今回は、東プレ(topre)のキーボードREALFORCEのレビューです。
私は2015年8月からずっとREALFORCE91Uという製品を使い続けています。
その体験をもとに、REALFORCEのメリット・デメリットをご紹介していきます。
「REALFORCEっていう高級キーボードがあるみたいだけど、使い心地はどうなんだろう」と思っている方はぜひご覧ください。
私が使っている「REALFORCE91U」という製品は既に生産終了しているのですが、シリーズのレビューとして参考になると思います。
結論:文字を打ちまくるなら圧倒的に買い
結論としては、PCで文字を入力する量が多い人ほどREALFORCEはおすすめです。
詳しくは後で述べますが、REALFORCEの一番のメリットは単純に「打ちやすいこと」にあります。これに尽きます。
これまで私が膨大な文字を打ち込んできて、キーの打ちやすさ・ストレスの無さを実感しています。
ご覧の通り私はこのブログを書いていまして、この記事を執筆している時点で200記事くらいあります。
1記事にどれだけ少なく見積もっても平均2000文字はあるので、合計すると40万文字ですね。
ブログはこれ以外にもあるのと、ブログ以外にも文字を打つ機会があることを考えると、軽く60万文字はREALFORCEで打ってきました。これは日本語の文字数なので、キーの打数でいうと100万は超えてますね。
あと、WASDを使うPCゲームも結構します。なので、そこそこREALFORCEを使い倒していると自負しています。
打ち心地がスムーズなので、ここまで使い倒した今となってはREALFORCEを通じて私の手とPCが一体になっていると錯覚することも…。
いや、それは大げさとしても、それくらいストレスなく入力出来ています。
またこれだけ使っても一向に壊れる気配も不具合もないので耐久性の点でも優れているといえます。
安物とはワケが違う
私自身REALFORCEを買う前はキーボードにそんなにこだわっていませんでした。「何使っても同じでしょ…」という感じですね。
ただREALFORCEを使ってからは、なぜキーボードにこだわる人がいるのか、その理由がよく分かりました。
高級キーボードだけにやっぱりそこら辺の安物とは格が違います。
値段も質も全くの別物だと考えてOKです。
メリット
REALFORCEの打ち心地が良いことについては散々書いてきましたが、そこをさらに深掘りしていきます。
以下で紹介する特徴(メリット)が打ち心地の良さにつながっています。
静電容量無接点方式
REALFORCEの特徴として「静電容量無接点方式」というのがあります。
難しそうに聞こえるのですが、これは簡単に言うと物理的な接触無しでキーが打たれたことを認識する仕組みです。
この仕組みのメリットは、キーを打つ感覚が柔らかくなるということ。
普通のキーだと、キー入力の度にキーの裏側で物理的な接触があるので「カチッカチッ」というふうになりますよね。
一方REALFORCEだと物理的な接触がないので「フワッフワッ」という感じになります。
これは単純に打ち心地が気持ちいいのと、疲れにくさにもつながっていると思います。
この感覚は文字で伝わり切らないと思うので、お店で展示品を見つけたら触ってみてください。普通のキーボードとは違う感触のはずです。
変荷重
続いて変荷重という特性について。
これは要は、キーの位置によって重さが違うということです。
ホームポジションに手を置いてブラインドタッチする場面を想像してみてください。
手の構造上、人差し指の力と小指の力は違いますよね。
REALFORCEはそれを考慮して中央のキーは重く、端のキーは軽くチューニングしてあります。これが変荷重です。
これによって、それぞれの指が自然な力でキーを押せます。
製品によってはあえて変荷重を排して均一にしているものもあるので、そこは好みで選べます。
キーの角度に工夫あり
REALFORCEを横から見てみると、キーの角度が行ごとに違うのが分かります。
正面から見ると特に変わった感じはないのですが、実はあえてこういった工夫が施されています。
これも使いやすさに貢献しているポイントです。
この傾斜のメリットは、他のキーボードを使っているときに特に実感します。
例えば極端な例として、ノートPCのキーボードは完全に平べったい作りになっていますよね。
REALFORCEの傾斜に慣れると、平べったいキーボードがけっこう不便に感じます。それを踏まえると、傾斜のあるなしは使い心地に影響しているなと実感します。
私が使った限り耐久性は問題なし
上に書いたように、私はREALFORCE91Uで100万回以上のキー入力をしてきました。
それでも全くトラブルなく使えているので耐久性は問題ないと思います。
公式によると3000万回のキー入力テストで合格しているとのことです。製品ページに書いてあります。
REALFORCEのキーボードは全て日本国内の向上で作られているので、耐久性・信頼性の面でも安心ですね。
豊富なラインナップ
REALFORCEシリーズのラインナップはかなり多いです。
- キー配列(日本語・英語)
- テンキーの有無
- Windows、Mac、Gaming
- 変荷重かどうか
というふうに、色々な組み合わせのモデルが揃っています。
例えば私の場合、
- 使い慣れた日本語配列
- 省スペースのためにテンキーはなし
- Windows
- 変荷重
…という好みがあったのでREALFORCE91U(今は生産終了)をチョイスしました。
こんなふうに人によって求める仕様は違うので、同じREALFORCEシリーズといっても好みにあったモデルを選べます。
デメリット・気になるところ
デメリットとなると、正直値段くらいしか思いつきません。
これまで紹介してきたように、REALFORCEにはこれでもかというほどこだわりが詰まっています。
使いつづけて実感するのですが、「これだけ細部まで作り込まれてたらそりゃある程度高価にもなるよね」って感じです。
モデルにもよるのですが、2万円くらいはすると思っていいかと。
もちろんただ値段だけが高いわけではなくて、実力が伴った上での値段なので個人的には100%納得しています。良い意味で値段なり、という感じです。
ちなみに、REALFORCEはかなり重いので携帯には全く向きません。
そもそもUSB有線キーボードを持ち歩く人がいるのか分かりませんが、あくまでデスクに据え置きで使うものだと思ってください。
普通にキー入力する分にはびくともしないくらい重くてがっしりしています。
まずは実際に触ってみること
そういうわけで、キーボードにこだわる方にはREALFORCEは圧倒的におすすめです。
ただし、全ての人にしっくりくるかというとそうとは限りません。これはキーボードに限ったことではなく、あらゆる製品について同じことが言えると思います。
特にキーボードは指で触るものなので、まずは展示品を実際に触って納得してみることをおすすめします。
どういう人におすすめかというと、やはり最初に書いた通り、とにかく大量にキーを打つ人ですね。
コンフォート原則という言葉あって、これは「使う頻度が高いものにお金をかけた方が幸せになりやすい」という考え方です。
PCのキーボードは私にとってまさにそれで、使う頻度がめちゃくちゃ高いです。
初期費用は安くはないように見えますが、それで向こう何年間も極上のタイピングが出来るならかなり割の良い投資だと思います。
以上、東プレREALFORCEのレビューでした。
参考になれば幸いです。
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