今回は、Amazonで売っているAirPodsもどきの1つをレビューします。
2021/01追記:該当する製品はAmazonで既に出品終了
結論から書くと、
- 見た目はほぼ同じだが、中身は全く違う
- ノイズが大きく、ペアリングが不安定なので買わない方がいい
です。
買うのは全くもっておすすめしません。明らかに実用に耐えなかったので、僕は返品しました。
これを買う理由は皆無なので、どうしてもこの形がいいなら本家AirPodsを買うのをおすすめします。
「AirPodsもどきってどうなんだろう」と思っている方はぜひご覧ください。
僕は本物のAirPods(2019年モデル)も持っていますので、そちらとの比較になります。
AirPodsと見た目はほぼ同じ
AirPodsもどきはコピー品ということで、本物のAirPodsに近い外見になっています。
耳につけているところを見ても、遠くからだと本物かどうか分からないレベルです。
全体的にプラスティック感が強くて安っぽいですが、値段を考えるとそこは仕方ありません。
こちらがイヤホン本体↓
本物はタッチ(ダブルタップ)で操作しますが、もどきの方は物理スイッチです。
写真だと分かりづらいのですが、もどきの方が若干大きいです。つけ心地もちょっと変わりますが、悪くはありません。
続いて、充電ケース↓
もどきの方がちょっと黒いこと以外は見た目に関しては同じです。
端子はAirPodsがLightningコネクタなのに対し、もどきはMicro-Bになっています。
また、もどきには便利なグッズが付属しています↓
本物のAirPodsとの違い
というわけで、見た目の点についてはほとんど同じです。
ハード面でも細かい違いはあるのですが、実際に使う上で感じた大きな違いは次の2つ。
- 音質そのものは悪くないが、ノイズがひどい
- ペアリング・接続が安定しない
音質とノイズについて
まず、肝心の音質面について。
流れてくる音そのものは普通だと思います。ただ問題なのは、ノイズが無視できないほど大きいということ。
小さな音量ですが、「サー」とか「ピー」といったノイズが入ります。個体差はあるかもしれませんが、僕のもとに届いたものはノイズがありました。
比較として、僕が持っている2019年モデルのAirPodsではノイズは全くありません。音質自体も上です。
正直言って、このノイズだけで使う気になれませんでした。
ペアリング・接続が不安定過ぎる
さらに致命的なのが、ペアリングの成功率が低すぎること。
このAirPodsもどきのペアリングは、次の手順で行います。
- イヤホンを2つともケースから出す
- イヤホンのボタンを同時に3秒押す
→すると赤・青に交互に点滅する - その状態で、片方のボタンを2回押す
これでペアリングモードになります。
なのですが、これが全く成功しない。説明書通りにやっても成功率が低すぎてすごくイライラしました。
なんとか成功しても片耳だけ、ということもあります。
一方、AirPodsのペアリングは簡単です。
iOS(iPhone、iPad)でもAndroidでもサクサクペアリングして快適に使えています。何の問題もない。
そういうわけでもどきは音質うんぬん以前に接続できないので、ぶっちゃけ言うとゴミだと思いました。
この形がいいなら普通にApple製AirPodsを買おう
このAirPodsもどきに唯一メリットを見出すなら、それはAirPodsの形をしているということです。
とはいえ上に書いたように実用に耐えないので、損をしたくない方は買わない方が良いと思います。
どうしてもこの「耳からうどんスタイル」がいいなら、やっぱり本物のAirPodsをおすすめします。
値段は高いのですが、使ってみるとその快適さに気づきます。
具体的には、
- ノイズがない
- ペアリングが簡単で、必ず成功する
- 遅延がない
- 音飛びはほとんどない
というふうに、要は「使っていてストレスがない」ことをとことん追求したイヤホンになっています。
構造と軽さのおかげで、つけていても肩こりや圧迫がないのもポイントです。
【結論】AirPodsもどきはおすすめしない
以上、内容をまとめると次のようになります。
- AirPodsもどきは使い物にならなかった
- 高くても本物を買った方がいい
- あるいは、AirPods以外に目を向けるのもあり
このAirPodsもどきはAmazonのレビューでは割と好評なのですが、この記事ではそれと逆行することを書きました。あくまで個人の感想であり、製品としての個体差もあると思います。1ユーザーの意見として参考になればと思います。
ワイヤレスイヤホンは快適さ重視で使うものだと思うので、なるべくストレスフリーに使える製品を選ぶのをおすすめします。