今回は「NEEWER」というブランドの撮影用照明のレビューです。
ブログに載せる写真撮影の照明として「480ライトキット」というセット製品を購入しました。
中国メーカーということで品質に不安はあったのですが、実際のところ問題なく使えています。
ブログ用の写真もこれまでより明るく見やすくなったので買って正解でした。
NEEWER製LEDライトのクオリティが気になっている方はぜひご覧ください。
NEEWER 480ライトキットを購入
NEEWER は撮影用機器を中心に開発している中国の企業です。
【参考】NEEWER
Amazonに出品されているNEEWERの撮影用照明には、内容によっていくつかのバリエーションがあります。
僕が今回購入したのは、そのうちの「480ライトキット」というモデルです。
480ライトキットではライトとACアダプター、スタンドがセットになっています。
僕は撮影用の機器を何も持っていなかったので、必要なものが揃ったこのセットを購入しました。
購入動機:ブログの写真撮影の照明として
今回僕がこのLEDライトを買った経緯について書きたいと思います。製品についての情報が知りたい方は読み飛ばしても大丈夫です。
僕は当雑記ブログ「ぽうチャンネル」と、ギターの情報サイト「Guitar Hacks」の2つを運営しています。
情報発信で大事なのは一次情報。
(実際に使った経験や自分で撮った写真、動画)
そのためどちらのサイトでも自分で撮った写真をたくさん使っています。
するとこだわりたくなるのが写真のクオリティです。
これまでは日光や部屋の照明を利用していたのですが、写真本来の明るさが安定しなかったり暗かったりするのがネックでした。
「PhotoScape」という画像編集ソフトで明るさ調整をしていましたが、もともとも写真がダメだとどう編集しても上手くいきません。
そこであるときデスクライトを買ったのですが、これが失敗。
そもそも撮影用として作られてはいないので、写真写りはそこまで良くなりませんでした。
(1万円しただけあってデスクライトとしては一級品)
今となってはなぜ撮影用のライトを買わなかったのか不思議です。当時はあまりにも不勉強すぎました。
そこで今度は撮影用として作られた製品をということでAmazonで見つけたのが、今回レビューするNEEWERのLEDライトです。
中国のメーカーということでしたが、評価は悪くなかったのと10,000円を切る値段だったので購入。
詳しくはこれから書いていきますが、こちらのライトは撮影用なので明るさは申し分ないです。
スタンドの高さ調整や角度調整機能を使えば、デスクライトよりも柔軟に環境を設定できます。
当たり前なのですが最初からこちらを買っておけば正解でした。
NEEWER 480ライトキットの付属品
今回レビューする「480ライトキット」に含まれる付属品は次のとおりです。
- ライト本体
- ディフューザー
- ACアダプター
- キャリングケース
- スタンド
- 書類
ライト本体とスタンドがセットになったこの商品は、妙な梱包で届きました。
ライト本体とスタンドが別の箱に入っています。
こちらがライト本体。詳しくはこれからレビューしていきます。
ディフューザーは光を穏やかにするのに使います。
電源供給用のACアダプター。
付属のキャリングケースにはライト本体とACアダプターを入れられます。
ACアダプターを固定できるのは便利です。
スタンドはこちら。組み立てなどは必要なく、広げればそのまま使えます。
LEDライトの仕様
ここからはライト本体の仕様について詳しく見ていきます。
サイズと重さ
まずライト本体のサイズはおよそ21cm×21cmの正方形。純粋に電球が並んでいる範囲だと19cm×15cmです。
BB弾くらいのLEDがびっしりと並んでいます。
重さは実測で874g。
ライト自体は軽くないですが、スタンドはこれを十分支えられるくらい頑丈です。
ディフューザーの取り付け
ディフューザーは横からスライドさせる形で取り付ける仕組みです。
左右から固定できるので、斜めにすることがあっても落ちてきません。
裏面のパネル
裏面のパネルにあるものは次のとおりです。
- 電源入力端子
- バッテリースロット×2
- 電源スイッチ
- 黄色調整ノブ
- 白色調整ノブ
電源入力端子に付属のACアダプターをつなげばコンセントから電源をとれます。プラグの差し込みは少しゆるく感じました。
バッテリーをつかえば外部電源なしでも駆動できます。
ここにはSONY NP-F570、NP-F550、NP-F530と互換性のあるバッテリーが使えます。
