今回は、ユニクロのウルトラライトダウンの手洗いについて。
ウルトラライトダウンが汚れてきたとき、クリーニングに出すのか、自分で手洗いするのかは考えどころです。
もともとがそこまで高価なダウンではないので、高いお金を払ってクリーニングに出すのはちょっともったいない気がします。
そして厚いダウンでもないため、自宅で手洗いできそうですし、その方が節約にもなります。
この記事では、
- ウルトラライトダウンは自宅で手洗いできるということ
- 手洗いの方法
について書きます。
ウルトラライトダウンが汚れてきて綺麗にしたい方はぜひご覧ください。
ウルトラライトダウンは手洗いできる
「そもそも手洗いしていいのか」という問題についてですが、手洗いしてもOKです。
ユニクロの商品ページに書いてあります。
(スクリーンショット引用日時:2019年3月)
(引用元:https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/409323-69 現在はリンク切れ)
タグの内容
下記の写真は、私が持っている2017年製ウルトラライトダウンジャケットのタグです。
手洗いの際に必要な情報をまとめると、次のとおり。
- 他のものと一緒に洗わない
- 中性洗剤を使う
- 漂白剤、蛍光剤入りのものはダメ
- 押し洗いする
- 長時間水につけない
- 水でよくすすぐ
- 家庭用洗濯機・脱水機はダメ(※)
- 直射日光を避けて、日陰干しする
要は中性洗剤で押し洗いして日陰干しすればいいということですね。
※タグでは洗濯機はダメと書いてあるのですが、それを承知の上で私は洗濯機の脱水機能を使いました。
(詳しくは後半で)
私自身が手洗いして大丈夫だった
何より、私自身がウルトラライトダウンを手洗いして、その後問題なく着られています。
よほどクオリティの高いクリーニングを望まないのであれば、自宅で手洗いするだけでOKだと思います。
洗った後でも、毛(ダウン)のボリュームは全く変わっていないように感じました。毛は少しは抜けたのですが、特別気にするレベルではありません。
色がネイビーの場合、洗う前と後で色の変化はありませんでした。少なくともネイビーで色落ちを心配する必要はないと思います。
手洗いの手順
ここから、私がウルトラライトダウンを手洗した際の手順を解説していきます。
と言っても、普通の手洗いと変わりませんし、特別な作業や道具もいりません。簡単です。
必要なものは、
- 液体の中性洗剤(アクロンなど)
- 柔軟剤(ソフランなど)
- 洗面器などの容器
- ゴム手袋(任意で)
- 脱水用のネット
- 脱水用の洗濯機(※自己責任で)
- 干すためのハンガー
この7つでOKです。
容器は一般的な洗面器くらいの大きさで大丈夫だと思います。
大きめの方が作業しやすいのは確かですが、そこまでバカでかいのは要りません。
手荒れが気になる方はゴム手袋を用意するのをおすすめします。
【準備】ポケットのものを出す
基本ですが、ポケットのものを全部出しておきましょう。
ウルトラライトダウンの場合、コンパクトに収納する袋が付属しているはずです。
これを一緒に洗うとしても、別々にしておきましょう。
【手順1】中性洗剤をぬるま湯に溶かす
まずは洗面器などの容器にぬるま湯を張り、中性洗剤を入れます。
例えば、私はライオンのアクロンを使いました。
アクロンの場合の裏面には、
「手洗い 水5Lに対し12.5ml(目安:セーター1枚)」
と書いてありましたので、今回はこれに従うことに。
容器にぬるま湯をだいたい5L入れて、アクロンを12.5ml入れます。
アクロンは、フタに目盛りがついていので、それで簡単に測れます。水5Lは測るのが面倒だったので目分量で入れました。
【手順2】ウルトラライトダウンを押し洗いする
その中にウルトラライトダウンをゆっくり沈めて、押し洗いします。
私が持っていたのは襟(えり)と袖(そで)がついた「ジャケット」タイプだったのですが、水を吸うと案外小さくなって容器の中に収まりました。
ベストやVネックタイプではもっと余裕があると思います。
私のウルトラライトダウンの色はネイビーなのですが、水につけると海苔みたいに黒くなりました。
この状態で、ゆっくり優しく押し洗いします。
あんまり強くゴシゴシやり過ぎると、毛がたくさん抜けてしまったり、抜けなくてもボリュームが小さくなる原因になると思います。
洗ったのは買ってから2シーズン目の終わりだったのですが、思った以上に汚れていました。
泡で分かりにくいですが、水が黒く濁っています。着る頻度はそこまで高くなかったのですが。
普段着ていたときには、こんなに汚れていたなんて分かりませんでした。
これなら、1シーズン着たら洗うくらいのペースでも良かったかもしれません。
【手順3】数回ぬるま湯ですすぐ
中性洗剤で押し洗いしたあと、ぬるま湯で数回すすぎます。
私は3回すすぎました。流石に1回ではすすぎきれないと思うので、泡の様子を見ながらすすいで下さい。
すすぐときも優しくしましょう。
【手順4】柔軟剤を馴染ませる
洗剤をじゅうぶんすすぎ落としたら、次は柔軟剤を使います。
ソフランの裏書きを見ると、
「手洗いの場合は、洗濯物量0.5kgに対して3mlを目安にお使いください。」
とありますので、これに従います。
洗剤のときと同じように柔軟剤をぬるま湯に溶かし、ウルトラライトダウンに馴染ませます。
私は大ざっぱに目分量5Lのぬるま湯に、ソフランを5mlくらい入れました。かなり適当にやってしまった感がありますが、上手くいったので結果オーライ。
【手順5】洗濯機で脱水
ウルトラライトダウンはかなり水を吸うので、脱水しないととてもじゃないですが乾かせないと思います。
上で見たように洗濯機・脱水機の使用はNGなのですが、私は自己責任で使うことに。結果的に何の問題もなかったのですが、皆さまが洗濯機や脱水機を使う方は自己責任でお願いします。
流石にそのままだとダメージを与えると思ったので、洗濯用ネットを使いました。
脱水は、最短の1分を選びました。年季の入った家庭用洗濯機でも1分でしっかり脱水できましたので、短い時間でOKです。
【手順6】日陰で干す
あとは日陰で干します。(陰干し)
今回ウルトラライトダウンを洗ったのは、3月の北海道です。
午前11時頃に陰干しを始めて、翌朝には完全に乾いていました。参考までに。
乾いた後の様子がこちら。
上に書きましたが、ボリュームの減少や色落ちは全くありませんでした。洗う前と同じように着られています。
おわりに
以上、ユニクロのウルトラライトダウンの手洗いについて書きました。
素人が自宅で手洗いしても、全く問題なく着られています。
ダウンをクリーニングに出すと費用がバカにならないので、汚れが気になってきた方は手洗いをおすすめします。