思います。この辺をテキトーにやると、選別機が詰まったりトラックでの長距離輸送が発生したりして、多大な無駄が生まれかねません。






