PCで遊べるハクスラのおすすめはGrimdawn【Steamで買える】

Grimdawnのプレイ画面

今回はPCゲームのおすすめをご紹介。

PCで遊べるハック&スラッシュ(Hack&Slash、通称ハクスラ)には色々なゲームがありますが、僕のおすすめは圧倒的にGrimdawn(グリムドーン)です。

この記事の執筆時点で900時間ほどプレイしてきましたが、まだまだ飽きません。

想定する読者は主に、

  • PCのハクスラってどれが面白いの?
  • Grimdawnってどうなの?

と思っている方になります。

Grimdawn以外のゲームも紹介するので、購入の参考になれば幸いです。

ハクスラとはどんなゲームか

今回はハクスラのおすすめということで、「そもそもハクスラって何?」という方向けに簡単に解説しておきます。

「それはいいからGrimdawnのこと教えて」という方はスキップしても大丈夫です。

 

ハクスラの正式名称は、ハック&スラッシュ(Hack&Slash)です。

明確な定義はないので僕の理解を書くと、ハクスラというのは、

  1. 敵を倒してレアなアイテム(武器とか)を手に入れる
  2. そのアイテムを使ってさらに強い敵を倒す
  3. それを装備してさらに強い敵を倒す…
  4. この繰り返し…

という感じのゲームです。

ハクスラの一番の特徴は、アイテムのドロップが基本的にランダムな点だと思います。

例えば他のジャンルのゲームだと、

  • ○○の宝箱にアイテムAが入ってる
  • △△を倒すとアイテムBが手に入る

みたいに、どこで何が手に入るか決まっている場合が多いです。

一方ハクスラは基本的にそういうことはなくて、どこで何が手に入るかは分かりません。敵を倒したときに落とすアイテムも毎回違いますし、宝箱からも何が出てくるかは決まっていません。

これはつまり、プレイする度に違った体験が得られることになります。ストーリー自体が一本道だとしても、このランダム性が中毒性を生み出しています。

これは大まかな定義ですので、まだハクスラをやったことがない方は「ふ~ん」くらいに思っておいてOKです。

なぜGrimdawnがおすすめなのか

PCで遊べるハクスラにも色々あるのですが、僕のおすすめはやはりGrimdawn

他にもハクスラはプレイしてきましたが、Grimdawnほど熱中できず結局途中でやめてしまうこともありました。

僕がGrimdawnをおすすめする理由は、大きく分けて次の3つがあります。

  1. ゲームシステムが個人的に特に面白かった
  2. ダーク・シリアスな世界観が好き
  3. 日本語で遊べる

ゲームシステムが面白い

Grimdawnが何をするゲームかというと、広いくくりではアクションRPGということになります。

キャラクターを動かしたり技を出したりして、敵を倒し、ストーリーを進めていきます。こういう定義に当てはまるゲームはハクスラに限らずよくあります。

僕がGrimdawnにハマったのは、やはりゲームシステム自体が面白いからです。

システムを理解し、キャラクターを育てる

Grimdawnのキャラクター画面

ハクスラ一般に言えることとして、キャラクターの方針を決めて育てるのが面白いです。

Grimdawnでは、強いキャラクターを作るためには下のような大量の要素について考えないといけません。

  • 属性値
  • クラス選択
  • スキル選択(スキルポイントの配分)
  • 星座
  • 装備アイテム(武器・防具・アクセサリー)
  • スキル割当
  • 耐性
  • ダメージの算出方法
    など…

未プレイの方には訳が分からないと思いますが、要は戦略的な要素がたくさんあるんだな、と思っていただければOKです。

僕がそうだったようにハクスラ初心者だと、最初は何がなんだか訳が分かりません。ダメージは大きくならないし、敵の攻撃が痛すぎる。

これはゲームシステムを理解していないのが原因です。

システムを理解していくと、どうやったら敵を倒せるのか、どうやったら死なずに済むのが分かってきます。これが面白い。

個人的にしっくりきた

システムを理解してキャラクターを強くしていく…というのは全てのハクスラに言えることですが、Grimdawnのシステムが個人的にしっくりきました。

GrimdawnにはDLC抜きでも6つのクラス(いわゆる職業)があります。
(DLCを導入するともっと増える)

  1. ソルジャー
  2. デモリッショニスト
  3. オカルティスト
  4. ナイトブレイド
  5. アルカニスト
  6. シャーマン

Grimdawnではこの中から任意の2つ選んで組み合わせます。その選び方だけでかなりの多様性が生まれて、ゲームが奥深いものになっています。

クラスを選んだ先にも、どのスキルにどれだけポイントを振っていくかという戦略的要素があります。

などなどシステム内の色々な要素について頭を使っていると、これがまた楽しいのです。

ある程度慣れてくると、「今度はこういうキャラクターを作ってみよう…」と頭の中で考えるだけで楽しくなってきます。

 

