今回は、ニトリの『寝具6点セット』を実際に使った上のレビューです。
2020年6月半ばに、店頭にて税込み5,990円で購入しました。
こちらの寝具セットが気になっている方の参考になればと思います。
公式サイトの製品ページ↓
寝具6点セットの購入動機
まずは僕がこの寝具6点セットを買った経緯から書きたいと思います。
個人的な購入動機はどうでもいいという方は読み飛ばしてもOKです。
2020年6月半ば、実家を出て一人暮らしを始めることにしました。
実家ではシングルサイズのベッドを使っていたのですが、引越し先のマンションは7.5畳だったためベッドを置くのは断念。
そこで寝具としては、畳める布団かマットレスを新しく買うことにしました。
マンションの近くのニトリで寝具を物色していたところ目に止まったのが、今回レビューする『寝具6点セット』です。
当初は折りたたみマットレスや掛け布団などを含めて2~3万円を予算としていたのですが、この寝具6点セットは税込でわずか5,990円。
この値段で以下の6つが入っています。
- 敷き布団
- 敷き布団カバー
- 掛け布団
- 掛け布団カバー
- まくら
- まくらカバー
つまり、このセットを買えばそれだけで寝るための道具が全て揃うのです。
ニトリで売っているちょっとした枕でも3~4,000円することもあるので、それと比べるとあまりにも安すぎます。
当時予算を切り詰める必要こそなかったのですが、なるべく初期費用を抑えたい気持ちはもちろんありました。
すると6,000円を切る寝具6点セットは非常に魅力的な選択肢です。
逆に考えると、「仮に全く使い物にならなかったとしても6,000円のダメージで済む」とも言えます。
寝具を個別に揃えた場合との価格差があまりにも大きいということもあり、購入を決断。
もちろん過度な期待はせずに、最低限使えるシロモノという認識で選びました。
色はカーテンと合わせて、落ち着いた「グレーネイビー」をチョイス。
以上がニトリの寝具6点セットを購入した経緯です。
ニトリ 寝具6点セットの内容
ここからは、寝具6点セットについてくるものを使用感とともに1つずつ紹介していきます。
敷き布団
まずは一番のベースとなる敷き布団から。
こちらが敷き布団にカバーをつけ、3つ折りにした状態です。
ふつうに敷くと、高さは大体8cmくらい。本当にふつうの、何の変哲もない敷き布団です。
敷き布団のカバーはグレー。
使い始めたての頃はややザラザラした感じがありましたが、1ヶ月もすると馴染んでサラサラしてきたように思います。
カバーの装着感はこんな感じ。
ゴムでしっかりと食い込むので、ふつうに使っている分には外れることはありません。
敷き布団の肝心の寝心地はというと、まさに最低限使えるといった具合です。
これまでは実家で分厚いマットレスのベッドで寝ていたので、流石にギャップはありました。
クッションフロア(※)の上に敷いているのですが、底付き感が強く、ベッドに比べて固いと感じます。
※賃貸住宅によく見られる、やや弾力性のある床の材質。フローリングとは異なる。
ただ5,990円の寝具セットの1つと考えれば上出来です。
実際のところ僕はちゃんと眠れていますし、起きた後に体が痛くなったこともありません。
この敷布団だけ考えても、よく5,990円で販売できるなと感心します。
ただ断っておくと、僕はこの記事を書いている現在28歳の男性です。
また、これまでの人生で肩こりや腰痛に悩まされたことがありません。
(いくらPCを触っていても肩がこりません)
こういった年齢や体質だからこそ、この敷き布団でも特に不満なく寝られているのかな、とも思います。
例えばですが、日頃から寝起きの腰痛に悩まされているような方であれば、もうちょっとグレードの高い寝具を揃えるのをおすすめしたいです。
この敷き布団に限りませんが、床に直に敷いていると100%カビが発生します。
実際に僕にも、かつて実家で使っていた3つ折りマットレスにカビが出てしまった経験があります。
そこで今回は「除湿シート」を別に用意して、敷き布団の下にさらに敷いています。
こちらがその除湿シートです。
Amazonで3,500円くらいで購入しました。
6点セットと比べると高く感じますが、ジメジメした季節でも全くカビが生えないので、買ってよかったと思います。
床にせよベッドフレームの上にせよ、こういった敷き布団を使うなら、除湿シートや「すのこ」は必須でしょう。
掛け布団
続いては掛け布団について。
こちらがカバーをつけた状態です。
先ほどの敷き布団の上に、三つ折りにして重ねています。
今回は「グレーネイビー」の色を選んだので、カバーの表はストライプ入りのネイビー。
裏は敷き布団と同じくグレーです。
敷き布団の評価がまずまずだったのに対して、掛け布団はなかなか満足しています。
6000円以下のセットの1つとしてこのクオリティであれば文句はありません。
流石に高級感こそないものの、十分フワフワしていて厚みがあります。
無理して羽毛布団を買わなくてもよかったと思いました。
ふだん僕はこの掛け布団の下にタオルケットを一枚挟んで使っています。
まくら
最後にまくらを紹介します。
こちらがカバーをつけた状態。
記事は掛け布団と全く同じで、表がストライプ入りのネイビーです。
裏はグレー。
見かけ上の暑さはそこそこあります。手で触った感じとしては、弾力は掛け布団と同じくらいです。
実際に使ってみた感想として、6点セットの中でまくらだけが非常に残念でした。
上の写真で見て分かる通り、厚み自体はそこそこあります。
しかし中身がフワフワ過ぎて、頭の重みを全く支えられません。
僕の好みではとても使えるものではなかったため、今では実家で使っていたものを流用しています。
6点セットのまくらは中身が柔すぎるというだけで、カバーは普通に使えるクオリティです。
ニトリ 寝具6点セット レビューまとめ
以上、ニトリの『寝具6点セット』のレビューでした。
敷き布団、掛け布団、まくらについてそれぞれ評価をまとめると、次のとおりです。
- 敷き布団:60点。最低限使える。
- 掛け布団:80点。ふつうに満足。
- まくら:20点。柔らかすぎる。
総合すると、税込5,990円でこの内容は素晴らしいと思います。
どこでどうやって作ったらこんなに安く提供できるのか、僕には想像もつきません。
まくらだけは実家で使っていたものを流用していますが、この寝具6点セットを買って個人的には正解でした。
個別にクオリティの高いものを揃えた方が寝心地は良くなるでしょうが、現状はこのセットでも問題なく睡眠が取れています。
実家でベッドで寝ていたときと、6点セットで寝始めたあとで体の調子は全く変わっていません。
この経験を踏まえると、僕のようにサクッと安く・簡単に寝具を揃えたい方にはおすすめです。
たまにしか使わない来客用としても向いていると思います。
ただ、まくらだけはどうしても柔らかすぎるため、もしかしたら別に揃える必要が出てくるかもしれません。
ここは頭の形や、求める弾力性によると思うので、もし機会あれば店頭で確認してみてください。
一方で、既に腰痛など体の痛みに悩まされている方にはおすすめできません。
その場合は体への投資だと思って、もう少し寝心地にこだわった寝具を探すのがいいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。