【ボディトリマー ER-GK21 レビュー】深剃り未満の処理に便利

前々から気になっていたPanasonicのボディトリマー『ER-GK21』を買って使ってみたのでレビューします。写真は使用前に撮ったものなので汚れていません。

総評としては、首から下の全ての部位で深剃り未満の処理をするにはとても便利な道具と思いました。

僕は髭だけは脱毛していて、体は気になったら自宅で剃るというスタイルでいました。特に脇などは毛が生えている分だけ匂いのリスクになると常々危惧していて、清潔感を維持するなら男性でも定期的な処理は必須と感じます。

体の毛をふつうのT字のカミソリで剃るのも苦行というほど大変でもなかったのですが、やはり面倒には面倒です。この定期的な作業がもっと楽にならないかなと前々から思っていました。

そこで良さそうだなと思ったのが一般に『ボディトリマー』と呼ばれる製品です。ボディトリマーは体の毛を処理しやすく設計されたバリカンのような道具で、使い勝手が良さそうだったので買ってみました。

以前からPanasonicの(髭用)電動シェーバーや眉毛シェーバーを使って信頼性が高かったので、今回もPanasonicの製品を選択。ボディトリマーにもいくつかのグレードがあったのですが、一番安い『ER-GK21』でも十分使えそうだったのでそれにしました。色はブラックをチョイス。
※購入時期:2024年2月

実質4,000円ちょうどくらいだったので、手が届きやすい価格帯だと思います。

 

中身はこちらのようになっていました。

 

まずはアタッチメントについて。

ボディトリマー本体についている刃に被せるアタッチメントが2つ付いていて、これで毛の長さを2mm、3mmに調整できるようになっています。

実際に使ってみた結果、個人的にはアタッチメントは不要に感じました。というのも、基本的には剃れるだけ剃りたいと思っているので、長さを調整する必要がないからです。あえてちょっと残したい場面がある人には便利かもしれません。

 

アタッチメントを付けない生の刃がこちら。

前述のとおり僕はいつもアタッチメント無しで使って、毛をなるべく短く剃っています。

これでどれくらい剃れるのかというと、ギリギリ深剃りが出来ないくらいまで短くカットできます。

泡やジェルを使ったウェットシェービングではないので、皮膚の下まで食い込むような深剃りは流石に出来ません。あくまで表面に出てきている毛をざっと刈り取るくらいです。

その結果どれだけ毛の印象がなくなるかは毛の濃さや太さによってだいぶ変わります。例えば僕の場合、前腕の毛はそこまで生えていないのでこれで剃ればだいぶキレイになりますが、他の濃いところだと、毛の存在自体は残ります。なので、購入を考えている方は、ボディトリマーは(よほど毛が薄くない限り)見た目を完全にキレイにする製品というわけではないと考えるのが無難と思います。

アタッチメントを付けない生の刃はかなり安全に作られています。肌に当たるのは実は丸みを帯びたガード部分のみであり、毛を剃る刃自体は肌に触れないようになっています。その分深剃りが出来ないわけですが、不自然なほど強く押し付けない限り肌が傷つかなくなっているようです。

よって、ウェットシェービングのような深剃りは出来ないものの、皮膚より上の毛をざっと刈り取るという処理をするにはかなり便利だと感じました。この使用感については購入前に予想していたのとほとんど同じだったので個人的には満足です。

例えばこれで脇の毛をあらかた処理しておくだけでも、処理しない場合に比べて、汗の量や匂いをかなり抑制できると感じます。エチケットとして気をつけておいて損はありません。

 

この手のボディトリマーの長所の1つは、とにかく使うまでが楽なところだと感じました。

使用には特別な準備が必要なく、気が向いたときにドライシェービングでそのまま使えます。面倒な作業をラクにしたいという目的で購入したので、この点は自分のニーズに合っていると思いました。

刃の長さ、つまり一度に剃れる範囲が広いのも評価ポイントです。首から下というととにかく面積が広いので、刃が小さいとその分時間がかかります。その点でもボディトリマーのようにバリカンサイズの刃だと大量の毛を一気に処理できるのでやはり便利に感じました。

また、これは使ってみてよく分かったのですが、この形は体だけでなくVIOのような複雑な部位にも使いやすいです。言葉では伝えにくいですが、とにかく体のあらゆる場所が剃りやすいように上手く設計されているのだなと思いました。

 

刃は本体から取り外すことが出来ます。

これにより、刃の内側を掃除したり、切れ味が落ちたら替え刃と交換することも可能。製品を長く使えるように工夫されています。

 

錆止めを兼ねた潤滑油と掃除用ブラシまで付属しています。

写真は撮っていないのですが、充電式ではなく単三電池で動くのもいいです。別途充電アダプターを持つ必要がなく、手持ちのエネループでそのまますぐに使えました。

総評:買ってよかった

総評としては、当初の目的にかなう性能だったのでふつうに満足のいく製品でした。

体の毛の処理というのは常について回る問題であり、そこをだいぶ楽に出来たという点で買った価値は大いにあったと思います。痩せ我慢せずにもっと早く買っておけばと思いました。

Panasonicのボディトリマーには値段が倍くらいの上位モデルもあるのですが、個人的には今回レビューした安い方の『ER-GK21』で用は十分に足りました。こちらを選んで正解だったと思います。

レビューである以上デメリットも書くべきとは思うのですが、正直なところ思いつきません。求めていたものが手に入ったのでただただ満足という感じです。

強いていえば、そもそも体の毛がものすごく薄くて、現状でも処理に困っていない人は買ってもそこまでQOLは変わらないのかなとは思います。ただほとんどの男性は人間である以上、ある程度の毛は生えるはずであり、それゆえこういったボディトリマーはほとんどの成人男性にとって便利だと思います。

ただしあくまで『深剃り未満』の処理をするための道具であると認識した上での購入をおすすめします。