小さなワンルーム(1R)に住むメリット・デメリット

僕が今住んでいるのは家賃+管理費24,000円のワンルームの賃貸住宅です。

広さは7.5畳(約18平方メートル)。人間一人が住む最低限のスペースという感じです。

この部屋に住み始めて4ヶ月以上経ちました。この記事では、その生活の中で感じたワンルームに住むメリット・デメリットについて書こうと思います。

ワンルームのメリット

家賃が安い

ワンルーム最大のメリットは何より家賃が安いこと。これに尽きます。

これから他のメリットについても書きますが、正直それらはおまけであり、家賃の安さがメリットの99%といっても過言ではありません。

僕が住んでいる札幌は全国的にも家賃が安いです。

その中でも管理費込み24,000円というのは安い方ですが、ここまで家賃を抑えられている大きな理由はワンルームという条件だと思います。

僕は純粋な生活費だけだと6万円くらいで生活できているのですが、それはほとんどこの部屋のおかげです。

一人暮らし生活で一番大きな支出は家賃ですから、ここをどれだけ抑えられるかで生活費が決まります。

 

家賃、ひいては生活費を安く抑えると節約になるだけでなく、最終的にはその生活で得られる「安心感」がメリットだと思います。

この部屋に住む前は不安に思ったものですが、いざ住んでみると「ワンルームでも全然問題ない」と気づいて安心しました。

3LDKじゃないと満足できないより、1Rでも不満なく暮らせる人の方が人生のハードルが下がります。

若いときに一度小さなワンルームに住んでみるのは人生経験としておすすめです。

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もちろんむやみに家賃を抑えればいいということではありません。家賃が安い部屋に住んでストレスばかり溜まっては本末転倒。

自分が快適に暮らせる条件を見極めて、その中でなるべく家賃を抑えていくのが正しい考え方です。

例えば僕の部屋は家賃24,000円のワンルームではありますが、他の条件についてはほとんど妥協していません。

特に下記の3つについてはこだわりました。

  • 札幌の中心部にアクセスのよい駅から徒歩7分
    →時間と交通費の節約
  • 鉄筋コンクリート
    →騒音対策
  • 都市ガス
    →光熱費の節約

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ウォシュレットなしのユニットバス、築30年など小さな妥協はありましたが、総合すると十分満足して暮らせています。

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冷暖房の効きが早い

部屋が小さいということは、それだけメンテナンスコストが下がります。その分かりやすい例が冷暖房です。

部屋が小さい=体積が小さいということは、それだけ冷暖房の効きが早くなります。冷暖房を使う時間やパワーが少なければ、その分だけ光熱費の節約が可能。

掃除する場所が少ない

掃除というメンテナンスも少なくて済みます。

僕の部屋は7.5畳で、メインスペースの床掃除はクイックルワイパーでささっとホコリと髪を取るくらいです。簡単。

室内の移動が少ない

ワンルームだとあらゆるものがすぐ手の届くところにあるので便利です。何をするにもあちこち移動する必要がありません。

例えばですが、実家にいたときは2階の自分の部屋から1階のトイレに行くのが面倒に感じていました。

その点、この部屋ではPCが置いてあるデスクからトイレまではほんの数歩で行けてしまいます。実家からこの部屋に越してきてすぐの頃は、この移動の楽さに感動しました。

ワンルームのデメリット

ここまでワンルームのメリットについて長々と書いてきましたが、やっぱり部屋が小さいと不満に感じることもあります。
(とはいえ総合すると満足はしているのですが)

モノの置き場がない

一番のデメリットはやはりモノの置き場が少ないことだと思います。特に引っ越してきてすぐの頃は荷物が多かったので、あまりの窮屈さに参りました。

ただこの問題は要らないものを手放し、身軽になることで解消していけます。

僕は別にミニマリストを目指しているわけではないのですが、持ち物は少ない方だと思います。

生活家電と寝具以外には、

  • PCデスクとチェア
  • デスクトップPC
  • スチールラック
  • ギター4本

くらいしか大きいものがありません。ギターとその機材が部屋をかなり圧迫しています。

今の生活に至るまでにメルカリ・ラクマなどを使って100個以上のものを手放してきました。その結果、今ではスペースにちょっとだけ余裕が生まれています。

1つだけ妥協したのはベッド。上記のどれかをバッサリ切り捨てないと、どう考えても部屋に収まりません。

真ん中のスペースに布団を敷いて寝ています。直接敷くと100%カビが生えるので除湿マットは必須。

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閉塞感がある

ワンルームに収まる所有物で暮らせている中でも、どこか閉塞感を感じることもあります。

ものを保管するスペースがほしいというより、身の回りに物理的な余裕(=空白)がほしいという感覚です。

たまに実家に帰って広い(といっても一般的な一軒家の)リビングにいると、ワンルームとの違いを特に感じます。

おわりに

小さなワンルームのメリット・デメリット両面について書いてきましたが、今の部屋には総合的には満足しています。

大きな要因としては、まず他の条件を妥協していないからでしょう。アクセスの良さ、鉄筋コンクリートといった重要なポイントを押さえているため、ストレスの少ない生活が送れています。

あと、(自分で言うのもなんですが)節約意識が高いからこそデメリットがそんなに気になりません。億万長者だったらさっさと引っ越しますが、今の所得水準ならこの部屋でも悪くないかなと。

最後に僕が持ち物の少ない人だというのも重要です。当たり前ですが物理的に収まるからこそワンルーム住めているのです。

ワンルームの小規模な生活は若いうちに一度経験しておいて損はないんじゃないかなと思います。

前述のとおり、僕自身も「これでも全然問題なく生きていけるな」と気づいてからは人生のハードルが下がった気がして、気持ちが楽になりました。

一人暮らしの学生や20代には特におすすめです。