本を身銭を切って買う意味とは? 本の手に入れ方が読書生活に与える影響

こんにちは。ぽうです。

みなさんは、読む本をどのようにして手に入れていますか?

買ったり借りたり、本の手に入れ方にはいくつもの方法がありますよね。

そんなトピックにおいて、「本は身銭を切って買うべき」という主張をしばしば見かけます。

ぼくはその主張には賛成です。

本は借りるのではなく、少なくとも自分でお金を払って買うべきだと思うのです。

今回は、本の手に入れ方と、それが読書にもたらす影響について考えてみたいと思います。

本の手に入れる5つの方法

現在では紙の本だけでなく電子書籍を読むことも当たり前になっており、そんな状況の中で、本の手に入れ方(読み方)は多様化しています。

現在本をどのような方法で読むことが出来るのか、次のように分類してまとめてみました。

  1. 新品の本を買う
  2. 中古の本を買う
  3. 電子書籍を買う
  4. 電子書籍の読み放題で読む
  5. 図書館や友達から借りる

この順番は適当ではなく、ぼくが好ましく思う順番で並べました。

本を読むには、大きく分けて買うか借りるかの二種類がありますね。

この記事の主題から考えると、身銭を切って買うのは上のリストの1~4です。

ぼくは本を読むなら、少なくとも1~4の方法であるべきだと考えています。

5はというとタダで読むことになるので、身銭を切ったことにはなりません。

本を自腹で買うべき理由は、手元に残すこと

本を自分でお金を払って買うのと、どこかから借りることの決定的な違いは、最終的に手元に残るかどうかだとぼくは考えます。

図書館から借りれば無料で読むことが出来ますが、そのうち返却しなければならず、読んだ内容が頭に残るだけです。
(ノートなどを取っていれば話は別ですが…)

では、本を手元に残すことにはどんな効用があるのでしょうか?

それは、本棚を作り上げることで、その本を読み終わった後も身近な存在としてそばに置いておけるということです。

これはつまり本棚の効用そのものでもあります。

本棚が持つメリットやその魅力については以下の記事に書いているので、よろしければあわせてご覧ください。

 

本は読んで終わりではありません。

一度読み終わった本でも、本棚の中でふと視界に入るだけで、その内容やその本を読んだときのことをふっと思い出すことが出来ます。

この体験が本から得られる重要な恩恵の一つであり、ぼくが「本は買うものだ」と考える最大の理由です。

紙の本 vs 電子書籍

このトピックは、そのまま紙の本と電子書籍を比較につながります。

手元に残すという意味では、紙の本は電子書籍に確実に勝っていると思います。

物理的な本棚の方が、ディスプレイ上のライブラリよりもよりリアリティがあって振り返りやすいからです。

 

自分でコストを払って選んだという自覚

身銭を切る意味について、もう一つだけ触れておきます。

自分の財布からお金を出して本を買うと、その本に対する心構えがぴしっと引き締まる感じがぼくはします。

みなさんはどうでしょうか?

そうして気が引き締まると、程よい緊張感が生まれ、その本に集中して向き合うことが出来ます。

さらに、その本が自分にとって非常に役に立つ(面白い)本であったときの喜びも大きくなるのです。

逆に、あまり面白くなかった本を選んでしまったときの反省も大きくなります。

そしてその強い反省は次に生かされます。

そういった感情は、お金というコストを自分で払ったからこそ得られるものではないでしょうか?

つまり、身銭を切ることによって、より濃密な読書体験が出来るというわけです。

これは借り物の本では決して味わえるものではありません。

まとめ

以上が、ぼくが本は身銭を切って買うべきだと考える理由です。

まずは自分で選んだ本に対して身銭を切ること、そして手元に残すこと。

ぼくにとって借りるという選択肢は論外で、一旦は電子書籍にも手を出しましたが、再び紙の本に回帰しつつあります。

 

本を身銭を切って買う意味 まとめ
  1. 本棚にしまっておくことで、いつでもすぐに視界に入れて振り返ることが出来る
  2. 実際にお金を払うことで気が引き締まり、本に対してより真摯に向き合うことが出来る