PC用キーボードを分解して掃除する方法まとめ【REALFORCEで解説】

 

この記事では、PC用のキーボードを分解して掃除する方法について。

僕がやった方法を写真付きでまとめます。

注意点やコツについても書いていくので、これからキーボードの掃除をする方の参考になればと思います。

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この記事では、デスクトップ用キーボードである東プレREALFORCEを例として使います。

そのため、ノートPCの場合は違った道具や手順が必要になると思います。注意してください。

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必要なもの

まずは、この記事の中で使う道具を先にご紹介します。次の6つです。

  1. キープラー(キーを外す専用器具)
  2. エアダスター
  3. 除菌用アルコール
  4. 綿棒
  5. ティッシュ
  6. 外したキーを入れておく箱

 

キープラー(Key Puller)

キーを外す専用器具

今回はキーを全て外して隅々まで掃除します。

キーを外す際にはキープラーと呼ばれる専用の器具を使うのをおすすめします。というより…必須だと思います。

手だと非効率&キーを壊す可能性があるため、きちんと専門の道具を使いましょう。

僕が使っているのはこちら↓
Amazonで500円以下で買えます。

 

エアダスター

エアスプレー

エアダスターがあると、細かい部分のホコリを簡単に取れるので便利です。

これは何かというと、空気を勢いよく吹きかけるスプレーです。PCの中を掃除するのにも役立ちます。

なくても何とかなりますが…、あった方が絶対効率が良いです。

 

全体の工程

細かい手順に入る前に、全体の工程を述べておきます。

  1. 写真を撮っておく
  2. キーとカバー外す
  3. ホコリなどを取り除く
  4. キーをキレイにしてから戻す
  5. カバーも戻す

 

僕が実際にやった時間でいうと、大体1時間くらいかかりました。

なので、キーボード掃除はある程度まとまった時間があるときにやるのがおすすめです。

 

REALFORCEを例に

上にも書いたとおり、この記事では東プレのREALFORCE91Uという製品を使って解説します。

なのでREALFORCEユーザーの方には特に参考になると思います。

キーボードによって構造が違うので、その違いを考慮しつつ参考にしてください。

 

手順1.分解前の写真を撮っておく

分解前の写真

ここから実際の分解掃除の手順に入っていきます。

まずはキーボードを外して元通りにするために、写真を撮っておきましょう。

普通にスマホでパシャッと撮るだけでOKです。

 

手順2.キーを外す

写真を撮ったらさっそくキーボードを分解していきます。

REALFORCEの場合、キーを外すのはカバーを外す前の方が簡単でした。なぜかというと、上側のカバーが中の基盤を抑えてくれるからです。

そもそもカバーが外れないタイプのキーボードもあると思うので、そこはケースバイケースで対応しましょう。

 

キーを外すには、先ほど紹介したキープラーを使います。

僕が持っているキープラーの場合、キーの対角に引っ掛けるようにして使います。

こちらがその様子です。キープラーがキーの角に引っ掛かっているのが分かると思います。

キープラーでキーを引き抜く

キーは垂直に挿さっているので、引き抜くのも垂直方向を意識します。

斜めに角度をつけて引き抜くとキーやその奥のパーツが壊れるかもしれないので注意してくださいね。

REALFORCEの場合、抜くにはそれなりに力が要りました。

なので、片手でキーボードの表面を抑えつつ、もう片方の手で垂直にキーを引き抜く、というスタイルを意識してください。

REALFORCEのキーはけっこう丈夫に出来ていて、外したときに欠けたり割れたりしたキーは1つもありませんでした。

正しい方法で引き抜けばそうそう壊れないと思います。

 

大きなキーも同じ要領で外す

ShiftやEnterのような大きなキーを引き抜くのも普通のキーと同じです。

対角に引っ掛けて垂直に引き抜けば外れます。

例えば、こちらはShiftキーを抜いた様子。小さいキーと同じように1つの穴にハマっていました。

大きなキーを外した様子

 

外したキーは箱に入れておく

箱に入ったキー

キーボードから外したキーは失くさないように箱に入れておくのをおすすめします。

キーの数が多いので、その辺に適当に置いておくのはやめましょう。

 

