今回は、AppleのタブレットiPadでバッテリーの消耗レベルを診断する方法について。
結論から書くと残念ながら、
iOS12以降のiPadでバッテリーの劣化状況を調べる方法は今のところありません。
(2020年2月現在)
iPhoneではバッテリー診断の機能が実装されているのですが、iPadは未対応。今後のアップデートで実装されるのを期待するしかないのが現状です。
そういうわけで、この記事の内容は「方法はありません」で終わりです。
以下、補足事項をまとめていきます。
リファレンス機:iPad Pro 10.5インチ(2017モデル)
iOSバージョン:iPadOS 13.3.1(2020年2月時点で最新)
以前はBattery Lifeというアプリで調べられた
iOS12未満のiPadで「Battery Life」というアプリを使えばOKでした。
こちらは、Battery LifeをiOS12未満で起動したときの画面です↓
アプリを起動するだけでバッテリーの消耗レベルが%で表示されます。上の画面だと消耗は0%です.
ただしこのアプリはApple公式のものではありません。いわゆるサードパーティ製というやつです。
そのため診断の結果がどれだけ正確かは分かりませんが、「一応はチェック出来る」くらいの方法でした。
iOS12以降では出来なくなった
iPadのiOSを12以上にアップデートしてからは、Battery Lifeを起動するとこのような画面になります↓
「バッテリーの消耗状況」という項目をタップすると、こちらの画面になります↓
要は、
- iOS12以降ではBattery Lifeで劣化状況を調べられなくなった
- iOS11.3以降、かつiPhone6以降のiPhoneでは調べる方法がある
と書かれています。
iPadだけでなく、iPodでも調べられません。
という感じで、Battery Lifeを使ってもiPadのバッテリーを診断できなくなってしまいました。
2020年2月現在もこの状況は変わっていません。
iPhone6以降(iOS11.3~)では診断可能
iPadではなく、iPhoneでであれば次の方法でバッテリーの診断ができます。
次の2つはどちらも公式の方法です。
- 「設定」⇒「バッテリー」⇒「バッテリーの状態(ベータ)」から確認する
(iOS11.3以降のiPhone6以降の機種) - 公式アプリ「Appleサポート」を利用する
この記事はiPadについて書いているため、iPhoneのバッテリー診断についてはこれ以上触れません。
iPhoneでバッテリーの診断をしたい方は、条件さえ満たせば上の方法が使えるはずです。簡単ですので試してみてください。
AppleCare+保証請求時にどうするか
以下、僕がまだ検証していないことについて。
Appleの保証サービスAppleCare+では、加入した製品が故障をしたときなどに交換や修理をしてもらえます。
そしてAppleCare+では、バッテリーの容量が本来の80%以下まで消耗した場合でも保証を受けられます。
僕自身、入るかどうか迷った末に「バッテリーも保証してくれるなら」という理由でAppleCare+に加入しました。
しかし、自分で調べる手立てがない現状ではどうやってバッテリーの消耗を確認すればいいのでしょうか。
(Appleストアに持ち込む?)
繰り返すと、僕自身はまだAppleCare+の保証を請求していないので、請求したときどうなるかは分かりません。
まとめ
以上、iOS12以降のApple iPadではバッテリー診断は今のところ出来ないという話でした。
今後iOSがアップデートされることで、iPadやiPodでもiPhoneのように診断機能が実装される可能性があります。
また、Battery Lifeをはじめとするサードパーティー製アプリがiOS12以降でもバッテリーを診断出来るようになることも考えられます。
何の保証もありませんが期待しましょう。