定期的にSkyrimをやりたくなるのですが、このゲームは利便性などの理由からMODを入れないとやっていられないなのが現状です。MODの導入や日本語化の手順は1年も経つと忘れてしまうので、自分用の備忘録を書くことにしました。あくまで自分用の備忘録という感じなので手順を細かく解説するわけではありませんが、ここに書いてあることをやればとりあえずストレスなく遊べるように思います。
環境
・Skyrim Special Edition(単体で起動できることを事前に確認)
・Windows 10 Home
・当記事の初稿執筆 2023年9月
MODや日本語化ファイルを作成してくださった有志の方々にこの場を借りて感謝いたします。
必須ソフト
Vortex
MODを管理するソフトです。必須。
【リンク】Vortex
xTranslator
MODによる変更箇所を日本語にするソフトです。
Skyrim本体が日本語でも、MODで変わった部分は英語に戻ってしまいます。そこで、ゲーム全体を日本語にしたい場合はxTranslatorと有志が作成した日本語がファイルを使い、翻訳作業をします。
初めは使い方が少し難しく感じるかもしれません。
【リンク】xTranslator
参照必須サイト
MODをや日本語化ファイルを探したり、DLするのに参照するサイトです。ブックマークしておくといいでしょう。
NexusMods
色んなゲームのMODが公開されているプラットフォームです。Vortexと連携することで、MODの検索→DL→管理がスムーズに出来ます。
【リンク】NexusMods
Skyrim Special Edition Mod データベース
SkyrimのMODが紹介されている日本語のサイトです。NexusMods内のMODページや、MODごとの日本語化ファイルへのリンクが載っています。掲載されたMODが日本語で紹介されている点も便利です。
【リンク】Skyrim Special Edition Mod データベース
下準備 SKSEの導入
SKSE(Skyrim Script Extender)は、SkyrimでMODを扱うために必要となる土台のような機能です。各種MODを入れていく前に、まずSKSEの準備を行います。
まずは下記のサイトにアクセス。
【リンク】SKSE ダウンロードページ
自分のSkyrimのエディションやバージョンに合ったファイルを選んでDLします。
今回はゲームバージョンが1.6.640だったので、それに合うファイルを選びました。(Anniversary Editionとありましたが、これでいいようです)
Skyrimのインストールフォルダ内の「SkyrimSE.exe」を右クリック→プロパティ→詳細→ファイルバージョン で確認
DLしたファイルを解凍したら、readmeに従って手動インストールします。
- .dllと.exeファイルをSkyrimのインストールフォルダにコピー
- Data/Scripts内の.pexファイルを、同じくインストールフォルダのData/Scriptsにコピー
MODを有効してプレイする場合、skse64_loader.exeから起動します。なのでこのファイルのショートカットを作成し、デスクトップに配置しておくといいでしょう。
補足
NexusModsとVortex経由でもSKSEが他のMODと同じように導入できるのですが、その方法だと一部MODが正常に機能しませんでした。なので、多少手間ではあるものの上記のように手動によるインストールを推奨。
SKSE導入後、メモ帳を開いて
[General]
ClearInvalidRegistrations=1
EnableDiagnostics=1
[Memory]
DefaultHeapInitialAllocMB=768
ScrapHeapSizeMB=256
[Display]
iTintTextureResolution=2048
[Debug]
WriteMinidumps=0
という内容でskse.iniというファイルを作成。Data/SKSEフォルダ内に保存します。
(ファイル内容の詳細は割愛。このファイルはなくてもプレイは可)
以上でSKSEの準備は完了です。
個人的必須MODの導入
どのMODを必要とするかは人によりますが、ここでは個人的に必要と思うMODを紹介します。
USSEP – Japanese Voice Edit
バグ修正やゲームシステムの細かな調整を行う。バグの多いゲームなので多分入れた方がいい。
SkyUI
ユーザーインタフェース全般の改善。超必須。
Acquisitive Soul Gems Multithreaded
