この記事を書いている現在、僕は前髪だけ縮毛矯正をかけています。
カットと前髪だけのポイント縮毛矯正の場合、費用はざっくり書くと7,000円(カットだけだと4,000円)。
こういうスタイルの散髪生活を続けて1年にもならないくらいですが、早くも限界を感じてきました。
維持費=生活レベルが上がってしまう
一つには維持費の問題があります。
カットだけの4,000円でも高いなあと思いますが、その分良い髪型にしてもらえるので文句はありません。今のところの価値観ではここは納得できています。
しかし前髪の縮毛矯正も含めた7,000円となると、僕の懐事情ではそれなりの抵抗があります。
どれくらいのペースで通うにせよ、カットだけの場合に比べて月あたりの美容費が大きくかさみます。
厄介なのは、美容費が固定費だということです。
例えば10万円の時計を買うとしても、それが10年使えるものならそんなに高いとは思いません。
無理やり固定費のように考えても、月あたり10万÷10年÷12ヶ月=833円にしかならないからです。
これに対して縮毛矯正を含めた美容費は、月あたり軽く数千円はかかります。この差は大きい。
あと僕は脱毛にすでに20万円以上かけているのですが、これもそんなに気になりません。なぜかというと脱毛は100%とは言わないまでも持続性があるものなので、縮毛矯正のように固定費として考える必要がないからです。
固定費を上げるのは、生活レベルを上げるのと同じです。
同じ髪型を維持するための支出は定期的なものであり、家賃と同じように確実にかかってきます。
個人的に10万円の時計を買うのはそんなに怖くないというか、もしそれが必要だと思えたなら買うのに抵抗はありません。
ただ、髪型にこだわって生活レベルを底上げするのは怖いです。なぜなら支出の性質が違うから。もちろん払えない額では決してありませんが、その性質上ためらってしまいます。
根本的な解決にならない虚しさ
初めて前髪に縮毛矯正をかけたときは感動しました。濡れてもまっすぐなままなので、それだけでとても過ごしやすいです。セット(といっても簡単なもの)も楽になりました。
しかし何度か縮毛矯正をかけるうち、「結局はまた癖のある毛が生えてしまうんだ」という虚しさを覚えるようにもなりました。
縮毛矯正というのは今生えている髪をまっすぐにするだけで、これから生えてくる毛には影響がありません。新しい毛は癖っ毛のままです。
要はいたちごっこなのです。美容費を追加で払って髪をまっすぐにする、でもまた新しく癖毛が生えてくる、だからまだかけ直す。この繰り返し。
癖毛あるあるだと思いますが、ゲノム編集でもしない限り根本的な問題解決にはならないという現実には胸が締めつけられます。
あと、自分が美容費をかけて手に入れるような髪を、生まれながらにして持っている人がいることにも嫉妬してしまいます。こういう気持ちは縮毛矯正をかける前から思っていました。
できれば全体にかけたいけど
もしお金の問題がなければ全体の縮毛矯正をかけ続けたいなとは思います。
この場合でもいたちごっこなのは変わりませんが、コストが気にならないなら許容できます。
ただ現実はそうはいかないわけで、美容費にそこまでお金をかけられない(かけたくない)僕としては悩ましいところです。