PS4の純正コントローラーDUALSHOCK4の左スティックの違和感を直した際の体験記的なメモです。
読者の方が知るべき要点をまとめると下記のとおりです。
- 問題1、左スティックの操作に違和感
- 問題2、押し込み(L3)でしばしばR2が反応する
- 接点復活スプレーを使用したところ、問題1は解決、問題2は緩和
ほぼ同様のブログ記事はネット上で多く見受けられ、僕自身もそれらを参考にさせていただきました。
ただコントローラーの症状に関しては他と違うものだったので、その固有の点でどなたかの参考になればと思います。
コントローラーの不良症状
コントローラーDUALSHOCK4はPS4 PROを中古で購入した際に付いてきたものです。
前オーナーは本機を新品で購入後、2ヶ月ほど使用してそれからは数年保管していたとのことでした。
僕自身がコントローラーの違和感に気づいたのが2ヶ月ほど使用してからのことだったので、ざっくり累計では4ヶ月ほどの使用で現れた症状になります。
(もちろん保管期間が数年ある点も考慮しなければいけません)
関係あるかは不明ですが、1ヶ月間くらいエイムフリークを付けていました。
今回僕が経験したスティックの不良は、下記の2つでした。
- 左スティックでキャラクターの移動時に左に圧力を感じる
- 左スティック押し込み(L3)時にR2が反応する
まず1つ目の問題は、APEX LEGENDSプレイ時にキャラクターの移動で左方向に圧力を感じるという分かりづらいものでした。言い換えるとまっすぐ歩きづらい状態です。
「キャラクターが勝手に動く」みたいな分かりやすい症例はよく見かけますが、僕の場合はそこまでハッキリとしたものではありませんでした。
左方向に圧力を感じるため、本来あるべきはずの直感的な前後左右への操作ができません。
とはいっても全くプレイできないほどでもなく、こんな状態のコントローラーでもAPEXのソロランクではプラチナIまではどうにかこうにか上げることが出来ました。
また、不思議なことにこの予期せぬ圧力の強さは日によってまちまちで、あまり気にならない日もあれば、かなり違和感を覚える日もありました。仮説に過ぎませんが湿度や前日のプレイ時間などの影響を受けているのかもしれません。
2つ目の問題は、左スティック押し込み(L3)時に、R2が高頻度で反応してしまうというものでした。
さらに、押し込んでいなくてもたまにR2が暴発します。
例えばAPEXでL3にアビリティ、R2にピン(移動や敵の発見)を割り当てていると、アビリティ発動時にピンも刺してしまうという問題が起きていました。
これは3回に1回くらいの高頻度で起きていたため、前述の圧力以上にやっかいでした。
接点復活スプレーによる対処
PS4の純正コントローラーDUALSHOCK4は2022年時点ですでに生産終了しており、新品の流通価格は高騰しているのが現状です。
中古の整備品などもありますが、上記の微妙な問題のために買い換えるのもためらわれます。
そこで、ネットでちらりと耳にした接点復活スプレーを用いた方法を試してみることにしました。
今回購入したのはKUREの接点復活スプレー(No1424)です。1424という品番によって製品を検索・特定できます。
ヨドバシ・ドットコムで350円程度で購入できました。
Amazonでも同程度の価格で販売されています。
ちなみに同じくKUREにはコンタクトスプレー(No1047)という類似品があります。
商品紹介を見る限り、どちらでもコントローラーの接触不良には使えそうでした。
ただ僕が購入した1424が220mlなのに対し、1047は300mlで価格が600円程度と少しだけ高いです。
正直どちらも変わらないだろうという予想し、安い方の1424を購入することにしました。
こちらが問題のDUALSHOCK4の左スティック。見た目には異常ありません。
こちらがKUREの接点復活スプレー1424。
側面の説明によれば、ゴムやプラスチックに付着しても問題ないようです。スティックはゴムともプラスチックとも言える素材であるため、使用に適しています。
付属のノズルでスプレーを噴射するわけですが、僕はスティックを傾けた状態で溝に一瞬吹きかけるという作業を行いました。
特に気をつけたのは噴射しすぎないという点です。
噴射量が少ない状態から足すことは出来ますが、場所が場所だけにその逆は出来ません。噴射量が多すぎると本来通電すべきではない箇所が通電してしまい、事態がよけいに悪化する恐れがあります。
よって、まずは少ない量から試していくのが妥当と思います。一瞬吹きかけるだけでも思ったより多い量が出たので、慎重に作業することをおすすめします。
適切かどうかは分かりませんが、何の異常もない右スティックにもメンテナンス的な感覚で噴射してみました。
左スティックの違和感が解決
接点復活スプレーを使用後、問題が解決するかどうか時間をかけて検証しました。
というのも、特にスティックの違和感については日によって感覚が変わっていたので1日だけでは判断できません。
結果としては、左スティックによる移動時の違和感はスプレーを使ってから1日も経たずに感じなくなりました。
さらに1週間ほどプレイを続けたのですが、その間スティックの違和感は一度もありませんでした。完全に解決したといっていいと思います。
キャラクターの移動がスムーズに出来るようになってプレイに集中出来るようになりました。
次に、左スティック操作時にR2が暴発する問題については、スプレー使用から5日程度でいくらか緩和されたように思います。
全く起きなくなったわけではなく頻度はやや減った気がする、という程度です。
これは根本的に接触不良ではなく、別な原因による問題と考えるのが妥当でしょう。
そういうわけでAPEXではボタン設定を変更することでL3を使わないことでとりあえずの応急処置としました。具体的には、オートスプリント(自動で走る機能)をONにし、L3にスプリントを割り当てると、このボタンは使わずに済みます。
まとめ:スティックの不具合には接点復活スプレー
以上、僕が経験したDUALSHOCK4のスティックの不具合と対処について書きました。
僕自身の経験や他の方の体験を総合すると、スティックを傾ける操作に関する不具合は、接点復活スプレーを使うことで解決する見込みが高いです。
価格の高騰したDUALSHOCK4を買い直す前に、まずはダメ元で接点復活スプレーを使ってみるのをおすすめします。
ただしこれはあくまで公式でサポートされた方法ではないため、実践する際には自己責任でお願いします。