魂石が常にサイズの合った魂で満たされるようにする。大きな魂石に小さな魂が入ってしまうことがなくなる。バニラでもこうあるべき。
Acquisitive Soul Gems Multithreaded
A Quality World Map
ワールドマップの改善。色鮮やかになり、石が敷かれた道が表示されるようになる。
Better Dialogue Controls
会話の選択肢の挙動を改善。選択肢を選ぶときに間違いづらくなる。
No magic ninja ai dodge
敵が横に瞬間移動して矢を避ける挙動を削除。ややチート臭いのでこれは好みで入れてください。僕は入れています。
Run For Your Lives
ドラゴンや吸血鬼が街を襲撃した際に、衛兵以外のNPCは家などに逃げ込むようになります。常にきちんと動いているかは不明ですが、入れて損はないと思います。
Combat Music Fix – Papyrus
戦闘BGMが鳴り止まなくなるバグを修正。
(おまけ)Ars Metallica – Smithing Enhancement
必須ではないですが、2週目以降なら鍛冶スキルが上がりやすくなるMODの導入がおすすめです。Ars Metallicaではアイテムの溶解が可能になり、採掘や溶解でも鍛冶経験値が入るようになります。
Skyrimのディフェンス面では鍛冶スキルがかなり重要になると思うのですが、バニラでは鍛冶スキルの経験値を得る方法や量が少なく、不毛な作業を延々と繰り返す必要があります。
Ars MetallicaなどのMODを使うことで、鍛冶スキルの成長が程よく簡単になると思います。この手のMODは他にもあるので、気になる方は調べてみてください。
Ars Metallica – Smithing Enhancement
MOD部分の日本語化
Skyrim本体が日本語でも、MODで変更された箇所は英語になります。そこで、ゲーム全体を日本語にしたい場合はMODの日本語化作業が必要になります。スクショまで載せて解説するとかなり長くなるので必要な部分だけざっくりと紹介します。
まずは前述した「xTranslator」を準備します。インストールせずそのまま起動するタイプのソフトです。
次に、日本語化したいMODの日本語化ファイルを入手します。ファイルのDLリンクは「Skyrim Special Edition Mod データベース」の各MOD紹介ページから見つかります。
MOD導入時の日本語化はMODごとに行う必要があり、全ていっぺんには出来ません。少々面倒なところです。
①xTranslatorを起動し、File→Load Esp/Esmから日本語化したいMODのespファイルを選択。すると、そのMODに含まれる文字列の一覧が表示されます。
※espファイルがある場所はVortexの設定によって変わります。
②次に、File→Import Translation→XML Files(xTranslator)から、そのMODに対応する日本語化xmlファイルを選びます。正しいxmlファイルを選ぶと、文字列ごとに英語・日本語の組み合わせが表示されるはずです。
③この状態でFile→Finalize Esp/Esmをクリックするとゲーム内の文字列が日本語に上書きされ、日本語化されたことになります。
ゲームをプレイしていると、部分的に英語のままということがあります。これは日本語化していない(正しくされていない)MODがあるからです。コンテンツ追加・変更系のMODは基本的に英語表記を含むので、日本語化が必要です。
その他の設定
MODとは関係ありませんが、イントロスキップ+FOVの変更もやっておくといいでしょう。
Document\My Games\Skyrim Special Edition内に「skyrim.ini」というファイルがあります。
[General]内に
sIntroSequence=
※イコールのあとは何もなし
を追加することで、イントロをスキップして速く起動できます。
[Display]内の
fDefaultWorldFOV=100
fDefault1stPersonFOV=100.0000
を変更することで、FOV(視野角)を変更できます。デフォルトでは狭すぎると感じたら100くらいに変更してみてください。
おわりに
以上、個人的に必要と思われるMODの導入と初期設定の手順を紹介しました。好みにもよりますが、この記事に書かれている作業をすることでとりあえず不便なく遊べるようにはなると思います。
この記事ではコンテンツ追加系のMODはほぼ紹介していないので、そこは各自の好みで入れていくといいでしょう。