ちょっと例を挙げると、下の画像はオカルティストというクラスのスキル設定画面です。

戦略に合わせて、必要なスキルにポイントを振っていきます。クラスが同じでも、振り方が違うとプレイスタイルも全く違ったものになります。

クラス内のスキルポイント配分

このスキル振りでは、主に下の方のスキルを取っているのが分かると思います。これはペット(召喚獣的なもの)をメインに使うスタイルだからです。

一方、カオスや毒、生命属性のスキルをメインに使うなら上の方のスキルを取っていくことになります。

何度も周回プレイしたくなる

Grimdawnは一回やったら終わりのゲームではなく、キャラクターを何度も作って遊びたくなる奥深さがあります。

例えば、最初の1周は楽しいけど、2週目はやりたいと思わないゲームもしばしばあります。

Grimdawnはそれとは真逆です。なぜかというとゲームの性質上、1周では全ての要素を網羅できないからです。上に挙げた情報で言うと、1つのキャラクターで選べるクラスは2つまでなので、1キャラクターで全てを網羅できないのは必然です。

例えばオカルティスト×シャーマンで遊んだ後、オカルティスト×ソルジャーで始めると、また違ったゲームスタイルになってきます。

するとプレイ時間が膨大になってきます。最初にも書いたとおり、この記事を執筆している時点で僕のプレイ時間は900時間以上。そのうち1000時間も超えるでしょう。

僕がここまでハマったのは、Civilization4というPCゲーム以来です。Civ4はストラテジーですが、こっちもクソ面白いのであわせてどうぞ。

Civilizationシリーズのおすすめが圧倒的に「4」である理由について

ダークな世界観が好みだった

ゲームのシステムとは別な要素として、ゲームの雰囲気が気に入りました。

Grimdawnはシリアスかつダークで、要は暗くて陰湿です。コミカルなおどけた雰囲気はありません。

僕にとってはそれがすごくしっくりきて、ゲーム自体の面白さと相まって長くプレイし続ける要因になったかなと思います。

後半でも書きますが、ゲームによっては雰囲気がポップすぎて没入できなかったものもありました。

日本語で遊べる

Grimdawnをおすすめするもう1つの大きな理由は、日本語で遊べるからです。

ハッキリ言って、日本語と英語ではゲームへの没入感が違います。

やはり日本語で書かれていた方がスムーズに内容を理解できて、結果的にそのゲームを面白く感じやすいと思います。

英語のみのゲームもある

日本語で遊べることのメリットについて書いたのは、反対に英語しかないゲームがけっこうあるからです。

例えば、有名なハクスラであるPath of ExileやDiablo3は英語でしか遊べません。
(PS4版のDiable3は日本語)

実際にこれらもプレイしてみたのですが、やはり英語だとゲームに集中するのが難しく感じました。

なので日本語で出来るGrimdawnと比べるとどうしても見劣りしてしまうというのが正直なところです。

既にシステムを理解したゲームを英語で遊ぶのはまだ耐えられます。例えばGrimdawnの日本語化パッチが最新バージョンに追いついていないときは、英語のままプレイします。

これがなぜ大丈夫かというと、アイテムの効果や日本語での意味がもう頭に入っているからです。どういうストーリーで、どこで何をすべきなのかも、もう分かっています。

一方、初見で英語というのはかなり厳しい。上に書いたようにハクスラはある程度複雑なゲームシステムになっていて、理解すべき概念がたくさんあります。それを全て英語でとなると、難易度は高いと思います。

日本語訳は公式ではない

ちなみに、ゲームが公式として日本語に対応しているわけではありません

日本語化の翻訳ファイルを有志の方々が作ってくれていて、それで日本語化が成り立っています。

Steamの製品ページでは日本語に対応となっていますが、あれは少し語弊があります。公式の努力ではなくて、有志の努力で日本語化出来ているからです。

翻訳に携わってくださっている方々には、プレイヤーの1人としてこの場を借りて感謝したいと思います。

本体、DLCどれを買えばいいのか

Grimdawnは本体も含めていくつかのコンテンツが用意されていますが、最初は本体だけでいいというのが僕の意見です。

Grimdawnに関係するコンテンツは、現在次の5つ。

  1. Grimdawn本体
  2. Ashes of Malmouse Expansion(拡張版第1弾)
  3. Forgotten Gods(拡張版第2弾)
  4. Crucible Mode DLC(やりこみ要素)
  5. Steam Loyalist Items Pack

上にも書いたように、1キャラクターで1周プレイしただけではどうせ全ての要素を遊びつくせません。

なので、結局ハマるかどうかわからないなら初めは最小構成の本体だけでOK。とりあえず本体でメインストーリーを終えてみて、もっとやりたいと思ったら拡張版に手を出せばいいと思います。

