「あとは作業だ」と感じるとゲームに飽きてしまう

僕は一年中何かしらPCゲームをしていて、ほとんどのゲームに共通する原則みたいなものあると気づきました。

それは、「ここから後は新しいことは何もなく、作業の繰り返しだ」と思ったポイントが、大体プレイを止めるタイミングだということです。

1つのゲームをずっとやり続けるということは僕はないですし、大体の人もそうだと思います。

プレイを止めるタイミングや理由は色々あるのですが、個人的かつ具体的なところでいうと下記のような例があります。

  • Path of Exile:リーグごとにやりたいビルドやファームをやりきったと感じたらそのリーグはプレイを終了する。今でもまだ累計2200hくらい。
  • Grim Dawn:やりたいビルドを大体やりきった。満足。1600hくらい。
  • Factorio:バニラで自分なりに満足のいく工場レイアウトを実現した。これ以上改善する余地がないとは言わないまでも、それ以上突き詰める気もない。満足。900hくらい。
  • Oxygen Not Included:ゲーム内の2大実績を達成。自分なりに満足のいくコロニーレイアウトを実現。500h。
  • RimWorld:やりたいプレイ内容を大体やりきった。満足。500h弱。

これらはポジティブな終わり方をした(あるいはリーグごとにする)ゲームです。一方で、もちろんハマらずに早い段階でやめるゲームもあります。それらの場合は「作業の繰り返しだからやめる」という原則にぴったりは当てはまらないのですが、面白さを感じるかどうかで言えば似たようなところはあると感じます。

重要な繰り返すと、「これ以上新しいくことがなく、後は作業」と感じると僕はゲームが出来ないことが、長年の経験から分かりました。寝食を忘れて熱中したゲームでも、このポイントに到達した時点で終了となります。

もちろんこれはネガティブな感覚ではなく、言うなれば、「卒業」という感じです。あくまでポジティブな終了の仕方を想定しています。


では、なぜ「作業感を覚えたタイミング」でやる気がなくなるのか?

これも自分の中ではけっこうハッキリしていて、僕は「改善する」ことが楽しいと感じるんです。それがほぼゼロになると、プレイする理由もなくなってしまうという感じです。

例えば、割と近年プレイしたOxygen Not Included(ONI)なんかは分かりやすいと思っています。

このゲーム、難しすぎて実は一度投げています。それでも座学をしつつ手探りでやっていたら、それしか考えられないくらいドハマリしたという経緯があります。

では、寝食を忘れて没頭していた時期に、このゲームの何がそんなに面白かったのか?それが他でもなく、「改善する」ということです。

ONIをやったことがある人なら分かると思いますが、このゲームはある種、死に覚えゲー的なところがあります。つまり、ゲームメカニクスが複雑であるがゆえに、最初から上手くいくコロニーを作ることはおそらくどんな天才でも出来ません。

ですが、2回、3回、あるいは10回とコロニーを最初からやり直していくうちに、「こうすればよかったんだ!」という発見と改善があります。ONIのどこに面白さを感じるかは人それぞれでしょうが、僕にとってはこの改善のプロセスがとても楽しかったんです。

そうやってコロニーの各部分を改善していって、(個人的にはとても難しいと感じた)2大実績解除まで夢中になって遊ぶことが出来ました。振り返ると、本当に楽しい時間でした。(記憶を消してもう一度やりたい!)

これはONIの話ですが、他にはFactorioの工場建設や、Path of Exileのビルド育成でも本質的には全く同じことが言えると思います。

どんなゲームも、どこかのタイミングでこのような「卒業」が訪れるものだと思っています。


こういう感覚を持てるかどうかは、そのゲームを十分に楽しんだかどうかを自分の中で分ける基準になると思っています。

上に挙げたようなゲームは「卒業」みたいな感覚でプレイを終了するので、別に嫌いになってやめたわけではありません。吸えるものは全部吸い尽くしたみたいな感じ。

一方で、「作業感」にすら達することなく興味を失ったゲームに関しては、結果として自分には合っていなかった感が残ります。
(蛇足ですが、楽しい作品に出会うためにはある程度の数のゲームを買ってみるしかないと思います。つまり、面白いかどうか分からないゲームを買うというのは、ある種の投資と言えます。数を打って、その中から特大ホームランが1つでも出ればOKという感じ。)

なので僕の中では、「後は作業だ」と確信することが出来たとしたら、それはそのゲームを十分しゃぶり尽くせた証拠であるとともに、そのゲームが面白かった結果だとも言えるんじゃないかなと思うんです。

一方、これは抽象的かつ個人的な感覚なのですが、浅くてつまらないゲームに対しては「後は作業だ」と僕は思わないんですよね。自分に合わなかったゲームでは、そういう明確なやり切った感を覚えません。後に残るのは「なんか自分には合わなかった」という漠然とした感覚だけで、作業と断定するところまでいかない感じ。