【コンフォート原則】よく使うものにお金をかけるほど、満足度が高まる。

今回は、お金についての話です。

コンフォート原則という言葉があるのを最近知りました。

この原則は、簡単に言うと

「長い時間使うものにお金をかける方が、生活の満足度が高まる」

ということを示しています。

この原則を自分の生活に適用することで、QOLを効率よく上げることが出来るのではと考えます。

何にでもお金をかけるわけではなく、QOLの上昇というリターンがより多く見込めるところに費やすわけです。

お金をかけるべきモノは人による

では、僕たちは何にお金を相対的に多くかけるといいのでしょうか?

この答えは、当然ながら人によって違うはずです。

例えば僕の場合スマホを長い時間使いますから、高性能なスマホを買うことによるリターンは大きいと言えます。

しかし、スマホを持ってはいるけどほとんど使わない比較的高齢の人が同じスマホを持っても、僕と同じようなQOLの上昇は見込めません。

これは簡単なことですね。

 

例えばですが、車通勤で長い時間車に乗る人であれば、快適に運転できる車に投資するのは合理的と言えます。

他には、ベッドなんかはほとんど全ての人に当てはまるQOLリターンの大きいものではないでしょうか。

仮に1日6時間眠るとすると、人生の4分の1はベッドの上で過ごすことになるのですから。

原則を逆に読む

コンフォート原則をもう一度確認すると、

「長い時間使うものにお金をかけた方が、生活の満足度は高まる」

です。

これを逆に解釈すると、

「短い時間しか使わないものにお金をかけても、生活の満足度はそれほど上がらない」

となります。

 

僕自身の例で言いますと、ベース(楽器)を買ったはいいけど結局全然弾かなかったという経験があります。

楽器ですから、それなりの額はしました。ですが、その投資に対するリターンはごく僅かなものでした。

コンフォート原則に照らせばその理由は、短い時間しか使わなかったからです。

 

こういったケースは、僕たちの周りにごろごろ溢れているのではないでしょうか。

原則をそのまま意識するだけでなく、逆にリターンの少ないお金の使い方はしないように心がける必要もあるでしょう。

僕自身も、本当にこの手の悪い投資はたくさんしてしまいます。

パレートの法則

コンフォート原則について考える中で、パレートの法則という概念との関連性に思い当たりました。

パレートの法則とは、例えば会社の利益の8割を生み出しているのは2割の社員、というような内容です。

より一般化して言うと、全体の数値はごく少数の構成要因によるものである、とも言えますね。

この法則はこの世の色んな側面に見られる、面白い法則です。

僕たちが感じる生活の満足度の合計を100とし、お金をかける対象もまた100あるとします。

もしかすると、生活の満足度の8割を生み出しているのは、お金をかける対象の2割でしかないということは、あり得ないでしょうか?

これは本来具体的に定量化できる単純な問題ではありませんが、こういったことは往々にしてあると僕は思います。

その2割を探すことは、コンフォート原則に従うこととイコールと言えるのではないでしょうか。

 

ちなみに、パレートの法則について興味がある方は『人生を変える80対20の法則』がおすすめです。

類似する本の中で、この本が一番実りがありました。

長い時間使う、ということの定義は?

ところで、「長い時間使う」とはどういうことなのでしょうか?

例えば、日中仕事に行っている間中ずっとつけている腕時計は、長い時間使っていると言えるのでしょうか?

ベッドで横になる時間と同じ時間つけているとしたら、コンフォート原則的な価値は同じになるのでしょうか?

ここが難しいポイントだと僕は思いました。

現実の問題は極めて複雑で、何もかもハッキリ線引きできるものではありません。これは当然のことです。

ですから、コンフォート原則を実際に生活に取り入れて行く際にも、僕たちはさらに色々と考えなければならないでしょう。

僕のケース

僕の場合、スマホとPCはコンフォート原則的価値が大きいと思います。

どちらも長く使っているのはもちろんですし、単に身につけているだけでなく能動的に道具として使ってもいるからです。

僕以外にも、スマホとPCに価値を見出す人は多いのではないでしょうか。

そこで、この2つについて少し掘り下げてみます。

スマホはHuawei Mate 10 Pro

僕が使っているスマホは、HuaweiのMate 10 Proというアンドロイド端末です。

SIMフリー版を8万円ほどで購入しました。

iPhoneユーザーにとっては特別な金額ではないかもしれませんが、Android端末の中では高価な部類に入ります。

僕はしょっちゅうスマホを触ります。

コンフォート原則について考えたときに、初めて浮かんできたのはやっぱりスマホでした。

本機は値が張るだけあって、ほとんどストレスなく使えています。あらゆる動作がサクサクです。

かけたお金に対するリターンは、僕の生活の中で最高の部類に入るのは間違いありません。

PCは自作

PCもスマホと本質的なことは変わらないと思います。

本ブログの執筆もこのPCで行っており、かなり長時間使っています。

PCは自作したもので、CPUはi7 4770、OSはSSDにインストールなど、多少のこだわりを詰め込みました。
(作ったのは2013年くらい)

これもまた、僕にとってのコンフォート原則的価値が非常に大きいものです。

お金をかけて正解でした。

これから椅子に投資したい

これからお金をかけたいと思っているものとして、椅子があります。

PCを長く使う以上、必然的に椅子に座っている時間も長くなります。

今使っているのは、20年以上前に買った、いたって普通の椅子です。

長く使うわりに座り心地は良いとは言えません。流石にそろそろ買い換えてもいい頃でしょうか。

できればこんなやつに座ってみたいものです↓

まとめ

以上、コンフォート原則について、僕自身の考えを交えつつ書いてみました。

身の回りのモノに節操なくお金をかけるよりも、幸福度のリターンが大きい部分に集中する方が懸命です。

コンフォート原則に完璧に従う必要はないとしても、これを頭の片隅に置いておくだけでも、スマートな金銭管理にかなり役立ちそうです。

 

お金に関する法則として他に、「パーキンソンの法則」というものがあります。

興味がある方は、あわせてご覧ください。

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