この記事では、AppleのワイヤレスイヤホンAirPodsをWindows PCで使う方法を解説します。
AirPodsはもともとApple製品とペアリングすることを前提としていますが、基本的にはBluetoothイヤホンですのでWindowsやAndroidでももちろん使えます。
WindowsでもAirPodsを使いたい方はぜひご覧ください。
ここでご紹介する方法は、Bluetoothワイヤレスイヤホン全般に使えると思います。
Bluetooth機能がないPCでの使い方
今回はPCにBluetooth機能がない場合を想定します。
僕が知る限りデスクトップPCにはBluetoothが付いていないことがほとんどです。
デバイスマネージャーに「Bluetooth無線」の項目がない場合、Bluetoothの機能がないことを示しています。
この画像ではBluetoothの項目があります。
3つの手順
全体の手順は大きく分けると、次の3つに分かれます。
- Bluetoothアダプタの設定をする
- AirPods(ワイヤレスイヤホン)とペアリングする
- 音量を調節する
解説の中で使う具体的な製品は、次のとおりです。
- 自作PC Windows7 Home Premium 64bit
- Apple AirPods with Charging Case(2019年モデル)
- I-O DATA Bluetoothアダプタ USB-B40LE(生産終了?)
Bluetoothアダプタはこんな感じの装置です↓
ものすごく小さいので、保管する時はなくさないように注意してください。
手順1.Bluetoothアダプタの設定をする
まずは、BluetoothアダプタをそのPCで使えるように初期設定をします。
具体的な設定方法は製品やPCのOSによって変わるので、マニュアルを参照してください。
例えば僕が使っているI-O DATA製のBluetoothアダプタでは、
- 付属のCDからドライバをインストールする
- アダプタを挿して認識させる
- PCを再起動する
これだけで準備できました。
Amazonで色々な製品のレビューを見るとセットアップで困っている方を多く見かけました。
上手くいかないときは、付属のマニュアルだけでなく、ユーザーのレビューも参考にしてみてください。
Bluetoothアダプタのセットアップが完了すると、デバイスマネージャーに「Bluetooth無線」という項目が出てきます。
(画像再掲)
手順2.AirPodsとペアリングする
Bluetoothアダプタの設定が終わりましたので、続いてPCとAirPodsのペアリングに移ります。
「スタート」→「コントロールパネル」→「ハードウェアとサウンド」と進むと、「Bluetooth デバイスの追加」という項目があります。これをクリック。
すると、下のような画面になります。ここで新しいBluetoothデバイスを見つけて、PCに追加します。
※以下の画面はWindows7のものです。
AirPodsをペアリングモードにする
上の状態で、AirPodsをペアリングモードにします。
やり方は、
- フタを開ける
- 背面のボタンを押しっぱなしにする
でOK。
2019年モデルの場合、ペアリングモードになるとランプが白く光ります。
このランプは通常、緑やオレンジに光って電池の残量を表しています。
Bluetoothデバイスとして追加する
WindowsがAirPodsを認識すると、下のように表示されます。イヤホンなのに「ヘッドホン」になっていますが、全く気にしなくて大丈夫です。
下の画面では、待つだけでOK。
この画面になれば、WindowsにBluetoothデバイスとしてAirPodsを追加する操作は完了です。
追加されたことを確認してみる
上の画面にもある通り、「デバイスとプリンター」にて、AirPodsがきちんと追加されたか確認できます。
「スタート」→「コントロールパネル」→「デバイスとプリンターの表示」で見られます。
AirPodsと接続する
ここまでの作業で、WindowsでAirPodsを使う準備が出来ました。
続いて、AirPodsと接続して音を出せるようにします。
まずはWindowsホーム画面の右下にある、「スピーカーのマーク」を右クリック。
そして「再生デバイス」を選びます。
おそらくペアリングしただけではAirPodsから再生する設定にはなっていないと思います。
そこで、この画面でAirPodsに対応する項目を右クリック。
「接続」を選んだあと「規定のデバイスとして設定」として設定します。
これでようやく、AirPodsから音が出る設定になりました。
ただし、実際に音を出すのはちょっと待ってください。このまま再生すると爆音になる可能性があります。
僕がまさにその経験者でして、耳がイカれそうになりました。
手順3.音量を調整する
音を出す前にWindowsレベルでAirPodsの音量を調整しておきましょう。
環境によってはこんなことしなくても大丈夫かもしれませんが、僕の環境では最初爆音で音楽が流れて死ぬかと思いました。
ホーム画面右下のスピーカーマークを、今度は左クリックします。
すると、下のように今使っているオーディオデバイスの音量を調整できます。
これを0にすると、音が全く出なくなります。
そこで、普段使っているプレイヤーソフトの設定はいつものままで、このメモリを1ずつ上げていきましょう。
僕の場合、メモリ1で落ち着きました。これでもまだちょっと大きく感じるくらいです。
まずはテストとして、AirPodsを耳から外した状態で音を鳴らしてみてください。
ちょうどいい音量で鳴れば、全て完了です。おつかれさまでした。
音が出ないとき
このように設定しても音が出ない場合、他にオーディオデバイスを接続しているか確認してみてください。
僕も一度AirPodsから音が出ずに困りました。
僕の環境では、別に接続していたオーディオインターフェースを設定で無効にしたらAirPodsから正常に音が出るようになりました。参考までに。
また、困ったときはPCの再起動も1つの手です。
おわりに
以上、Windows PCでAirPodsを使う方法を解説しました。
ワイヤレスイヤホンなら、基本的には同じ方法で使えるようになると思います。
ちょっと面倒ですが、これでPCでもBluetoothに対応して快適に音楽を聞けるようになります。
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