10年使ってきたリュックサックのジッパー(チャック)が壊れました。
裁縫素人が自力で直してみたので、その時の様子を紹介したいと思います。
ジッパーが同じような壊れ方をした方の参考になればと思いますが、あくまで素人のやり方であることをご了承ください。
テープからエレメントが外れた
ジッパーの故障には色々なパターンがありますが、僕の場合はテープからエレメントが外れてしまいました。
調べて初めて知ったのですが、ジッパーは大きく分けて次の3つのパーツから構成されています。
- スライダー…動かす部分
- エレメント…閉じると噛み合うギザギザ
- テープ…エレメントが固定されている土台
こちらが今回壊れたリュック。
4cm~5cmくらいに渡ってテープからエメレントが剥離しています。
スライダーは問題なく動くのでジッパーそのものは締まります。
しかしスライダーを締めても剥離した部分が穴になっているので、このままでは使えません。
100円ショップの裁縫セットを使用
リュックごと買い換えることも考えましたが、ジッパー以外の部分は全く問題ないのでそれはもったいないと判断。節約生活をしているので出費はなるべく減らしたいです。
そこで今回は100円ショップの裁縫セットを購入し、自力で修理を試みることにしました。これでダメでも110円の損失で済みます。
こちらがセリアで購入した裁縫(ソーイング)セットです。税込み110円。
中身は次の6つです。
- ハサミ
- 安全ピン
- ボタン×2
- 針×3種類
- 糸×5色セット
- 糸通し
一つひとつは最低限のクオリティという感じですが、100円でこれだけ入っているならコスパはいいと思います。
これを使ってジッパーの修理を試みました。
修理の手順
外れたエレメントをよく見てみると、内部にテープと同じような生地が入っているのが分かりました。
どうやらこれとテープが縫い合わされていたようです。
そういうわけで「テープ」と「エレメント内の生地」を自分で縫い直していきます。
イメージは下記。
初めにほつれた糸を切り取ります。放っておくと作業しづらいのと、スライダーに干渉して開閉しにくくなります。
ただしあんまり完璧に取ると、そこからさらにほつれやすくなるので注意。
あとはテープとエレメント内の生地を丁寧に縫い合わせていきます。
縫い方については、スライダーに干渉しないようにだけ気をつけて、後は我流でやりました。正しい縫い方ではなかったと思います。留め方もおかしいです。
その結果がこちら。
糸の入り口出口は全て内側にしたので、表からはなかなかキレイに見えます。
内側の処理ははかなり雑になってしまいましたが、一応はエレメントとテープが固定できました。
スライダーの移動、ジッパーの開閉はほぼ問題ありません。10年使っているのでやや引っかかりは感じますが、十分使えます。
使った糸が細いので、耐久性はそこまで高くない印象です。ジッパーに負荷がかかるような使い方はしないようにします。
おわりに
以上、裁縫素人によるリュックサックのジッパー修理の様子を書きました。
同じような壊れ方であれば、おそらく上記の方法で応急処置は出来ると思います。ただやはり素人なりのやり方なので、参考にする場合は自己責任でお願いします。
結果として、数年円払ってリュックを買い換える必要はありませんでした。
用意したのは裁縫セットだけなので、修理にかかった費用は110円です。作業時間も20分程度。
内側の処理は雑ですが、別におしゃれで使っているリュックでもないので、とりあえず使えれば僕は満足です。