今回は、TP-Linkの無線LAN子機「Archer T2U Plus」のレビューです。
これまで有線LANだったネットワーク環境を無線化したくて購入してみました。
Win7デスクトップにて簡単にセットアップでき、速度も有線との違いが分からないレベルなので満足しています。
値段は2000円弱。メーカー保証が3年間あるのは安心です。
このレビューでは実際にセットアップする様子と、実際使ってみた感想について書いていきます。
Archer T2U Plusが気になっている方や、無線LAN子機をチェックしている方はぜひご覧ください。
今回レビューするのはTP-Linkのアンテナがある製品です。小型の「TL-WN725N」とは違うのでご注意ください。
Archer T2U Plusの内容物
この製品を買ってついてくるのは、以下の4つです。
- 無線LAN子機本体
- ドライバインストール用のCD
- 保証書
- 取扱説明書
本体↓
CDと書類↓
ちなみに箱はこんな感じ↓
無線LAN子機の仕様
Archer T2U Plusは無線LAN子機の中でも、アンテナがあるタイプの製品です。
USBメモリよりも小さい製品もありましたが、なるべく高速&安定通信を実現したかったため、アンテナ型を選びました。
この製品のアンテナはある程度柔軟に形を変えられます。
まずはこちらがまっすぐ伸ばした状態。
USB端子も含めておよそ22cmです。
しかしこのように伸ばして使うことはまずないでしょう。
アンテナを斜めにも出来ます。
この場合、奥行きはおよそ17.5cm。
USB端子に対する角度は90度にもなります。
ここから右へ90度回転。
反対に左にも。
このように角度にはかなりの柔軟性があります。
重さは19g。
本体が軽いのもあって、USB端子を差し込んでから自身の重さでぐらつくことはありませんでした。
セットアップの方法(Win7の場合)
ここからは、僕が自分のPCでセットアップした時の様子をご紹介します。
大枠としては付属の説明書にあるとおりで大丈夫でした。
環境は次のとおりです。
- Windows 7 Home Premium 64bit
- 自作デスクトップ
- 親機:NEC WG1900HP(生産終了)
1.子機本体をPCに挿す
まずは無線LAN子機をPCのUSB端子に挿します。
PCの電源はつけた状態でOK。僕はUSB3.0に挿しました。
挿しただけではまだ使えません。
2.ドライバーをインストールする
続いて、付属のCDをPCに入れます。
このCDにはドライバをインストールするプログラムが入っています。
※ここでいうドライバとは、PC上で無線LAN子機を正しく使うためのソフトです。
PC上でCDを開き、「Autorun」を実行。
CDは基本的にDドライブから開けるはずです。
Autorunを起動すると、下のような画面になります。
子機をPCに挿していると名前とイラストが出てくるので、これをクリック。
この後はいくつかの画面が移り変わりますが、待っているだけでOKです。
これでドライバーのインストールが完了しました。
3.Wifiに接続する
以上の作業を終えると、子機がネットワークの電波を探せる状態になりました。
まだ実際に接続はしてはいません。下の画像のようになります。
このマークを左クリックすると、無線ネットワークの一覧が出てきます。
我が家で使っている親機NEC WP5100HPは次の2つに対応しています。
- aterm-da5100-a(5GHz帯)
- aterm-da5100-g(2.4GHz帯)
この一覧に出てくる名前はSSIDと呼ばれ、名前は親機のメーカーや製品によって違います。
どちらでもいいのですが、このときはより高速な通信が期待できる5GHz帯を選択。
暗証番号を求められますが、普段セキュリティーキーを使っているので、「代わりに~」をクリック。
セキュリティーキーを入力。
WP5100HPの場合、デフォルトのキーは本体に書かれていました。
キーを正しく入力すれば接続完了です。
これでネットを使えるようになりました。
セットアップの作業はこれで終了です。
実際に使ってみた感想
TP-Link Archer T2U Plusを使ってみた感想を一言で書くと、有線LANの環境との違いが分からないレベルでした。
例えば、有線と今回設定した無線の環境をブラインドテスト的に当てようとしても、絶対に正解できないでしょう。
親機は木造一軒家の一階にあり、子機は二階にあります。
ざっくり言うと壁一枚が障害になっていますが、今のところ接続が切れるなど不安定な動作は一度も起きていません。
具体的な通信速度はどうなのかということで、下のサイトを使ってみました。
計測される速度は時間帯によって変わりますし、計測するたびに多少違った値になります。
しかし次のような大小関係は常にありました。
有線>5GHz(a)>2.4GHz(g)
やはり有線の方が数値の上では確かに速いです。
子機のセットアップが終わってからこれら3つの環境を使い回してみたのですが、上に書いたように違いは分かりませんでした。
テキストメインのWebサイトやYouTubeなどの動画サイトを見る分には大した違いにはならないようです。
もし違いが感じられるとすれば、FPSなどリアルタイム性が重視されるオンラインゲームをやるときかと思います。
僕も昔はオンラインFPSをやっていたのですが、今はもうやっていないのでそこまでシビアに速度は求めません。
さらに、あえて一番速度の遅い2.4GHzを使っていても通信速度が遅いと思うことは全くありませんでした。普段使いには十分な速度が出ています。
気になった点
逆に気になった点について。
アンテナタイプということもあって、サイズはやや大きいなと思いました。
僕の場合はデスクトップの背面に取り付けているので、サイズは全く問題になりません。
一方、手元で使うノートPCの場合はやや威圧感があるかもしれません。
ノートPCで使う場合はアンテナがない小型の子機を検討してみるのもおすすめします。
(通信のパフォーマンスが劣るかもしれませんが)
これから使い続けて新しく気づいたことがあれば加筆していきます。
仮に壊れてもメーカー保証が3年あるので、今のところそこまで心配はしていません。
総評:問題なく使えた
以上、TP-Link Archer T2U Plusのレビューでした。
僕の使用感をまとめると、
- セットアップは簡単で、スムーズにできた
- 通信速度は問題なし
となります。
TP-Link製の商品を買うのは初めてでやや不安はあったのですが、問題なく使えてよかったです。
Archer T2U Plusが気になっている方の参考になれば幸いです。