「480ライトキット」にはバッテリーが付属しないので、僕はこのスロットは使っていません。外に持ち出さないならなくても大丈夫です。
電源スイッチは、OFF、バッテリー、ACアダプターの3つに切替可能。
2つのツマミは、それぞれ黄色と白色の光の量を調整します。
実際に部屋の壁に光を当ててみました。
まずは黄色100%のみ
白色100%のみ
黄色・白色ともに100%
それぞれ写真だと分かりづらいですが、実際にはかなり色合いが違います。
- 白→自然な光。実物の色をそのまま写すのに向く。
- 黄色→温かみのある色。写真の色合いも実物と変わる。
スタンドの仕様
次はスタンドの仕様を見ていきます。
スタンドのほとんどの部分は金属製。高級感こそないものの、上にライトを設置しても十分安定します。
ライトの取り付けは簡単で、穴にはめて固定するだけです。
三脚は最大まで開くと、1辺およそ70cmの正三角形になります。アジャスターは任意の場所で固定できるので、より小さい幅で設置も可能。
このスタンドには高さ調整部が2ヶ所あって、それぞれ任意の長さだけ伸ばせます。
まずこちらが全く伸ばしていない状態。
下側を最大まで伸ばした様子がこちら。
さらに上側も伸ばした様子がこちら。
足をどれだけ開いているかにもよりますが、スタンドだけでおよそ170~180cmくらいの高さになります。
普通に使っている分には高さは十分ですし、最大まで伸ばしてもライトを支える安定性は十分です。
撮影のコツと写真の比較サンプル
以上が「480ライトキット」の仕様になります。
ここからは僕がこのライトをどうやって使っているか、どんな写真が撮れるのかについて個人的な事例を紹介したいと思います。
自然な明るさを確保する
上にも書いたとおり、僕はこのライトをブログ写真の撮影用に購入しました。
日光や部屋の照明だけに頼ると、写真のクオリティが安定しません。
そこで僕はこのライトを天井と壁に反射させて、自然な明るさを作り出しています。
反射させれば光はぼやけるので、ディフューザーは使っていません。
ライトを光を物体に直接当てると明るさのバランスや影が不自然になるので、反射させる方法に行き着きました。
撮影した画像サンプル
ライトのある・なしで写真を比べてみます。白色100%、黄色0%で撮影しました。
まず加工なしのそのままの写真。
ライトありの方が物体がくっきり写っているのが分かると思います。
それでもまだ暗い感じがするので、このままではブログに載せられる状態ではありません。
そこで次にこの2枚を「PhotoScape」という画像編集ソフトで同じだけ明るくしてみます。
ライトなしの場合、加工で無理やり明るくしても見やすい写真になってくれません。
これはオリジナル写真の時点で明るさが足りないのが原因です。
一方ライトありの場合は、明るさを修正することでさらに見やすくなりました。
好みの問題もあるとは思いますが、僕はライトあり・加工ありの写真が一番キレイだと思います。
このように撮影用照明を使うことで、印象的な写真が撮れるようになりました。
手元の小さいアイテムを写すときには特に役立ちます。
惜しいところ・注意点
使っていて不便に感じたところも書いておきます。
ライトの位置が高いとアダプターの置き場に困る
ライトの位置を高くすると、それだけACアダプターも高いところに置くことになります。
ここで問題になるのがアダプターの重い部分をどこに置くかということです。
もし近くにアダプターを置ける場所がないと、宙ぶらりんになってしまいます。
僕の場合は机の近くで使っているので特に問題なく使えています。
スタンドにアダプターを固定する仕組みがあればもっと使い勝手がよかったです。
もし互換性のあるバッテリーを持っているなら、室内でもバッテリーを使ってもいいでしょう。
電源入力端子が少しゆるい
アダプターの置き場問題とも関連するのですが、電源入力端子がゆるくて心もとないです。
けっこう簡単に外れしまうので、もう少し固く作るか、完全に固定する仕組みがあれば便利でした。
ただ普通に使っている分には勝手に外れることはないので、細かい特徴ではあります。
NEEWER ライトキット レビューまとめ
以上、NEEWERの照明「480ライトキット」のレビューでした。
まとめると、この製品はブログの写真撮影用照明として十分な明るさと機能があります。
僕はこのライトを使うまでに何百枚という写真をブログに掲載してきました。
今から考えるともっと早く導入しておけばよかったと思います。
これからは照明をフル活用しつつ、もっと見やすくて読者の目を引く写真を掲載していきたいです。
僕と同じように「モノ撮り用」の照明がほしい方にはおすすめします。ぜひチェックしてみてください。