今回は、東レ(TORAY)の家庭用浄水器『トレビーノ SX904V』のレビューです。
購入動機から実際に取りつけた様子、使ってみた感想をご紹介します。
本製品が気になっている方のお役に立てば幸いです。
このモデルに限らず、家庭用浄水器を使ってみようかなと思っている方も参考にしていただけます。
トレビーノ SX904V 購入動機
まずは僕がトレビーノ SX904Vを買った経緯から。
個人的な購入理由はどうでもいい、という方は読み飛ばしてもOKです。
2020年6月に実家を出て、賃貸マンションでの一人暮らしを始めました。
一人暮らしではお金のやりくりを色々と考えなければならず、その1つが飲用水代の節約です。
僕は1日に2L近く水を飲むことを心がけており、賃貸マンションでもその習慣は続けていきたいと考えていました。
そこで気になったのが今回レビューするようなタイプの家庭用浄水器です。
浄水器でキレイにした水道水を飲めば、同じ量のペットボトルのミネラルウォーターを買うよりも節約になります。
そもそもペットボトルを買って運ぶのも大変なので、浄水器はまさに僕の生活にぴったりだと思いました。
また、今回住み始めたマンションが築30年ということもあり、水道管はかなり劣化していると思われます。
そこを通った水を日頃そのまま飲み続けるのは、正直なところ精神的に抵抗がありました。
健康のことを考えれば、飲用水の質にこだわるのは割に合う投資でしょう。
この手の家庭用浄水器は多くのメーカーから販売されています。
今回は、必要十分な機能を備えており、デザイン的にも気に入った「東レ」の「トレビーノ スーパータッチ SX904V」を選びました。
浄水機能については、同じくらいの値段の製品ではどれも変わらないと思い、吟味はしませんでした。
以上が、今回レビューするSX904Vを購入した経緯です。
当時ヨドバシ・ドットコムで4,480円で購入したのですが、この記事を書いている現在では1,000円近く安くなっていました。
時期によって値段の変動があるのかもしれません。
トレビーノ SX904V 取り付けの様子
あとから気づいたのですが、この手の家庭用浄水器を選ぶ上で難しいのは、「自宅の蛇口に設置できるかどうか」です。
結果的に僕のキッチンの蛇口には取り付けられたので、その様子をご紹介します。
以下の手順はあくまで個人で検証した一例なので、詳しくはメーカーサイトなどをご覧ください。
まずはこちらが浄水器本体。
カバーに隠れて見えませんが、既にカートリッジ(ろ過装置)をセットした状態です。
取り付け用のナットをあらかじめ外しておきます。
SX904Vには3つのアダプタが付属しています。
袋から出ているのは僕が実際に使ったもの。
取扱説明書によると、これ以外の形状でも無料オプションとして後から送ってもらえます。
こちらが今回浄水器を取り付ける蛇口です。
キャップは回すだけで簡単に外れました。
この部屋は築30年ということもあってか、キャップの内側がとても汚れていました。
もし同じように汚れていたら、浄水器をとりつける前にキッチン用洗剤でキレイにしておきましょう。
どのアダプタが使えるかは、ネジ穴が合うかどうかで判別できます。
今回は3つのアダプタのうち、白色で大きめのアダプタの形状が合いました。
ちなみに、水道には「MYM」という文字がありました。これは2020年現在流通している「KVK」より前のモデルのようです。
今回使うアダプタの場合、
蛇口→取り付け用ナット→アダプタ
の順番でセットしていきます。
コインなどでしっかり締めると下のようになります。
あとは取り付け用ナットと浄水器本体をもう一度組み合わせれば完成です。
僕の部屋の場合は、上記の手順で取り付けられました。
一例として参考になればと思います。
3種類の水の出し方
『トレビーノ SX904V』は水の出し方を3種類に切り替えられます。
- 原水ストレート
- 原水シャワー
- 浄水
切り替えはレバーで簡単にできます。
こちらが原水のストレート。
濾過していない、そのままの水がまっすぐ出てきます。
次が原水のシャワー。
我が家では食器洗いのときにシャワーを使っています。
3つ目が浄水モード。
原水とは別な穴から、カートリッジで濾過された水が出てきます。
原水と比べて一度に出てくる量は少ないですが、余計な成分が除去されています。
浄水器を使って感じたメリット・デメリット
以上のような感じで、浄水器でキレイな水が飲める環境を作れました。
ここまで内容を踏まえて、浄水器SX904Vを使ったメリットとデメリットを書いていこうと思います。
ただ、以下に書くのはこのSX904Vだけに特有の特徴ではなく、家庭用浄水器全般に言えること、と思っていただいて構いません。
水が本当に美味しくなった
まず何よりも、浄水器を通すことで水の質が変わりました。
最初は半信半疑だったのですが、実際に飲み比べてみるとなるほど違いがあります。
変わった点というのは具体的には、
- 臭みがとれた
- 口当たりがまろやかになった
の2つです。
(一応書いておくと場所は北海道の札幌市です)
原水でも飲めないことはないのですが、ほんの僅かに臭みというか、苦味が感じられました。
浄水だとその臭みが和らいで、さらに飲みやすくなった印象を受けます。
加えて、水がサラサラして飲みやすくなったようにも思います。
水だからサラサラしていて当然なのですが、原水よりもさらにまろやかで飲みやすいです。
水道代の節約になる
ふだんから浄水を飲むようになったため、飲用水代の節約が当初の目的どおりできています。
カートリッジの交換コストを考えても、ミネラルウォーターを買うよりも節約できる見込みです。
説明書によると、SX904Vのカートリッジは1日10Lの使用で2ヶ月とあります。
一人暮らしの僕だと1日10Lの浄水を使うことはまずありません。
仮に2L飲んで、炊飯や製氷にも使ったとしても、浄水の使用量は多く見積もって3Lでしょう。
1年は無理としても、半年は使えるものと考えています。
ちなみに、1ヶ月半使った現在カートリッジは下のような状態です。
まだ汚れは見られないので、劣化スピードはそれほど速くないと思われます。
シンクのスペースを圧迫する
反対に、物理的にスペースを圧迫するというデメリットも出てきます。
僕の部屋のキッチンはとても小さいため、浄水器を付けたことで洗い物はややしづらくなりました。
これは仕方のないこととも思いますし、そもそもキッチンが広ければそれほどデメリットにはならないでしょう。
トレビーノ SX904V レビューまとめ
以上、東レの家庭用浄水器『トレビーノ SX904V』を使ってのレビューでした。
実際に水がおいしくなったので、シンプルに買って正解でした。
デザインも洗練されていて、取り付けやレバー操作が簡単なのもGOOD。
一人暮らしを快適にする縁の下の力持ち的な存在です。
僕はこれ以外の浄水器を使ったことはないため、色々ある中でSX904Vが特におすすめ、というわけではありません。
このレビューを一例として、浄水器選びの参考にしていただければと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。