カバーを外す

カバーが外せるキーボードなら、カバーも外しましょう。

上にも書いたとおり、REALFORCEだとキーの後にカバーを外す方がスムーズに作業できます。

REALFORCEのカバーは上側・下側の2つに分かれていて、下側でツメを外すと開きます。

ツメは下の写真のように4ヶ所あります↓

ツメを外すのは指で簡単に出来ました。

REALFORCEのカバーを外す

 

上側のカバーを取り除いた状態がこちら。

下側のカバーと基盤はケーブルで繋がっていたのでそのままにしました。

カバーを取り除いた状態

これでキーとカバーを外す作業はおしまいです。

 

手順3.ホコリ・カス・毛を取り除く

キーボードの汚れ

ここからが本番。

キーとカバーが外れた状態で内部のゴミを取っていきます。

上の写真のように、何年も使っているとゴミというゴミが溜まってめちゃくちゃ汚いです。

実はこれでも数日前に応急処置的に掃除した後なので、本当はもっと大量のゴミが溜まっていたはずです。

 

ゴミの取り方は、

  1. まず綿棒やティッシュでざっくりと掃除
  2. その後、エアダスターで細かい部分を掃除

という手順がいいでしょう。

 

エアダスターの注意点

エアダスターを使うと、手では取り切れない細かい部分のホコリまで吹き飛ばせます。

そういうわけで便利なのですが、いくつか注意点が。

まず、引火しないように周りの電子機器は電源を切っておいてください。

さらに部屋のガス濃度が高くなると体に悪いので、しっかり換気もしましょう。

 

こちらがエアダスターで掃除した後の様子です。

汚れているように見えるのはサビです。ゴミは取れてもサビはどうにもなりませんでした。

キーボードのサビ

 

基板の裏はほとんど汚れていませんでした。

キーボードの基板の裏

 

手順4.キーを磨いてから戻す

これでキーボードの基盤はキレイになりました。

次に、先ほど取り外したキーを1つひとつ磨いて元に戻していきます

人によっては丸ごと水で洗う人もいるらしいですが、僕は手作業で磨く方法を取りました。

 

せっかくなので除菌用アルコールを使ってキレイにします。僕が使ったのはキッチン用ですが、問題なく使えました。

なければ水でも十分汚れを落とせると思います。

除菌用アルコール

 

アルコールをティッシュにとって、キーの表面を1つずつ磨いていく…。

気の遠くなるような作業ですが、音楽でも聴きながら気長にやりましょう。

長く使い込んでいると、表面・側面に手垢がこびりついています。

キーをティッシュで磨く

 

最初に撮っておいた写真を見ながら、磨いたキーをキーボードに戻していきます。

REALFORCEの場合、奥まで押すと「ガチッ」と音が鳴って元通りハマります。

写真を見ながらでも案外間違ってしまうので、とりあえず仮置きして後から完全にハメるのもアリです。

キレイになったキーを戻す

 

キーを配置し終わったら、最後にカバーを戻して作業終了です。お疲れ様でした。

かなり根気と時間の要る作業ですが、これで中も外もキレイになります。すっきりですね。

 

数年に1度は掃除しよう

以上、PC用キーボードを分解して掃除する方法をご紹介しました。

これはあくまで僕のやり方ですし、製品によっては違ってくる部分もあると思います。そこは適宜アレンジしてみてください。

ご覧の通りキーボードは知らず知らずのうちにゴミが溜まってきます。

ゴミが溜まりすぎて壊れることはそうそうないと思うのですが、流石に数年に1度は掃除した方がいいでしょう。

特に、REALFORCEをはじめとするこだわりの詰まった高級キーボードなら大事に使いたいですよね。

ここに紹介した手順やコツがキーボード掃除を考えている方の参考になればと思います。

 

あわせてどうぞ

日頃大量にタイピングする方には、この記事でも扱った東プレのREALFORCEシリーズがおすすめです。

普通のキーボードとは打ち心地が違い、疲れずにスムーズなタイピングが出来ます。もちろんこの記事もREALFORCEで書いてます。

キーボードにこだわってみたい方はぜひチェックしてみてください。