シーズン13でAPEX LEGENDSをやらなくなってしまった

今回の記事は一人のAPEXプレイヤーのただのボヤキです。

僕はシーズン11の終盤にAPEX LEGENDSを始めて、そこからドハマリしました。APEXのためだけにPS4を中古で買い、その後やはりAPEXのためだけにPS5を買い、ヘッドセットやゲーミングモニターも揃えました。モチベーションに多少の波はありましたが、シーズン12は(過去一番簡単なシーズンだったとはいえ)初めてソロダイヤを達成できて嬉しかったです。

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そんなこんなでAPEXのために10万円くらいは機材にも投資し、相当な時間もかけてきました。そうしてシーズン12は両スプリットともダイヤに到達して光るバッジと軌道をもらえたので、次もぼちぼちランクを回そうと思っていました。

なのですが、シーズン13が始まってからはほとんどAPEXをプレイしていません。この記事を書いているのがシーズン13開始から1ヶ月後くらいなのですが、カジュアル・ランク合計で30マッチしたかしてないかくらいです。
(途中で手に入れたグラボ性能検証のためだけのマッチも含む)

その理由というのをこの記事では書きたいわけですが、一言で言えばランクの難易度が理不尽に思えるほど上がったからです。僕はこれまで完全にソロでやっていたのですが、シーズン13はライトユーザーの自分には「ソロではとても無理だ」と思ってしまい、やる気がなくなりました。

 

確かに、僕から見てもシーズン12のランクは簡単すぎたと思います。歴の浅い僕でもソロでダイヤまで行けてしまいましたし、最終的にはダイヤ以上のプレイヤーは合計25%以上もいたそうです。光るバッジや軌道がもらえて嬉しかった僕でさえも、もう少しランクを難しくすべきと思っていました。その方がやりがいが生まれるなんて当時は考えていたからです。

そんな声が多かったためかシーズン13は超難化したわけですが、個人的には流石にやりすぎた感がありました。

新しいシーズンのランクで僕が正直に感じたことをざっくり書くと、

「前はダイヤだったのに今回は絶対にダイヤ行けないならもういいや」

という一種の諦めでした。

そんな諦めの中にあるプライドが虚構だというのは自分でもよく分かります。つまり極めて意地悪く言えば、ダイヤに行けたのは簡単なシーズンだったからで、シーズン13ではその化けの皮が剥がれたんだと。

ただ、僕と同じようにがっかりして脱力してしまったプレイヤーは結構いたんじゃないかと思います。

シーズン12がいくら簡単だったとはいえ、これまでにない新しい肩書を得られるのはやっぱり嬉しいものでした。僕はダイヤでしたが、マスターも6%くらいだったようで、初めてマスター踏めて喜んでいた人もそれなりにいたんじゃないでしょうか。

 

「今のシーズンでもダイヤ行けるように練習すればいいじゃん」とは一瞬思いました。ですが今シーズン感じた壁があまりにも高すぎて、結局僕はもう力が入らなくなりました。もともとはランクを引き続きやろうと思っていましたし、カジュアルも回して鍛えようと息巻いていたんですけどね。

シーズン12からちょっと難しくなったくらいなら個人的にはちょうどいいチャレンジになっていたと思います。シーズン11はプラチナ止まりだったので、あのシステムでもう一回挑戦してみたい気もします。

仮にシーズン13でソロダイヤを目指すとなると、今からさらに数千時間は練習しなきゃいけないんじゃないかと思います。その高すぎる壁に目眩がした結果、APEXから遠ざかってしまったというわけです。

 

ランク難化の大きな要因としては、(1)序盤のキルポが1RPにしかならない、(2)参加費RPの増加の2つがあると思います。

結果として、APEXのランクマッチはこれまで以上に「ソロお断り」的な様相を呈してきました。ソロでしかやらない僕にとってこれは大きな向かい風です。

個人的に痛いなと感じたのは、やる気のない味方が即箱になったときハイド順位上げしても大きくマイナスを食らう点です。

シーズン12では順位ポイントが大きかったのもあり、最悪自分ひとりだけ生き残れば、どれだけハズレの味方が来てキルポ0でも、-4とか+6でフィニッシュすることで「そのマッチをなかったことにできる」側面がありました。(こういうプレイスタイルの是非はともかくとして)

シーズン13ではそういった「マイナスを減らす努力」が以前ほど通用しないので、毎回ランダムな味方と組むソロランクの無理ゲー化が進んでいます。自分の力不足といえばそれまでですが、無惨にも溶けていくRPを目にして「これはもう無理だ、やる価値がない」となって、これまでの威勢はどこ吹く風、自分でも悲しい気持ちになりました。

 

誤解のないように書くと、APEXはベースの部分は極めて素晴らしいゲームだと思います。ただ、それを活かしきれていないのがもったいないと感じることが少なくありません。

ランクの調整もそうですし、P2020やEVA、30-30のようなゴミ武器の存在や、カジュアルがゲームとして崩壊している現状もそうです。

僕自身APEXを完全にやめるという決意を固めたわけではなくて、ソロでも楽しめるランクシステムに戻ればまたやりたいなとは思っています。

ゲームの調整について「自分の意見が絶対正しい!」とは全く思っていません。ただ、相当な割合を占めるであろうソロプレイヤーをないがしろにする現状ではユーザーが離れていく一方で、このままいくとサービス終了まっしぐらじゃないかなと不安です。

何が正しいかについて、一つの見方としてはアクティブユーザーが増える調整は正解の一つだと思います。なぜならユーザーが増えればそれだけ運営・開発に売上が多く入り、さらに新しいコンテンツが増えてゲームの楽しみが広がり、サービスの寿命も長くなるからです。

現実的な話、ゲームを支えているのは名もない無数のユーザーの課金です。いくら影響力のある極小数のプレデターがこれでいいと言おうと、支柱を失えばゲーム自体が消えてなくなり、彼ら自身も配信で収益を得ることが出来なくなります。

ベースの部分は本当によく出来ているので、後の部分をどうにか上手く調整してほしい。1プレイヤーとしてそう願います。