今回は、Panasonicの電動シェーバーLAMDASH(ラムダッシュ)5枚刃のレビューです。
T字のカミソリや安い電動シェーバーを使うよりも圧倒的に肌に優しく深剃りできるのが最大のメリットです。
毎朝ヒゲ剃りで消耗してツラい…という方はぜひご覧ください。
今回のレビューは、2012年製のES-LV50という機種を、刃を替えつつ使い続けた経験を踏まえての内容になります。
使っている機種自体は古いですが、5枚刃のメリットは十分伝わると思います。
新しい機種はこちら↓
T字のカミソリや安物の電動シェーバーとは違う
ヒゲ剃りにおいて最も重要なのは、
- 深剃り出来るか
- 肌に優しいか
の2つだと思います。
深剃り出来ても出血だらけだと意味がありません。
逆に、肌に優しくてもヒゲが全然処理できていないと、それもまた本来の目的を果たせていません。
つまり、肌への負担を最小限まで減らしつつ、ヒゲの処理は最大限まで高める、というのがシェーバー選びのポイントになります。
5枚刃を使うメリットはまさにそこにあります。
僕自身がまさに髭の濃い人間で、中学生のときから既に父親のシェーバーを借りて髭剃りしていました。今から考えるとよくそんな時代を耐えたなと思います。
それから大学2年生まではT字のカミソリや安い電動シェーバーを使っていました。
しかしヒゲがあまりにも濃いと毎朝とにかく苦労するんですよね。
優しく剃ろうとするとヒゲの後がくっきり残ってしまい、反対に無理に深剃りすると血だらけになる始末。結局見た目がひどくなる。この大変さは、ヒゲが濃い方なら嫌というほど分かると思います。
冗談抜きに、ヒゲ剃りだけで朝から消耗し切っていました。
流石にこれはキツすぎると思って5枚刃を買ってみたところ、かなり毎朝のヒゲ剃りがだいぶ楽になりました。
もちろんヒゲ剃りが面倒なのは変わらないのですが、肌への優しさとヒゲの処理能力は別格です。
それまでは正直言うと「ヒゲが濃いから大変なのは仕方ない…」と思っていました。
しかし冷静に考えてみると当然なのですが、使うシェーバーが違えば剃り心地は変わります。
ラムダッシュ5枚刃のメリット
ここからは、5枚刃のメリットについて詳しく見ていきます。
出血しにくい
まずは肌への優しさの面から。
繰り返すと、T字や安物の電動に比べて5枚刃は明らかに出血しにくいです。
感覚としては、ヒゲを剃っているというよりは5枚の刃の細かい振動で削っているという感覚に近いです。
ニキビなどに当てると流石に血が出ることはあります。それはシェーバー以前の問題なので、肌の調子を日頃から整えましょう。
僕は剃りやすさと洗いやすさの点からドライシェービングをしているのですが、よほど肌が荒れているとき以外出血はしません。
あと僕は髭が濃いので剃り終わった後は流石にちょっとヒリヒリします。化粧水と乳液のケアは必要ですね。
あと注意してほしいのは、外刃が破れていると出血につながるということです。
目で見たら外刃が破れているのはすぐに分かるので、使う前は毎回確認してみてください。
それでいて深剃りも出来る
上のようにカミソリ負けを最小限にしつつ、深剃りもけっこう出来ます。
髭が濃いので完全にヒゲの痕がなくなることはないのですが、僕としてはこれくらい剃れれば十分かな…くらいのレベルまでは深剃りは可能です。
これ以上ヒゲの痕跡をなくしたいなら、流石にヒゲ脱毛するしかないと思っています。
もちろん、ヒゲの処理能力は刃の状態によって変わります。
公式では
- 外刃:1年
- 内刃:2年
で交換するよう推奨されています。
僕は破れない限り使い続ける派なのですが、1年以上経っても現役で使えています。
本体は長く使える
僕が使っているES-LV50は12年製で、2019年現在も使っています。
内刃・外刃は何度か交換しているのですが、本体には全く異常はありません。
なので本体自体の耐用年数は相当長いと思ってOKです。
デメリット
続いて、デメリットについても正直な感想を書いていきます。
値段が高い
モノが良いので仕方ないのですが、その分値段が高いです。
5枚刃にもいくつかバリエーションがあって、例えば洗浄機がついているものは値段も高いです。
ただ僕としては洗浄機はいらないと思っていて、
- 5枚刃
- 水洗いが出来る
の2つが揃っていれば十分だと考えています。
なのでわざわざ値段の高い洗浄機付きを買う必要はありません。
すると、5枚刃でも値段は通販で2万円前後です。
これを高いと思うかどうかは人それぞれですが、上に挙げたメリットを考えると僕は十分割に合うと考えています。
むしろこれで毎朝の苦労が大幅に減ると考えれば、かなり良い投資ではないでしょうか。
替刃も高い
僕としては、消耗品である外刃・内刃の替刃が高いのが一番のデメリットかなと思います。
上に書いたように本体はかなり長い間使えます。
(僕の場合だと今で7年以上)
一方、外刃・内刃は切れ味が悪くなったり、破れたりするのでたまに交換が必要です。
値段はざっくりいうと、内刃・外刃のセットで5千円くらい。
内刃単体、外刃単体だともっと安くなります。
そういうわけでランニングコスト(使い続ける上でかかる費用)には少し注意が必要です。替刃がもっと安ければ文句なしでした。
ジェルを使うと洗うのが大変
5枚刃は構造が複雑なので、洗い流しづらいジェルを使うと、使ったあと洗うのが大変です。
ジェルを使う方はこの点に注意が必要。
一方、シェービングフォーム(泡)は洗い流しやすいので手入れ上の問題はありませんでした。
僕はドライシェービングで使っているので、水でさっと洗うだけなのでなおさら問題なし。
僕の個人的な使い方や気づき
ここまでラムダッシュ5枚刃のメリット・デメリットについてまとめてきました。
次に、僕の使い方についても、もう少し詳しく書いておきます。
個人的にはドライの方が向いていた
何度か書きましたが、僕はドライで使っています。つまり、ジェルなどを何もつけずに乾いた状態で剃るということですね。
一見するとジェルをつけた方(ウェットの方が)が優しくて剃れる気もするのですが、僕の場合は逆にドライの方が早く・よく剃れます。
どちらでも肌への負担は同じくらいに感じていて、ドライの方が洗うのも簡単でラクです。
ウェットが良いのかドライが良いのかはヒゲの質によると思います。
これは人によって違う部分なので、ラムダッシュ5枚刃を買ったときはどっちも試してみるのがおすすめです。
洗浄機はいらない
これも少し触れたように、洗浄機はなくていいと思います。
特にドライなら普通にすすぐだけで手入れは十分ですし、専用の洗浄液を使うとそれだけランニングコストが増します。
ラムダッシュ自体は割に合うと思いますが、洗浄機はコスパが悪いと思います。
ヒゲが濃い人ほどおすすめ
以上、ラムダッシュの5枚刃についてのレビューでした。
日常のヒゲ剃りで消耗している方には超おすすめです。
シェーバーの費用をケチって毎朝大変な思いをするのは馬鹿らしいと思います。飲み会を数回我慢すれば買えるくらいの値段ですしね。
ラムダッシュには3枚刃のモデルもありますが、ヒゲが濃いのを自負している方にはやっぱり5枚刃をおすすめします。