AoMとFGについて

大きなDLCとして、

Ashes of Malmouth(AoM、アッシーズ・オブ・マルマス)

Forgotten Gods(FG、フォーゴットゥン・ゴッズ)

があります。

これはどちらもクラスやアイテム、ストーリーを追加する大型DLCなので、あった方が間違いなく面白くなります。

注意点として、FGは本体とAoMがないと動きません。DLCを買う順番には気をつけましょう。

これらのDLCについては、やはりクラスが追加されるというのが大きなポイントだと思います。クラス選択によってゲームプレイがガラッと変わるからです。

AoMではインクィジターとネクロマンサーが、FGではオースキーパーが追加されます。どれも使っていて面白いクラスです。Grimdawn本体で面白く感じたらDLCもぜひ。

そういうわけで、お金をなるべく一気にかけたくないなら、

  1. まずは本体を買って遊んでみる
  2. ハマったら、AoMを導入する
  3. さらにハマったら、FGを導入する

という流れで買っていくのをおすすめします。

Crucible Mode(クルーシブルモード)

DLCの1つ、Crucible Modeは上の2つとは全く違います。

ひたすら敵を倒しまくって効率よくアイテムを手に入れるモードだと思っていただければ差し支えありません。いわゆるやりこみ要素です。

使いようによっては、キャラクターの育成に便利な側面もあります。

ですが最初から買う必要は全くなく、やり込む段階になって導入すればいいDLCです。

Steam Loyalist Items Pack

Loyalist Items Packは買わなくていいです。

実用上ほとんど意味がなく、ただ外見が変わるだけのおまけみたいなDLCです。

僕も買っていません。

必要スペックは高くない

ハクスラ全般に言えることですが、Grimdawnも必要なPCスペックはそこまで高くありません。

推奨レベルについてざっくりまとめると、

  • CPU:第4世代intel iシリーズ以上
  • RAM:6GB以上
  • グラフィック:GeForce 500シリーズ以上、Radeon 6000シリーズ以上

となっています。

ちなみに僕のPCは、i7-4770、RAM8GB、GTX760(VRAM2GB)、SSDで超快適に動いています。

流石にオンボードでは無理だ思うのですが、普段からSteamのPCゲームをやっている方がGrimdawnのために機材をグレードアップする必要はないレベルだと思います。

他のハクスラとの比較

僕としてはGrimdawnがダントツでおすすめなのですが、参考までに僕が遊んだ他のハクスラ作品もご紹介しておきます。

Diablo3とPath of Exile

ハクスラのおすすめで絶対紹介されるこの2つ。

僕もやりましたが、上にも書いたとおり、日本語化出来ないのが最大のネック。僕は心が折れました。

ただ、ゲーム自体は面白いと思うので英語でもへっちゃらという方はチェックしてみてください。

PoEはGrimdawnと同じようにSteamからプレイ可能。しかも無料です。

【関連リンク】Path of Exile | Steam

一方Diablo3はSteamではない独自のプラットフォームを使います。それがちょっと分かりにくい。詳しい買い方などはググってみてください。

【関連リンク】blizzard.com

Torchlight2(トーチライト2)

Torchlight2もよくおすすめされています。Steamでの評価も結構高いです。

僕も買いましたが、どうしてもGrimdawnがしっくりきすぎて、こちらはあまりハマらず。

Torchlight2はけっこう軽いタッチで、僕にとってはGrimdawnのダークな世界観の方が好きでした。反対にコミカルな感じを好む方なら、Torchlight2の方が向いているかもしれません。

Borderlands2(ボーダーランズ2)

Borderlands2(BD2)は個人的には微妙…。正直に言うとすぐに飽きてしまいました。

BD2はハクスラの中でもGrimdawnと違ってFPS、つまり1人称視点で銃を打つタイプのゲームです。

何か特別不満があったというわけではないのですが、単純に僕との相性が悪かったんだと思います。ゲーム自体は日本語化もされていて、作り込みのレベルも高いです。FPSでハクスラがしたい方はチェックして損はないかと。

Grimdawn、おすすめです

以上、PCで遊べるハクスラのおすすめとしてGrimdawnをご紹介しました。

ハマる人は数百時間、数千時間単位で遊べるシロモノだと思います。受験生や大事な試験を控えた方はやらない方がいいでしょう。

もちろんゲームシステムや雰囲気で、人によって合う合わないはあるはずです。なので、皆さまが遊ぶゲームを選ぶ際の1つの参考になればと思います。

あわせてどうぞ

途中でも少し触れたCivilization4も同じくらいおすすめです。

こちらはハクスラではなくストラテジーのジャンルになります。Civ4も同じくらい時間泥棒なので注意してください。

Civilizationシリーズのおすすめが圧倒的に「4」である理由について